観光地ではない店舗×観光の力

普通に営業されている店舗で、どのくらい観光を意識されているでしょうか？
いわゆる「観光地」と言われている地に店舗を構えているのなら、大なり小なり意識にはあるはずですが、それ以外の地の店舗であったのなら、まず観光に関して全く意識していないのではないでしょうか？
一般的には店舗がある地と近隣地域の人口によって集客数は左右されるはずです。
もちろん他県からわざわざ訪れるような人気ある店舗もあるでしょう。
そうだとしても、「観光」についてちょっと考えてみませんか？

店舗を構えているのなら「収益」は最も重要です。それなくして経営（継続）は難しいです。
だからこそ「商品力」と考えるのは当然で、素晴らしくいいことです。
お店や商品を知ってもらう為、PRにはキレイなHP（SNS）を作ったりします。
販路拡大の為、それが通販できるものであれば通販に。
その全てがうまくいっているのなら繁盛店になっているに違いありません。「ところがそんなに甘くない」が世の中の常ですね。
そうしたら、「観光」を意識してみませんか？

観光はいろいろなモノコトを包括している産業です。
通販できない商品を扱っている店舗となると、単純に来客数が収益に直結します。
仮に近くに観光地がなかったとしても、皆観光地旅行地へ向かうまでの移動がありますから、その途中で寄ってもらえるかもしれません。観光地に行く絶対的な道のり上にあるならベストですね。「△△方面から○○観光地へ向かうなら、ここに立ち寄るのがマスト」みたいな感じにもできると思うんです。そうしたら、観光地ではない地域も観光の一部となり得ます。そうして人が集まり、自分の店舗だけではなく、ある意味周りも潤っていったのなら、街全体にも貢献できると思うんです。
「営業ツール」に観光を取り入れるのです。

商売となると、ついつい「自分だけの収益」しか考えないようになっていってしまう思うんですが、自分の収益が少しでも上がり、周りの店舗も賛同して収益が上がり、更にまた自分の収益があがるというサイクルになれば最高ではありませんか？
それもそんなにうまくはいかない。その通りです。
しかし「観光」にはそんな力があるというのは本当です。
自分がその気になれば、近隣の全店舗とは言わず、賛同してほしい店舗を訪ねて相談してみたりするのもいいのではないでしょうか？
いろいろなアイデアからの展開、そこから広がる人間関係、小さいかもしれませんが、レボリューション、起こせるかもしれません。