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廃墟ランド

世界には廃墟となった建築物やエリアが沢山あります。
日本にももちろんあって、それをあえて再生利用する流れがあります。
わかりやすく代表的なものには「古民家カフェ」があります。経年による劣化した古民家を現代的エッセンスでリフォーム。もちろん実際に住める民家としての再生もありますね。
廃校を再生して、レストランや宿舎にしているケース、もっとヘヴィーな廃墟群もあるでしょう。

廃屋を再生していこうとすると、傷みも激しく、やはり建築物の耐性が一番の問題どころとなるでしょう。雨漏り、耐震性、耐火性いろいろな問題が山積みです。
それがクリアできれば…経年による廃墟の存在というのは独特で、それだけで個性です。廃屋というのは、いろいろな天候にさらされそうなっているわけですから、すでに経年による外観の雰囲気や存在感があります。
もしも廃墟群がプロデュースされれば、面白い観光地ができそうです。

「テーマアイデア:パラダイス イン デカタンス」
もしも廃墟群を観光創生に利用するということであれば、私なら「パラダイス イン デカタンス」というテーマで全体を作りたいですね。
パラダイスとデカタンスでは相反性(対比)が感じられ、面白くなりそうです。少なくとも見たことがないような観光地…興味を惹かれ、刺激にもなりそうな面白い観光地になりそうです。
廃屋内を丸々庭にして、それを繋ぎ合わせて散策路を造ったり、外観からは想像のできないモダンな内装でレストラン・カフェ、エッジの利いたアートミュージアムにしたり、工場があって機材が残っていたら、そのまま置いてお土産屋にする等。ランドスケープや超モダン建築が突然現れてもいいですね。そうなったら廃墟群全体がアート性のある廃墟ランド化しそうです。
お土産も各メーカーに協力してもらい、独自のパッケージで展開。民芸品があれば、有名無名問わずアーティストに参加してもらい、アレンジした新民芸品を商品にしたり。
田舎の洋品店でよく売られている(?)オバチャンの服を一部リメイクしてオリジナルファッションブランドとして売ったり。
デザインフェスタで買い付けた周りの地域にないような雑貨を売ったり。

妄想が膨らみます。

これらは「廃墟」だけではなく過疎化した町、シャッター商店街等も有用かもしれません。商店街というイメージから入ると考えづらい内容ですが、「廃墟をどのように…」から入ると、商店街でもいけそうだと、新しいエッセンスとしての気付きがあります。しかし外観のインパクトはなくなるので、工夫は欲しいでしょう。

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