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国際線でチケットの時間を間違え、日本に帰れなかった話と、そんな時の対処法

これは私が実際に、2024年6月に、シンガポールから日本に帰れなかった話です。
※今、帰れなくて困っている人へ
文章読まずに一番下までスクロールしてください。最後に対処法書いてます。参考にして頑張って生き抜いてください!

飛行機に乗れないと気づいたとき

私は深夜0時過ぎの飛行機(ZIPAIR)で、シンガポールから成田に帰る予定でした。
シンガポールの空港には、ジュエルという大型ショッピングセンターがあるので、少し早めにってそこを楽しんでから空港に行こうと思い、6時くらいに空港に着くようにホテルを出ました。
ホテルから空港までは大体1時間くらいで、なのでホテルを出たのは5時くらいです。

電車に乗って少し経った頃、大体5時半くらいでした。
「あ、オンラインチェックインしておこう」
とスマホを取り出し、メールを確認しました。
ZIPAIRは毎回24時間前になったらメールが届きます。
しかし、今回はメールが来ていないのです。
おかしいなと思い、ZIPAIRのウェブサイトを開きました。
そこで予約の確認を押すと…

予約が0なのです。
今日の便が書いてないのです。

「おかしい。」

焦る心を落ち着かせ、考えます。

「私は往復でチケットを買ったぞ」

震える手で、履歴を押します。
すると、東京ーシンガポールの往復というのが書いてあります。

「なんだ、買っているじゃないか」

そして、その詳細を押します。
ちゃんと、シンガポール⇒東京 と書いてあります。
しかし、「済」 になっているのです。

「おかしい…」

じっくり読み直してみました。
そしたら、日付が違いました。
昨日でした。。。

(後日わかった話ですが、1日早くメールがきていたため、ただの広告メールだと思い、ゴミ箱にいれていました。)

パニックな自分と戦い、次の一手を探す

急に全身が熱くなり、心臓がどくどくして、目頭が熱くなります。

「私、帰れないのかな?」

とりあえず、早く空港について、受付の人に相談してみよう。
なんとかしてくれるかもしれない。

その一筋の希望にかけて、泣きたいのを我慢します。
全身、焦りです。

ようやく、空港につきました。
ZIPAIRはターミナルが1なんですが、駅の目の前はターミナル2でした。

とりあえず、このターミナル2の受付で誰かいないか相談してみようと走りました。

しかし、焦っているからでしょうか。
受付がない。
人がたくさんで、よく見えない。

あーー、どうしよう。
もうパニックです。

これだったら、ターミナル1に移動して、ZIPAIRの人に相談してみよう。

ターミナル間を移動する駅に行き、電車をまちます。
5秒でもじっとしていられない状態です。
頭の中は、どうしようどうしようの連呼です。

待ったのは4分くらい、電車も数分ないくらいだと思いますが、私の心の中ではやっとの思いで、ターミナル1に到達しました。

そして、掲示板からZIPAIRのカウンターを探します。
しかし、ZIPAIRは深夜0時過ぎの便です。
今はまだ18時です。
成田行きZIPAIRは出ていません。
焦る心を落ち着かせ、必死に掲示板を見ると、他の場所に行くZIPAIRを見つけました。
そこのカウンターに行きました。
しかし、どこに行くかわからないそのZIPAIRの便も、出発まで時間があったようで、誰もいませんでした。
近くの別のカウンターで、ZIPAIRの人はいないかと聞くと、「まだ来てないよ」と。

「スタッフと会えない?」
「会えない、時間まで待って」

ここで、私の一筋の希望は、あっけなく消えました。

ここから自力で、立ち上がるしかありません。
焦る気持ちをおいて、当日予約ができないか、スマホで検索しました。

しかし、スマホの検索は震える指ではうまくできず、
イライラがつのります。

「深呼吸だ、ここで踏ん張らなきゃ」
全力で泣いたら誰か助けてくれないだろうかと思いながらも、
必死でその衝動をおさえます。

「おちつかなきゃ、PCを開こう」

我ながらナイス判断だったと思います。
冷静になるために、PCを開き、PCから飛行機予約を行うことにしました。

調べると、今夜出発し、明日の午前中に着くのがありました。
6万円のが一つ。10万円のが一つ。あと20万円を超えるのが複数。
6万円のを開くと、上海乗り換えでした。
よくみると、上海には2つ空港があるようで、空港間の移動が必要です。
「シャトルバスとかでいけるのかな」と確認すると、無理そうで、
電車を乗り換えたり、タクシーに乗ったりする必要があるそうです。

