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ランドスケープ

ランドスケープ=景観・眺望

“ランドスケープは、日常生活において風景や景色を構成する諸要素。ある土地における、資源、環境、歴史などの要素が構築する政治的、経済的、社会的シンボルや空間であり、分野を横断して学際的かつ国際的である。または、シンボル群や空間が作る都市、場所や地域そのもの、地域環境。~weblioより~”

有名なランドスケープ例:淡路夢舞台、なんばパークス、MIYASITA PARK 等々

ランドスケープは、観光コンテンツです。
建築物鑑賞が好きな私にとって、デザイン的エレメンツの高いランドスケープというのは、すごくワクワクして大好きです。

ランドスケープと一言に言っても、冒頭のように風景から都市計画、自然から人工物にまで及ぶので、実際の目的、内容、意味合いについては超幅広いです。ただ、風景は風景と言ったりするので、日本で現在よく言うランドスケープは「人為的・意図的に創られたもの」を指したり、クローズアップされることが多い気がしています。
「ランドスケープ」だと気が付かないことがよくあり、そういう意味では有名無名問わず、案外周りに普通にありますし、また何でもない景色も、「これがランドスケープ」といってしまえばランドスケープになってしまうので、「ランドスケープは景観・眺望」というほかありません。
しかし、ランドスケープと言う時には、何か「良さ」を含んでいたいです。
また「ランドスケープを創った」というのであれば、新しさ、話題も含めいろいろな楽しみ方をしたいですね。人によってはそのランドスケープ造りに誰が関わっているのか知りたい、やっぱり「上」から見たい、眺めたい、角度によってどのように見えるのか等、デザイン的なことに興味ある人もいるでしょうし、実際にそこを歩いてみたい、その空間に身を置いて、「何かを感じたい」ということもあるでしょう。デザインが素晴らしすぎて、何か物語の中の「ヒロイン」の気分にさせてくれることだってあると思います。
ランドスケープ(目的や意図、出来等、全てひっくるめて)にもよりますが、水場があったり、憩いの場になったり、いろいろな楽しみ方、いろいろな.モノコトや想いまでも享受できるのがいいですね。

実際「公共的空間のランドスケープ」に行って思うことは、中には飲食を禁止しているところもあるかもしれませんが、飲食売り場も適度に欲しいことです。常識的な範囲で基本自由に過ごしていいはずです。ちょっとした飲食をしながら例え10分でも20分でもゆっくりしたいと思からです。
ランドスケープの目的は、いろいろな環境(それがある場所、人口等)によって違いはあるにしても、圧倒的に人がいなかったり、思ったよりも自由に過ごせないと思うことがあります。
「禁止事項」が響いている可能性もありますし、ランドスケープのデザイン的・構造的要因の結果なのか、そこを利用する人の創造力のなさなのか…他には、創る側と利用する側の意識の相違です。意識の相違というよりも、意図との現実的相違と言った方がいいかもしれません。
例えば、まだ新しいランドスケープで、デザイン的にも素敵だし行ってはみたけど、単純に日中の日差しを避けるところが全くなくて、長い時間いられない、また雨をしのぐ場所がないことの理由や、構造が複雑すぎて迷ってしまったり、結果的に結構歩き回らなければならない、単純に不便等いろいろあるでしょう。
ただ公共的要素が高いランドスケープであって日常的に利用可能なのに、利用されないというのは悲しいことですね。家(建築物)と違って、不便でもそこにいなければならないわけではありませんから、確かに行かなくてもそれで通ってしまう場所ではあります。
その点観光者からしてみれば、日常とは関係ありません。生活者がそこに行かなくても観光者が集まることで、賑わっていく可能性はあります(観光者が集まる仕組みづくりは必要です)。そういう意味では、観光地づくりの起点になりえるはずです。

もし観光において、これまであまりランドスケープを意識してこなかった住民や観光者がいらっしゃるようであれば、是非意識してみて下さい!そして楽しんで下さい!!
また、観光創生再生を考えている自治体があれば、再考してみて下さい。

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