耳栓を買った体験がなかなか良かった話(に絞り切れず雑然とする雑記)

まえがき


noteに書きたいことは常にたくさんたくさん、あるんですが、出力がうまく整わなくて、
日々の断片のメモ書きばかりがとっちらかるままに増えていくのですが
まあこれも何度もいろいろ書いてみて数を重ねることで徐々にコツがつかめてくるものでしょう。
試行回数を稼ぐのにちょっと軽めの雑記でも書いてみましょうね。
 


本題の序章 耳の話

内部のはなし

わたしは耳垢ウェットタイプで、「耳に何か詰め込む=詰めたものが確実に汚れる」っていうのが当然の認識だったんだけど、なんか、そもそもウェットタイプって日本人では少数派らしいですね?1~2割程度?
生物の教科書の遺伝のページで「ヒトの耳垢に関してはドライとウェットの二種類の遺伝形質がある」という事実自体はふわっと知っていて、
でもその比率とかは知らなかったもんだから、結構最近まで「まあ言うて半々くらいずつ?とかなんだろうな」と勝手に思っていました。

え~みんなイヤホンしても別にネチョ…ってならずに済むんだ、いいな~~~~
そっか~~どうりでなんかえらい気軽にイヤホンの貸し借りとかしてるな~~~って、薄々思ってたんだよな。

ここまでの人生、利き手やセクシャリティなどはおおむねマジョリティ側で過ごしてきたので、はえ~こんなところでマイノリティ側に立つこともあるんだ~という新鮮な気持ちはありましたね。 

サイズのはなし

おそらくなんですが、わたし耳の穴があまり大きくなくて、
わざわざ他人と比較したことがないので、ここは自分の認識になるのですが、
イヤホンのピースもデフォのはきつくて耳が痛えなとなるし、サイズSとかでまあマシにはなる、けど耳が詰まった感じがやっぱり苦手で長時間の装着はしんどいなって。

耳栓がしたいとおもいつつ

イヤホンは言うてまあね、ヘッドホンや非挿入型のものを使えば全然、音を聞く分には足りるんですけれど
問題は耳栓なんですよね。音を防ぎたいとき。
 
わたしは仕事中もまわりの話声とか物音とか、わりと拾っているほうで
「集中してゾーンに入るタイプ」というよりは「集中するためにあえて雑音や手遊びが必要なタイプ」なのですが、しばしば拾いすぎて情報過多でストレスが逃がせずにパンクすることがあります。
 
あと幼児~未就学児くらいまでのこどもの泣き声や叫び声、本当に申し訳ないけどメチャクチャ苦手です。
特に室内で響くのがだめ。公園とか保育園の横とかを通るのはまだ大丈夫なんだけど、屋内で遭遇するともう、相当こちらのコンディションが良いときでないと被ダメがすごいことになる。
乳児のフニャフギャはまだほほえましいけどね。腹筋がまだ弱弱しくて。
 
過去には安眠用とかの耳栓を使ったこともあったけど、耳の中が詰め物をされてモロに詰まった感じが苦手だし、なんか毎回ペチョ…と汚れるのが地味にテンション下がるなあって思って、使わなくなっちゃいましたね。
耳栓というグッズはこの先自分の人生にはあまり出てこないんだろな~と思っていました。
 

耳栓の話

フライト用耳栓と出会う

先月、飛行機に搭乗する機会が久しぶりにあって(10年弱ぶりくらいかな)、
往路のフライトで味わった、あまりの機体の駆動音のデカさと、気圧変動による耳の不快感がなかなかになかなかだったので、
対策用に復路は空港で耳栓を購入しました。
 
飛行機用シリーズ| 製品情報 | サイレンシア®の耳せん (silencia.jp)
 
上記商品を売店で見かけて、サイズSのほうにしました。
ひもでつないであるので、首にかけることができ、うっかりやでも失くさずに済むのが大変にありがたいですね。
店頭に何種類か陳列している中でその点が決め手でした。機能の良し悪しは正直全然わからん。

めっちゃ快適だった

音と気圧変化に対抗できるなら多少の耳の詰まり感の窮屈さにはこの際甘んじてもいい、と思っての購入でしたが、
製品の構造上、耳を完全には塞がず空気の流れる経路を少し確保してあるのと、挿入部分の材質や形状が良かったのか、
装着中もミチミチの閉塞感はそこまで感じず、音のうるささが大部分カットされつつ機内アナウンスはギリ聞こえて、気圧もうまいこと調節されている感があり、フライトが格段に快適でしたね。
帰りの便はくたくたに疲れているだろうからと、予約時に行きよりちょっとだけ良いシートをとっていたのですが、
そこに耳栓バフが効いて、大変のびのびよく寝れました。 

