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観光×秘密基地
観光に秘密基地を掛け合わせたら、面白くなりそうです。
「秘密基地」、男性ならなんとなくそのワードだけでもちょっと気になってしまうのではないでしょうか?
秘密基地は、誰もが知っていたら「秘密」基地にはなりませんから、人に来てもらうことをなりわいとしている観光とは相容れないようにも思います。
「自分だけの秘密基地」なら、口外しなければ、それはその人しか知らない秘密基地になると思いますが、観光での場合は、「秘密基地(秘密の場所)が感じられる」点を取り上げていくことになっていきそうです。
秘密基地を連想して、いくつかのエレメンツを拾って考えていきたいと思います。
①存在が表立っていない
存在が表立っていないからこそ秘密基地であり、「公然にしない」ということですね。
観光に当てはめると、まず雑誌含むマスメディア、HPは一切出さず、紹介でしか訪れることができないということになりそうです。しかしNSNも盛んな現代において、結局は広まってしまいそうです。ただ、こちら側からのアプローチは一切しないという硬派な方針を貫くのもいいでしょう。
かといって、観光においては逆に禁じ手として、「秘密基地」をPRしてしまうのもアリでしょう。その場合、「秘密基地(秘密の場所)」だと思わせるエレメンツが必須です。
もしもHPを作成していくことが検討されていくのなら、キーがないと入れないとか、(有料無料問わず)会員制にして…というアプローチとしての仕掛けもありそうです。
②目立たない意外な場所、人目につかない隠れた場所
忘れ去られた廃墟や、昔の石切り場、洞窟等。街中であれば、看板もなく一見素通りしてしまうような何でもない入り口を抜けたら現れるといった場所が考えられそうです。
③自分しか知らない、知る人しか知らない
誰もが知っているのなら「秘密」基地ではありませんから、自分しか知らない、知る人しか知らないということになります。ただ自分だけの秘密基地(秘密の場所)を持っているならともなく、知る人しか知らないと言っても、実際はどれだけの人が知っているのかはわわからないと思います。「ロケーションやシチュエーション」だけに、「限られた人しか知らないはず」という憶測だと思うんです。だとしたら、「そう思わせられるエレメンツ」をおさえられれば、観光において十分取り込んでいけそうです。
④安心できる場所、独自の空間(世界)
秘密基地は自分の、あるいは自分たちの場所というように、自由で、ある意味安心感があったり、独自の空間(世界)ではないでしょうか?
⑤専門性ある人間
例えばヒーロー戦隊モノに秘密基地があったり、映画007でも、度々そんなシーンが登場します。彼らは「あるミッション」の為に秘密基地を設けており、そこでは専門性ある人間が集まっています。
「秘密基地」というワードには、期待させる何かがあります。あまりお粗末になってしまうと、「期待外れ」の烙印が押されそうなので気を付けたいところです。
私から2つのアイデア!
<カムフラージュヴィレッジ>
例えば木々の生い茂る山中、あるいは田園の中にポツンと外観総ミラー張りの建物があったとしたら、ミラーに周りの景色が映って、一見そこに建物があるようには見えないような仕掛けにするのはどうでしょう?
外観を総ミラー仕立てにすることで、カムフラージュ=姿を隠す・紛れさせることで秘密性と、建物としても個性が感じられます。
山中や田園にそういう建物が集まったのなら、「秘密の村」になりそうです。
<シークレットホテル>
例えば街中に埋もれているビル物件をホテルにし、入り口を数箇所作り、予約者は指定された日替わりの入り口からでしか入れないホテルはどうでしょうか?外観は周りに馴染むよう、なるべく手は付けません。しかもホテルっぽい(自動)ドアのような入り口ではなく、普通の引き扉か開き扉で。居抜き物件の中を通ったり、あえて錆びたトタンで作った通路を用意したり。そこを通ってホテル内部へ。通路は「これがホントにホテルの入り口?」と思わせて、内部はゴージャスな、あるいは超デザインされた、はたまた超コンセプチュアルホテルだったら感動しませんか?秘密性の演出です。
もしかしたらドラマや映画にこんなホテルが出てきそうですが、リアルシークレットホテルとして再現しちゃえばいいのです。
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