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サイクルボール攻略ガイド【ハマイチ編】

▼本記事について

サイクルボールのコース制作を担当した武内が1サイクリストとして記事を連載しました。サイクルボールのそれぞれのコース・地域を走ってみて感じた魅力や注意点などをお届けいたします。

▼ハマイチについて

楽しみやすさ・挑戦しやすさは一番のコース
このハマイチコースはあらゆる面で挑戦しやすいコースと感じました。
その要因は

①ルートのレベル
距離115km・獲得900m弱と中級者の方も余裕を持って完走できるレイアウトとなっています。
さらに細かいアップダウンではなく、最初と最後に1回ずつの分かりやすい登り、その他は平坦!と頑張りどころも非常に分かりやすい。

②観光要素
走行環境が良いエリア・ルートは、観光要素が手薄になってしまいがちですが、ハマイチは随所に観光要素を取り入れつつ設計されているので、楽しみを取り入れやすいコースです。
主な見どころ(詳細は別コーナーにて)
・道の駅潮見坂
・弁天島海浜公園(湖に立つ鳥居)
・舘山寺(有名な温泉旅館が立ち並ぶ)
・充実のグルメ(浜松餃子・うなぎ)などなど

③ハード面
・湖岸に整備された自転車道
・周辺のスポットは「バイシクルピット」に指定されており、工具の貸し出しやサイクルリストへの対応もしてくれる!
・スタート地点でレンタサイクル有(Eバイクも!)
といったようにサイクリストに対する受け入れ態勢が充実していることも挑戦のハードルを下げ、楽しみやすいコースの大きな要因です。

また、1周コースとしては珍しくショートカットが可能なコースでもあります。どうしてもつらくなった・トラブル発生!といった際に対応ができるのも魅力と言ってもいいでしょう。
浜名湖は最短ルートをたどれば、約60kmとエントリーユーザー(初心者)の方でも走破できる距離になるので、最初の挑戦としてもちょうどよい!

▼走行上でのポイント

ここからは実際に走った中で、特にポイントと感じた部分をご紹介します

詳細なルートはRide with GPSにで確認!

ハマイチ攻略に重要なポイントは次の2点

1 2箇所の登り区間をマイペースに
 このハマイチコースの登りは下の2箇所
・道の駅潮見坂への登り(スタート後すぐ)
・三ヶ日エリアの登り(約92km地点から)

1つ目の「道の駅潮見坂への登り」は、スタート直後ということもあり、アップ感覚で走れるといいでしょう。急な勾配の区間もないため、目に見える速度は出ないかもしれませんが、焦らず道の駅を目指しましょう。

問題は2つ目「三ヶ日エリアの登り」です。
登り区間の距離こそ約3kmと短いですが、それまで続いていた平坦路とは打って変わって、心拍のあがる平均して高い勾配が続きます。
さらに、登り切った後も急な下りとなるため併せて注意が必要です。

この2箇所以外はほぼ平坦といっていいコースですので、
スタート前には、この情報を知っておくだけでも精神的にも楽に走ることができるでしょう。

2 終盤の道路の走行
 
勾配でいうところの最大の難関「三ヶ日エリアの登り」をクリア後、
細かいアップダウンの続くエリアへとなっていくのですが、交通量が一気に増加します。
三ヶ日エリアまでは、主に自転車道を走ってきたこともあり、車両への注意が薄れがちです。疲労が出てくる終盤ではありますが、最後まで安全を意識して走りましょう!

▼武内が「ハマイチ」を走ってみて

初心者の方と一緒にサイクルボールへ挑戦するならこのコース!
距離と獲得標高のバランスや観光要素を考えると
「初めての100km」チャレンジにもちょうどいいターゲットとなり、あまり長距離に乗りなれていない人に対しても楽しみながら走れることを示しやすいコースですね。
・温泉
・おいしいもの
・観光スポット
こういった誰もが嬉しい要素がコース上に目で見えるのは、走るモチベーションになりますよね。

東京在住の私からすると「ちょっと遠いな…」という印象こそありますが、
だからこそ「走り」以外の楽しみを含まれているハマイチはモチベーションをもって走りにいけますね!

▼「ハマイチ」へのアクセス&周辺情報

△コンビニ・自転車店など補給スポット

〇電車でのアクセス

・東京駅から約2時間
東京駅⇒(東海道新幹線:約1時間30分)⇒浜松駅⇒(JR東海道本線:約30分)⇒鷲津駅
・新大阪駅から約2時間
新大阪駅⇒(東海道新幹線:約1時間30分)⇒豊橋駅⇒(JR東海道本線:約30分)⇒鷲津駅

〇車でのアクセス
・東京方面より
東京ICより約3時間(東名高速道路)⇒三ヶ日IC
⇒より約30分

・大阪方面より
豊中ICより約3時間(名神・東名高速道路)⇒三ヶ日IC
⇒より約30分

▼ハマイチのススメ

〇舘山寺
浜名湖湖畔にある温泉街!
老舗の旅館が立ち並ぶ浜名湖随一の観光エリア
高い塩分濃度で知られる温泉はもちろん、大草山という山の頂上まではロープウェイが通っており、美しい景観とともにレジャーも楽しむことができます。時間に余裕がある方はぜひここで宿泊を!

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↑舘山寺エリアに新設された「HAMANAKO ENGINE」
カフェに加えてレンタサイクルの設備もあり、新たな拠点の期待!

〇長坂養蜂園
記事中に何度も登場しているコース最大の山場「三ヶ日エリアの登り」をこなした直後にある、はちみつをつかったスイーツを食べることのできるスポット。
なんとここでは、とれたてのはちみつが量り売りをされているというほかでは中々みることができない光景もあります。

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〇弁天島海浜公園
夕日が落ちる鳥居として写真スポットになる浜名湖のシンボル
コース序盤に登場するので、青空と鳥居をバックに写真はいかがでしょうか?
夕日のショットは帰り際に狙ってみては?!

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〇うなぎ食堂大黒屋
ここは取材時におしくも営業時間に間に合わず食べ逃した食堂です。
浜名湖名産のうなぎをリーズナブルな価格で楽しむことができます。
甘めのたれでがっつりとご飯を一杯…
拠点からも遠くない距離にあるので、プライベートでハマイチリベンジした際には必ず…!

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サイクルボール -日本7大1周制覇の旅-
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中の人 武内
ルーツ・スポーツ・ジャパン入社2年目
日本サイクリング協会公認サイクリングガイド(最年少)
全国行脚のはてに、累計320のサイクリングコースをつくって専用アプリ「ツール・ド」に掲載

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