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添乗初日、フライト1時間前起床で詰み/ツアーナース失敗談

最終更新2024.8.26

私のクソツアナスっぷりを晒して、反面教師的になんか得てもらえればっていうのと、お焚き上げ的に成仏させたいネタを投入していきます。
成功体験書く人は山ほどいるから、私のような底辺系も生きてていいんじゃないかと思ってさ。

人生終わったと思いました

さて、タイトル通り。
ただでさえ、フライト1.5〜2時間前集合の空港集合系、国内添乗(ちなみに海外だと、3〜4時間)なのに、起床したのが1時間前。
当然、集合時間過ぎておりスマホは着歴の嵐。しかも、とてもお世話になっている先生から直々の指名添乗という重み。
どんな結末を迎えたのか…なぜそんなことになったのかお伝えします。

コロナ前のかなり昔の出来事ですが、その学校さんの修旅は2024年もリクエストで同行させて頂く予定でご縁が続いています。
という前提で読んでいただくと、心臓に悪くないかも。

経緯 羽田発→沖縄添乗✈️
完徹で行くつもりだったが…

連添で疲弊しており、かつ珍しく緊張して前夜あまり眠れず。というか、もう完徹で行こうというモード。明け方少しの睡魔があり、30分だけ寝ようからの起床7:00という状態。そもそも、どう考えたって寝坊するシチュエーションなのに、ちょっとだけ寝ようというアホさ加減。

要するに、ざっくりこう
※微妙にフライト時間違うかも

6:30   羽田集合
7:00   起床
8:00   フライト


当時の私、年間同行数がその会社で1位だったらしく(今は退職したコーディネーターさんが教えてくれた)。その上、更にその会社以外からも+10件 /年くらい乗ってたので、そりゃもうツアーナースの中でも屈指の添乗数だったと思うんですよね。狂ってたねあの時は。あまりに添乗に狂っていたので、色々心配されて。そんなに生き急がなくていいからねと落ち着けるために教えてくれた様でした。
でもさ、その数年後にコロナがやってきて、強制開店休業状態になりましたし。コロナ後もなんだか治安悪くなって(個人の感想です)嫌になって辞めた現状を考えたら、あの時に生き急いで旅に狂った私グッジョブ!と思いますわ。

脱線しました。

とにかく、自ら望んだ激務っぷり背景はそんな感じ。言い訳にならん完全なる自己責任です。私は乗り越えられる!と己を過信し過ぎてしました。

5分で準備し、タクシーに飛び乗る
当時、目黒通り沿いに住んでおり、タクシーは余裕で拾いやすい状況。
飛び乗り早々『申し訳ありません!8:00過ぎのフライトなんですけれど!』という無茶振りに「頑張ります!」と運転手さん。
これ、今思えば運転手さんガチャ成功で、人によっては何言ってんの?無理だから降りてとか、ぞんざいに扱われていたと思います。そりゃそうだわ。

移動と同時に添乗員さんへ電話連絡
「本当に申し訳ございません。自由が丘からタクシーで向かっています。ギリギリで到着すると思いますが、もし無理だったら後便で自腹切って追いかけます!」とお伝えし、あとは祈るのみ。
都内の朝通勤ラッシュの時間帯。しかも、到着したとしても搭乗受付時間は過ぎて、受け入れてくれないかもしれない。もう完璧詰んだ状態。
振替便って言っても、空いているかわからないし、お金も当日だから4〜5万円かかるかも….うわーうわー運転手さんお願い!とやはり祈るのみ。

車で30分の距離ではある

距離的にはこんな。
引っ越したからぶっちゃけると↑ここに書いてある通り、あの行列のできるお菓子屋のすぐそばに住んでいました。

フライト10分前に羽田到着
運転手さんのスーパーショートカットと機転で到着。ほんと神!あの運転手さんじゃなきゃ、確実に詰んでいました。

到着と同時に、旅行会社の支店長とJALのスタッフがタクシーに駆け寄り、一緒にダッシュ。運転手さんにも丁重にお礼。
搭乗口、ちょうど生徒が入り切ってあとは最後尾の先生方が乗り込むのみっていう状態で合流。添乗員さんと先生方ともに「おーよかったよかった間に合ったね!」と割と冷静な反応。しれっと飛行機に乗り込み、生徒にも大遅刻がバレずに何事もなく添乗開始となりました。

謝罪行脚
校長、旅担の先生、養護教諭さん(看護師とW体制)、チーフをはじめ、皆様に謝罪して、あとはひきづることなく勤務。
会社にも、メールで報告しましたが、間に合ったならOKみたいな軽い返答でした。※念の為、どうせお前はあの会社だろと、皆さんが想定している仲介会社じゃないです。

最終日の解散間際のご挨拶でも、改めて謝罪して終了。特にも、支店長まで巻き込んだので出禁かと思いきや、そんなこともなく。

ちなみに、添乗中にチーフが体調を崩してしまい(私の中であるある)。それを学校にバレずに私が薬を盛り続けるという裏工作事情もあってか(コロナ渦だったらアウトだけれど、その前の時代は割と普通にあるあるでした)、逆に看護師さん本当にお世話になりました的な空気で終わりました。

教訓と再発防止にしていること
とにかく運が良かっただけの一件ですよね。
普通は絶対に間に合わないし、学校・旅行会社ともに激怒&出禁案件です。タクシーの運転手さんをはじめ、全ての登場人物が人格者すぎたのに救われただけです。
また、私はこの時点でだいぶ添乗経験を積んでいたので、そこそこ仲介会社からの信頼も得ていた(と思う、違かったりしてw)でその後のアサインにも支障はなかったですが、新人さんだともう案件回ってこないくらいの事件です。

再発防止
仕事詰め込みすぎない、朝方に寝ない。
なんだか当たり前すぎて、社会人が立てる目標じゃないですね。以後はどんな案件でも、集合1時間前には空港到着するようにする(実際、集合場所に行くのは時間通り)。不安なときは、最悪寝坊してもどうにかできる蒲田のネカフェに前泊するなどし、以後は遅刻しいていません。当たり前。

なんでそれでもリクエストが続いているのか
知らん。
とにかく旅担の先生が、私の仕事ぶりを評価してくださっている数少ないレアな方で。この時にご一緒した養護教諭さんも、今は別の学校へ異動されたのですが、今でも呼んでくださっています。たまたま相性が良かったんだと思います。ツアーの指名って結構そんなもんじゃないですか。
私も周囲に思われていると思うけれど、なんであのポンコツババァに?みたいな謎指名抱えている人いっぱいいるじゃないですか。

ーーー
以上、こんな自己管理ができない人はいないと思います。
ただ、何か別件でやらかしてしまった時に、こいつよりはマシ!こんなことしても12年添乗し続けてきた奴もいるんだからと、メンタル回復のカンフル剤に使って頂けたら幸い。

知ってる方は知ってるもっと酷い伝説のやつは、またいずれ気が向いたら書きますが、鍵かけ代わりに無償公開はしない予定。ボロクソ叩かれていると思うけれど(当事者のパイセンには、辞めて実家帰れと直接罵られた)あれはねー、親が急死直後でマジで精神崩壊してたんすよと言い訳だけさせて頂きたいわ。