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観光とコロナ

①世界と日本のコロナの現状

全世界でコロナが猛威を振るっています。現在のところ日本は、幸か不幸か先進国の中でワクチン接種率が非常に低い国です。世界ではワクチン接種者に関し、マスクを着用していない国もあるようですが、果たして大丈夫だろうか?と疑問に思うこともあります。ワクチンはワクチンであって、治療薬ではありません。そもそもどんなワクチンも人体に対して「リスク」があります。コロナワクチンは遺伝子ワクチンで、DNAを筋肉注射するということは、それなりの危険性(今後何かしらの影響)がある可能性が十分にあるのではないかと思われますから、ちょっと怖いです。そうでなくてもコロナワクチンを接種した人が亡くなっていることがあるのも事実です。
ところで、コロナ関係のTVニュースで、よく街を行き交う人の映像が流れる時があるのですが、あえてか否か、マスクをしていない人が映り込むのを何回か見ました。信じられませんでした。実際「いろんな人がいる」とは言うけれど、どうしてマスクをしないのだろうか?と思わずにいられません。そんなとき、改めて日本人は「自分の身は自分で守る」という感覚が乏しいと思わずにはいられません。それは対人もそうですが、対ウイルスにもです。「痛い目にあわなければわからない」では遅いのです。
また普段生活していて個人的によく思うことがあります。
1.マスクをしていても、鼻の穴を出して着用している人達です。コロナウィルスは粘膜からの感染と言われています。マスクをして口から出入りする飛沫は抑えられても、鼻からの出入りは…と思ってしまいます。もちろんマスクをしているからと言って、完璧ではありませんが、あくまで予防には必須ですし、今自分達にできることの1つです。
2.今やどんなお店も出入り口には食毒液が置かれていますが、最近では以前よりもそれをする人が少なくなってきているように思います。長引くコロナ禍による油断でしょうか。
お菓子等を食べる時、例えばポテトチップスはそのまま手に取って口に運びます。その為に食毒をしてから食べる人がどれだけいるでしょうか?もちろんコロナウィルスが付着していなければ問題ないでしょうが…神経質にあまり考えすぎるのもよくありませんね。ただ、「手洗い」、「消毒」は、そういう行為に対しての危険度回避にはなります。
3.親がマスクをしているのに、小さい子供がマスクをしていないのは何故だろう?と思うことがよくあります。マスクをしていれば、確かに息苦しくはあります。子供だから感染しないことはないですし、相手はウイルスで変異していきます。予防の為(子供の命を守るため)に、小さい子供にもせめてあまり息苦しくならないようなマスク?をさせるべきです。
緊急事態宣言が発令されている県があり、効果があるか否かをよくTVでやっていますが、果たしてどうなんでしょうか?コロナ自体、発病するまでに時間がありますから、わからない感染者の行き来を制限するという意味ではわかります。しかし、いろいろ制限されれば商いをしている人はもちろんその従業員も、そして個人も心身生活共に健康的ではいられなくなります。それが長引けば、健康的どころか生命維持も危ぶまれます。生活が立ち行かなくなった場合には生活保護制度がありますが、他の国の人はともかく日本人の思考性質として、「威厳を保ちたい」と願う人が多いでしょうから、「生活保護制度があるから」と実際に思える人がどのくらいいるかは疑問です。
どんな国の政府も国民を守る義務があると思います。だから緊急事態宣言ということなのでしょうが、それによって自殺者が増えているのも事実です。コロナによる生死があるように、現代社会にはそれ以外の生死もあるのです。緊急事態宣言は、「国民の生活」にかなり介入しています。政府が国民の生活に過剰介入していると思うこともよくあるのですが、特に商いをしている人達に対しての補償が問われます。難しい問題ですね。
私自身思うことは、3密を避け、マスクを「正しく」着用、それに加え、手洗い、うがいをするということを改めて国民に示すべきだと思っています。(うがい液でのうがいは、口内のいい菌も殺してしまう可能性もあり、逆にコロナにかかりやすくなってしまうとか、うがいでコロナ感染しないという有効性は立証されてはいないと言われていますが、風邪の感染予防にうがいをしますし、有効性を立証できないなら無効性の立証もされていないわけですから、塩水やただの水だけでもやった方がいいですよね!?これも私達ができることです。)

