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浜松市は「音楽のまち」!?

今回は、私が住む浜松市について書いてみたいと思います。

浜松市は市自体にテーマがあって、「音楽のまち」ということになっています。ヤマハ、ローランド、カワイがあることでそうなったのだと思います。浜松市のシンボルタワー「アクトシティ」を上から見るとピアノのカタチになっており、室内だけではなく、野外イベントスペースもあります。でもほとんど使われていません。なんか市が絡んでいるそういったもの、結構多いような気がします。

音楽に携わっている人にとっては、もしかしたら音楽の街と感じているのかもしれませんが、残念ながら、一般的な感覚で言えば、街に音楽が溢れているというわけでもなく、音楽の街という感覚がほとんどありません。もちろん誰もが普段から音楽を楽しんでいるとは思いますが、それは浜松市に限ったことではありませんから、打ち出したテーマが貫けていないと思います。
そもそも「音楽のまち」とは何を意味しているのか、何を目指そうとしているのかがわかりません。

アクトシティのホールは、音楽コンサートに適しているという話を聞くぐらいです。そこではいろいろなコンサートイベントが催されますが、大抵クラシック等の音楽です。
いっそ「浜松市はクラシック音楽のまち」にしてしまえばいいのに。ま、そうはできない事情もあるでしょうが、それゆえ曖昧で、いつもどこかで定期的な取り組みがないと、なかなか「カラー」として定着していかないのだと思います。

音楽にはいろいろなジャンルがありますよね。浜松市がジャンルを限定せずに、「音楽のまち」と言うのなら、私はもっといろいろなジャンルに働きかければいいのにとよく思います。中高生位になると、音楽に目覚めることはよくあって、アマチュアバンドを始めたりするではないですか!私のその頃はロックの時代でしたが、今はなんだろう…なんでもいいですが、そういったジャンルやアマプロ問わず応援支援したりしてもいいんじゃないかと思います。

浜松駅前で稀に吹奏楽団の演奏をやっていることがありますが、それをもっと盛んにしてもいいのではないかと思います。浜松駅前をそうすることによって、「やっぱり音楽のまちだ~」と、訪れた人の印象に残ってくれそうです。もちろんもっと実感してもらうには、それだけではダメですが…浜松駅横にはアクトシティの野外イベントスペース、浜名湖には、花博の開催地であり敷地面積も駐車場も十分なガーデンパークもあります。どうせ普段利用していないのなら、注目や定着するまで無料か格安で貸し出せばいいのにと思ったりもします。
携わる人が増えれば、楽器メーカーも揃っているわけですから、楽器も売れると思うんですよね。そもそもそういう産業発展の目論見だったのでは???それは地域振興や観光振興にも繋がるはずですし、そういう展望もあったはずです。

音楽が盛り上がれば、市外からの新しい風も絶対にあるはずです。
今のままでは自治体がただ「音楽のまち」と言っているだけに過ぎません。実際はいろいろやっているのかもしれませんが、一般市民にはほとんど届いていません。市民にも単純に目に触れて、感じられて…も必要です。
自治体が「音楽のまち」と言うからには、イベントをジャンジャンやるべきだと思うんですよ。もっと活性化させればいいのに!実際関わっている人達にとって、披露する場を求めているだろうし、それがやりがいや生き甲斐にもなり、盛り上がっていくのではないでしょうか?

浜松は昔、織物業が盛んでしたが、今は自動車・楽器・船外機など。昔も今も工場の町には変わりありません。工場勤めの人が圧倒的に多いと思いますし、その為に外国人労働者も多い町です。それを踏まえて実際「音楽のまち」にしていくには、まずは市民にどうしたら受け容れられ、認知されるのか、その為にはどうしていけばいいのかをもっと考察実行していってほしいと思います。

改めて「浜松 音楽のまち」でネット検索。
浜松市のHPで、「音楽のまち→音楽の都へ発展を遂げようとしている」と書かれていました。
え!?!?なんかついていけません…市民置き去り…?ただ自分自身の認知度と温度差?でも浸透していないよなぁ~。現状はやっぱり「音楽のまち」と言うには、一般市民との乖離(かいり)を感じ、ちょっと寂しく思います。

果たして浜松市民以外の人で、「浜松市は楽器のまち」としてではなく、「浜松市は音楽のまち」としてどれだけの人が認知されているのでしょうか?
そして皆さんのテーマある町は、どんな感じでしょうか?

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