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ムラサメ改を作ろう①(脚部編)


 こんにちは、とまりです。
 今日はMVF-M11E[Block40] ムラサメ改(中期生産型)を作ります。

 キットはバンダイのHG 1/144になります。発売日に買ったのでファーストロットに近いホヤホヤのものだと思います。

 作ります。


パチ組み

 まずはパチ組します。若干お高めですが、劇中のニュアンスをよく捉えていて、色分けもそこそこされている良キットだと思います。

 なお、ムラサメ改のデザインは設定画、劇中用CGモデル、そしてこのHGと三種類あるらしいです。見たところ、HGは劇中モデルをベースにして、腹部と太腿を強調した、いわゆる重田作画っぽいバランスを目指したプロポーションに感じます。

 カッコいいし正解の一つだと思いますが、今回とまりが欲しいプロポーションとは少し異なるので、最低限の工作で好みに近づけたいと思います。

脚部の改造

 脚部を概観します。

 ぱっと見て気になるのが、以下の四点です。

 ①膝アーマーが短い
 ②脛アーマーが短い&前に突き出ている
 ③足首アーマーが小さい
 ④上を含め、脹脛ブロックが短い&太い

 これらにより、全体的にボコボコした感じになっており、設定画verと比較すると空力的に不利なような気がします。

 全体的に縦に引き伸ばして、印象の変更を狙います。各部位をいじっていきましょう。

①膝アーマーが短い

 単純に膝アーマーの上に1mm厚のプラ板を貼って伸ばします。これ以上手を加えるとバランスがおかしくなりそうなので、このあたりで我慢。

②脛アーマーが短い&前に突き出ている

 脛アーマーは、後部と前部を組み合わせる2ピース構造です。そこで、前部アーマーのピンを切り飛ばし、後部との接合面を1mm切断して、後ろに引っ込ませます。

1mm厚の細切りプラ板を貼ってガイドにします

 合わせて、足首アーマーの軸を邪魔しない程度、前面の長さにして3mmほどプラ板を貼り込み、伸ばします。

脛が引っ込み、下方向へ伸びているのがわかります。

 工作は現物合わせで、板を貼ったり切ったりガラス面に押し付けて接着したりなどで進めます。雑。
 ついでに、後部ブロックのフィン部分は、足首延長に備えてプラ板を貼り込んで延長しています。長さは忘れました。

 

③足首アーマーが小さい

 軸がある部分から先を切り飛ばして、全部作り直します。プラ板を切ったり貼ったり削ったり貼ったりパテを盛ったり削ったりして作りました。

 具体的には、まず横の面を現物合わせで切り込みながら形状を検討、決まったら検討用のプラ板をマスキング板にしてプラ板にスプレーをかけて、塗料の乗ってない部分を切り出します。

ものぐさすぎて書いてて恥ずかしくなってきました。

 それをベースに前面装甲を貼り込み、C面を出したら、今度は上部のディテールをプラ板で潰して再度角を出しつつ、彫り、切った貼ったで作り、貼り込みました。

④脹脛ブロックが短い&太い

 脹脛ブロックの中央グレー部分がだいぶ縦に伸びたので、合わせて脹脛のサイドアーマー、末広がり部分の内側に1mm厚のプラ板を貼り込み、整えます。

 このとき、サイドアーマー外周にC面取りがされているので、シャープな印象を出すために潰しておきます。ついでにヒケも取る気合いで240番から磨き上げ、薄くなったモールドはタガネでけがいておきます。

⑤足首の延長

 以上、四点の改修でだいぶ脹脛ブロックが下に伸びて余裕ができたので、足首を伸ばしてスリッパの位置を下げたいと思います。

 足首ブロックを根本で切断し、思い切って5mm延長します。劇中の印象とは少し違いますが、マスターアーカイブ版のZガンダムのような、すらっとしたハイヒール感が欲しかったためです。

 延長部分は、あんまり見えないので適当でもいいのですが、なんとなくディテールっぽくなるようにプラ棒などを組み合わせています。あとでシリンダーディテールを入れてもいいかも。

 接着面が小さいため、0.8mm真鍮を中に打ってあります。

 調整後の長さについて、パチ組と比較します。

右脚(←)がパチ組、左脚(→)が調整後

脚部のまとめ

 これで、脚は終わりにします。全体的に縦長くなり、スラッとした印象になったと思います。なんやかんや2週間くらいかかってしまいました。



 >最低限の工作


 


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