日常づかいも

もしかしてこれをつけていれば、調子が悪くて気が立っているときでも、
こどもの甲高い金切りシャウトを不意打ちでくらっても正気をキープできるのかもしれない。
図書館やショッピングモールで過ごすときに、あの高音大音量から受けるダメージを軽減できると思うと、とても救いを感じますね。
ずっと世界には存在していたグッズなんでしょうが、飛行機に乗る機会がなさすぎて出会えてなかったんだなあ。外出もたまにはするもんですね。
 

もう少し聞こえるやつもほしいかも

まあただ実際、音を遮断しすぎている状態で歩き回るのはけっこうリスクがあるし、自分のしゃべる声のボリューム調節も難しそうなので、フライト耳栓を日常で使うとしたら、自宅か図書館とかかな。静かに黙ってじっと座って過ごす場所専用かもなと。
(自宅の物件はわりと閑静な田舎にあるのですが、時間帯によっては車の通過音などがちょっと気になることも)
 

Loopを試す

というわけで、もう少し周囲の音は聞こえるタイプの耳栓を探してみました。
 
Switch – Loop Japan (loopearplugs.jp)
 
電化製品ではない耳栓がこのお値段、なかなか強気だな…と思いましたが
3段シフトの調整がどんなものか試してみたくなり、手を出してみました。
イヤープラグはXSでちょうどいい。
 
つかってみた感想としては、
 
ん~~~~~雑音カット、され・・・・・・てる・・・のか・・・・・・???
けっこう周りの音がそのまま聞こえてるんだよな・・・・・・??
 
というのが率直な第一印象でした。
少しざわざわとした残業中のオフィスで、雑談の声を耳が無意識に拾ってしまって集中できない・・・みたいな状態が、う~んちょっとはマシになったかも・・・?という感じで。
 
ただ、そのまましばらくつけたままにしていた結果、
その日はいつもよりだいぶ集中できたように思います。
モードをExperience(一番聞こえやすいやつ)にしていたのですが、上司に呼ばれてもギリ聞こえる程度には聞こえる状態で、気の散るざわめきやコピー機の稼働する音がカットされたという印象。

普段残業に気が乗らなさ過ぎて、あえて自分から気が散る原因を拾いに行ってしまっていたのが、散らす先を失ってしまったという感じでした。
装着時の耳の詰まり感は正直無くはない(ある)し、つけた状態で飲食や会話がどこまで可能かまだ試し切れてないんですが、移動時や外出先である程度音を聞き取りながら快適に過ごすにはよさそう。
 

使用感の違い

あえて別の五感である視覚に置き換えて例えるなら、

就寝時用やフライト用の耳栓が
真夏のビーチ用の真っ黒なサングラス、だとしたら

Loopさんは
パソコン作業用ブルーライトカット眼鏡、

くらいの違いを感じました。
世界の黄ばませ加減の濃淡を用途に応じて調整していく感じですかね。
 
おそらくほかにも、イヤーマフや、ノイズキャンセリング機能つきイヤホンなど
便利グッズが色々あるとは思われるのですが
ズボラで充電が面倒くさいなどの己の性質を鑑みながら、日常でのさりげない使いやすさを重点に、よりよい運用を求めて生活してゆこうと思う所存です。

余談

全く本題とは話が逸れるけど、
ササノマリイさんの、「涙腺」と韻を踏むためにならイヤホンのことを「耳栓」と言い切る作詞センスがとても好きで
(『きかせたいのは』より。アルバム:おばけとおもちゃ箱は名盤ですね)、
耳栓という単語を見るたびにいつもじわじわときてしまいます。
 
話逸れついでに完全脱線して言うと、おなじアルバム内で
伝統工芸」も普通なかなかあのエモい雰囲気の曲のサビで出せる単語じゃないよなと思う。(『共感覚おばけ』より)

MVも全部見ているわけではないけど、あの見た感じとてもシュッとしている人が、素でズレてるのか、それともあえてズラしてるのか微妙につかみきれない感じ。あじわいが深いですね。
 
 
ねーホラもう 思いつくがままにどんどん別の話もいっぺんにしたくなっちゃって、
まとまる気がしないからひと記事書くぞ!ってのが難しい。
ちょっとしたことはSNSに呟いてしまっているし。
書きたいことが溜まりまくっているのなら、一旦バックヤードにぜ~~~んぶひと息に出してしまって、あとから削ったり編集したりするのが良いのかな。そうしよう。いきなり出そうとするから無理なんだな。

とりとめのないままおわります。
ここまで見ていただきありがとうございました。
また別の話題でなにか書き散らかすと思うので、そのときはよければまた見てやってくださいね。

追記


耳垢の遺伝形質の話題、よく考えたら生物の教科書の遺伝に関するページに「優性遺伝と劣性遺伝の例」として載ってたんだから、発現の割合はメンデルの法則に従って偏りますわな。
こんなところで学びの浅さがポロリしちゃった。
ちなみにいまは顕性遺伝と潜性遺伝って呼ぶらしいね。

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