「え、でも、上海の現金なんて持ってないよ
 両替しなきゃいけないのかな」

移動は早朝4時と書いてあり、
 「え、めちゃくちゃ怖い時間帯じゃん
  乗り換え時間も余裕がないし、
  間違えたら、次は上海から出られなくなるの?」

 「どうしよう、私これできる?」

心臓がさらにばくばくして、もうパニックで失神しそうです。

10万円の方を開くと、マレーシアのクアラルンプール乗り換えでした。

「こっちにしよう、これなら、、、」
「でも10万円はきついよ…」

5分葛藤後、買うことに決めました。

しかし、押そうとしたら、画面の更新がはじまり、
「売り切れ」
が出ました。

「うそでしょ?
 今、決意決めたのに!!」

そして、さっき6万円だった上海経由が、
なんと10万円になっていました。

「うそ・・・、こんな数分でこんなに値段が変わるの?」

もっとパニックです。
考える時間を作ると、もう帰れなくなるのか。
どうしよう、どうしよう、

「怖いけど、もうこの上海の買って、頑張るしかない?」

しかし、決心がつきません。
こんなメンタルで、トランジット無事にちゃんとできると思えない。
自信がないわけです。

20万円のチケットを見ます。
JALでした。直行便でした。
ああ、お金さえあれば、これにのって帰りたい。

「ああ、日本に帰りたい」

今まで人生、生きてきて初めて抱いた感情です。

「帰りたいよ・・・」

しかし、20万円なんて、払えません。
10万円ですら、きついです。

そこで、いったん自分の動きをとめました。
私は、このときの判断を、褒めたいと思います。

「そうだ、明日、帰ることにしたらどうだろう」

とりあえず、カレンダーを確認し、仕事を見る限り、
ダメになる予定は出てきてしまうけど、なんとか取り返しがつく範囲内。
大丈夫、大丈夫、おちつこう。

そして、次にゆっくりと明日の飛行機を探します。

「明日の夜出る飛行機で、4万円のがあるやん」

4万円ですよ。
さっき買いそびれて焦ってたのも6万円。
それよりも2万円安くて、そして直行便がある!?!?!!

まだ心臓がばくばくなので、この判断が正常なのか、
このときは疑心暗鬼です。
「大丈夫かな、これで帰って大丈夫かな、何か見落としている問題ないかな」
考えているようで、思考停止しているのが、心臓ばくばく状態です。
どうしよう、どうしようと思いつつ、
とりあえず、このチケットを取ってから考えようと思い、
慎重にカーソルを動かし、チケットを購入しました。

そして、各所関係する方々に連絡しました。

とりあえず、帰りの飛行機はとれました。

あとは、今日のホテルです。

それも、難なく、とれました。
4000円のゲストハウスをとりました。

これで、追加出費は、5万円以内で済みます。

とりあえず、明日の飛行機もとったし、ホテルもとりました。

しかし、心臓のばくばくは収まりません。

「大丈夫かな」
何が気になるのかもわからず、とりあえず、不安という感じで、
ホテルに向かいます。

空港についたのは6時でしたが、出るころには9時になっていました。
低速の頭と3時間も戦っていたのです。

電車の中も、とても不安です。
大丈夫かな、、
明日はちゃんと帰れるかな・・・

一人旅の怖さ、身に沁みます。
誰にも相談できないので、一人で解決しないといけません。

誰かと話したい、けど知り合いも友達もシンガポールにはいない。
親には心配かけたくないから、この状況を言いたくないし…
友達に電話するのも、なんだか気が引けるし、、、

心配バクバクのまま、ゲストハウスにつき、
ベッドに横になろうとすると…

ここで奇跡が起きたんです。
下のベットの女性が、話しかけてくれたんです。

「where are you from? (どこからきたの?)」

「Japan (日本)」

「 That's good, I'd been there before. I'm from Thai.

・・・・
こんな感じで、友達になりました。
そして、晩御飯を一緒に食べに行くことになりました。

これまでの心臓のばくばくがすーっと消えて、
この女性との会話をめいっぱい楽しむことに集中しました。

その後、晩御飯を食べ、明日朝ご飯を食べる約束をして、
11時にホテルに戻りました。

多分、あのままだったら、シャワーも浴びず、ベッドで縮こまっていたと思いますが、この女性との晩御飯によって、気分が楽になりシャワーもあびて、パジャマに着替えて、ベッドに横になることができました。
ただただ感謝です。

そして、次の日、じつは、新しくとったチケットにもミスがあったことに気づくのですが、それはまた別のnoteにて。

飛行機乗れなかったときの対処法

とりあえず、今回の一連の流れをまとめさせてください。

大事なこと
どんなミスをしたかではない。
大事なのは、そのミスをどう解決するかだ!!

(自分で作りました)

飛行機に乗れなかった、そしたらどうする?どうやってリカバリーする?
この思想がとても大事だと思いました。

飛行機に乗れなかったときにすべきこと
①落ち着いてネットで当日乗れる飛行機を探す
②予定的にもう一日長く滞在することが可能であれば、次の日の便も探してみる。
⇒ 当日券はあまりないが、次の日のチケットは結構ある!!

以上です。

ぜひ、飛行機をミスしたお知り合いの方がいらしたら、こちらの記事を送ってあげてください。

思っている以上に、飛行機を逃すのはきついですよ。
精神的かつ、お財布事情かつ、スケジュールかつ、いろんなものが圧迫してきますから。
そして、体力も。今日帰れると思って全力を使い果たしていたのに、もう一日滞在するってきついんですよ。

もし、そういう旅行者が周りにいたら、何か気がまぎれることしてあげてください。
パニック状態なので、飛行機がとれたら他にできることはないのに、何か探そうとしてわちゃわちゃしてますから。

皆さんがこのようなミスをしないために、
そしてもしミスをしても、ちゃんとリカバリーできるために、
このnoteがお役に立てたら嬉しいです。


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