観光 NIGHT
◎昼も夜も1日観光を楽しみたい
「観光旅行は昼間だけ」ではありません。できればホテルを飛び出して、夜も楽しみたいです。都市なら居酒屋やお洒落なバーもありますが、少し田舎になると、閉店時間が早かったり、営業自体していないところもあります。昼間の観光に疲れてホテルに戻り、温泉に入って出直そうとすると、シャッター街…街ではない場所に行こうものなら真っ暗…せめて夜の散歩くらい楽しませてほしいです。「これって観光旅行なのか?」と観光旅行の半分が失われたような気持ちになります。睡眠以外の時間は基本的に1日観光を楽しみたいのです。
日本は大都市の一部を除けば恐らく夜も安全な街がほとんどで、本来観光を1日楽しめる国のはずです。
飲み屋等も人が来ないから店を開けなかったり、早く閉めてしまったりもあるでしょう。昼の観光に集客力があったのならなおのこともったいない。そして観光客がまた減るのサイクル…観光地としてなら、ホテルと連携するなどして、観光客を誘導し、店を開けて楽しませてほしいものです。それには観光協会等、音頭を取る人や組織のリーダーシップも必要でしょう。
店舗に限った話ではありません。夜は観光地全体が暗く、雰囲気がありません。そこでアイデア!
◎夜の観光地を演出
①夜だから明かりの演出を
夜は灯の演出があったら、暗闇と光のコントラストで華やぎます。
アーケード街でもいいですし、小さな川辺、海辺、なんでもないストリートでもいいのです。やり方によっては、新しい名所になる可能性があります。
・街灯の工夫、提灯(ちょうちん)
・ライトアップ
・イルミネーション
・プロジェクションマッピング
・アート
②屋台、店舗シェアリング(昼と夜)
屋台があったら雰囲気が出ます。ただ、屋台を用意しようと思うとかなりの費用がかかってしまいますし、自治体の許可も必要です。現実的なのは店舗シェアリングですね。夜店舗を開けないのであれば、意思ある人に夜だけ解放するようにします。格安で解放できるのであれば、やってみたいという人はきっといるはずです。店舗シェアリングの契約など具体的な内容は不動産屋にしても、観光振興の為、自治体や観光協会が主導となって企画していき、ホテルと共同で人が流れるよう促すことが必要です。
・いろいろなジャンル(居酒屋、バル、バー、おでん、うどん、そば、ラーメン等)
③イベント
公民館、ホテルの大広間等でイベントを開催というのもいいでしょう。誰でも参加できるようにすれば賑わうでしょう。イベントというコンテンツは観光客のみならず、住民の娯楽にも繋がります。特に都市ではない街に有効です。また、あまり大規模なものではなく、気軽に参加できる中小規模のものを想定しています。
・朗読会、民謡、舞踊、同好会、マジック、ショー、ゲーム等
夜を楽しむコンテンツを増やすことが肝心ですので、いろいろ試し試しやっていけばいいと思います。観光において「楽しんでもらいたい」というサービス精神が欲しいところです。