②人間の心理

人って、ダメと言われるとストレスになるし、むしろそれをしたくなることってありませんか?
最近TVニュースの街角コメントで、「子供達もストレスが溜まるので外出」ってことが聞かれます。でも普段は家でゲームばかりしているのではないですか?現在は学校閉鎖もないし、子供にとっては普段とそんなに変わらない生活なのでは?と思ってしまいます。もちろん全ての人ってことではありません。
大人も子供も生活の一部が制限されるとなると、それまでその一部を利用していなかったとしても急に窮屈に思えてストレスになっていきます。その一部がその人にとってとても重要だったとしたら尚更です。コトが積み重なったり時間が積み重なっていったら…仮にこれまで気にもしていなかった一部だとしたら、妙に意識してしまったりしてしまいます。取り戻そうと思っても、自分の力だけではどうにもならないのであれば、余計にそう思い、それもまたストレスになっていきます。あるいは諦めることができ、意識を別に向けることができるのなら、その一部を自分に取り戻すかのように別の時間や部分で新しい何かを探し求めたりします。お家時間を充実させたいというのはそういうことなのかもしれません。コロナ禍の制限は禁止ではなく時間やエリアの制限だったりするので、基本個人の判断に委ねられています。ただ居酒屋が時間になるとやっていないので、公園などで外呑みしている人達がいます。(もうあまりいないのでしょうか?)それを役所の人が見回りをするという光景は、かなり奇妙に見えます。密集せず一人で飲んでいるぶん(会話がないぶん)にはいいような気がするのですが…ただでさえ閉塞感があるのですから、個人的にはむしろ開放して、一人吞みで密集せず他人との会話ナシなら許可すればいいのにと思っています。緊急事態宣言は、結局のところ「禁止」や「強制」と言っているようで何か腑に落ちません。簡単に言う様で申し訳ない気もしますが、そんなことなら法で決めてしまえばいいのにと思います。そうすれば今後コロナ以外のウィルスの場合にも対応できると思うのです。
善し悪しは別にして、緊急事態宣言中でも県外に行く人は行くし、時間制限に応じない飲食店もあるでしょう。
肝心なのは、「コロナウィルスをうつさない、うつらない」ということで、そうしないそうならないためにはどうすればいいのかを改めてもっと促すべきなのではないでしょうか?

③観光×コロナ

緊急事態宣言により、「観光」へのマイナス影響は言うまでもありません。県外に行くことを「禁止」されてはいないものの、自粛を求められ、現状を踏まえると大半の人は「なるべく」県外へは行かないようにしていると思います。観光においては、県外を避けたマイクロツーリズムを言っていますね。「観光×コロナ」に関しては、その緊急事態宣言による効果が問われるところであります。でも考えてみれば、都会の通勤電車は、地方のそれとは比べ物にならないほどの人が乗車しています。しかし変な見方をすれば、それにしては感染者数が少ないのでは?(もちろん他の県と比べればはるかに数は多いですが)と思います。だったら、人の移動だけなら感染リスクは低いのでは?と思うのです。そのことから普通に考えれば、マスクなしによる会話の場面、換気が難しい場所がやはり危険な場面となります。となると感染リスクの高い場所は、飲食、カラオケやスナック等、自宅での場面です。特に自宅ではマスクを無条件に外していることが多いのではないでしょうか?もしかしたら今最も危険な場所は、もしかしたら複数人で住む自宅なのかもしれません。

④観光地×コロナ対策

コロナ禍の観光地としては、安心安全(の取り組み)を謳わなければなりません。謳うだけではもちろんダメで、実際にそうしていかなければなりません。そして「伝える」ことです。
観光地においては、飲食は避けられない場面です。
観光地に限った話ではありませんが、飲食店でのカウンター席は隣と1つ席を空けたり、アクリル板が張られていたりするのですが、問題はテーブル席です。複数人による会話が考えられます。よくテーブル席とテーブル席の間にアクリル板で仕切られていることがありますが、実はそれよりも、テーブルの上を席数分アクリル板で仕切るべきだと考えています。実際にそうしているところもありますが、圧倒的に少なすぎます。テーブル席での会話は、飛沫が相手に飛びやすいはずです。あとは換気を十分することですね。
皆で取り囲んでする飲食形態、例えば焼き肉や鍋料理に関しては対応が困難かもしれません。一人一人それができる形態が考えられますが、設備を用意するにもかなり費用がかかってしまいそうです。
カラオケは、一人カラオケならいいでしょね。その為に室内の消毒換気をすればいいですよね。
飲食店やカラオケ店ではミニ紙コップを用意して「うがい」というのも考えられます。
昨年、アウトレットに行ったときに思ったことです。ショッピングモールも同じことが言えますが、お店に立ち寄るたびに、体温検査と消毒液です。体温検査はまだしも、消毒液はジェルもあったりして、手がベタベタになってしまいます。消毒液を液状のものにして欲しいと願う他、アウトレットなら、必ず通る通路の何か所かでいいのでは?と思います。

⑤観光地×コロナ対策×防災対策

コロナ禍最悪のシナリオも考えておく必要があると思っています。
コロナ対策に焦点を絞り過ぎていて、コロナ禍×防災対策が考えられているかが疑問です。災害が起こっていない時はいいにしても、いつ起こるかわからないものですから、同時に考えておく必要があります。観光地というと、不特定多数の人が訪れる場所ですから、特に注力する必要があると思っています。「運任せ」と言えばそれまでですが、災害が起きないようにと願うのであれば、それなりの対策をしてからそう願うべきです。災害にはいろいろなものがありますが、最低限のコロナ禍バージョンを考えた対策・準備は必要だと思います。

⑥コロナ禍=コロナ収束後の観光創生振興準備期間

インフルエンザのようにコロナはなくならないにしても、今後治療薬ができれば、収束していくと思います(そうでなければ人類滅亡の危機です)。だとしたら観光地においては、現在の状況に対策をとり耐え忍びつつも、コロナ収束後の観光準備期間とも言えます。確かにそんな悠長なことを言っている状況でもないのですが、特に観光創生を考えている自治体はその準備期間=チャンスだと思います。この最悪な現状を踏まえながら思考できますし、暗い状況下、何と言っても住民の活力になり得るからです。


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