フラスタ企画の記録・パネル製作編
ライブから3週間も経ってまだライブの話をしている……
というわけでフラスタを企画・制作するにあたり、パネルをどのように考えた上で制作したかのざっくりまとめです。
1.構図について
まずフラスタのラフと完成で構図違わない?という話
上のフラスタラフの赤い輪の中心にあるものが最初に考えていた構図です。
茜ちゃんたち遭難組が女主人とメイドの館組を見上げる感じ
1枚絵としてだけならこれでいいんですが、5名へのフラスタとなるとぱっと見で描画範囲に大きな差が生まれているのはよくないのでは……?と思い直し構図を変更することに
自分としては平等に気持ちを込めて描いても見る人が差を感じるようではよくないなっていう
ちなみに大変分かり辛いですが左下の〇2つは伊織と律子のつもりでした。
これも出演外の人物だったので最終的にカット
趣味のイラストであればこのまま進めたし2人も入れました
絵を描く場合どうしても面白さというか、凝った構図にしたがるところがあるのですが今回はフラスタ自体がシンプルなこともあり、構図もひねらず真正面から描こう!と決定
表情もあまり崩さないように、かつ、ドラマとCDジャケットの要素も含められるよう意識しました。
結構ギリギリまで構図に悩んでいたので、募集締切までに完成図が間に合わなかったのは一番の反省点です……。
自分で描くとなるとこういう甘えが出るのがよくないですね、個人フラスタなら何の問題もないのですが
ラフしかない状況で参加を決めて下さった皆様には感謝です
2.イラスト作成
構図も決まったところで清書を進めていきます。
この時点ではリーフレットを考えていませんでしたが、基本後からどうにでもできるように隠れる部分まで描くようにしているので立ち絵として別々に作成しています。
3Dモデルをもとに細部はハンドモデルなど色々な素材を組み合わせて描いています。そうは言っても3Dモデルで大体どうにかなる
ここからは完成までひたすら作業なので何も言うことがないんですが、女主人とメイド、装飾が複雑すぎる…!3人分くらいの労力が必要。
彩色については、フラスタ全体の完成イメージが重い感じだったので色味も塗り方も少し重めをイメージしています。
かといって暗すぎるとお花の色に負けたり、全体の見栄えが悪くなったりするので肌の色は鮮やかめにしたり、それなりにいろいろ考えながら進行。
わりといい塩梅になったのではと思いますが、パネルの紙を光沢強めにしてもよかったかなとは思います。雰囲気優先でマット寄りにしたので……。
3.宛名・記名パネル
最初のフラスタラフにある通り、名前パネルの背景は館での食卓をイメージしたものでした。最初は「デミグラスソースのシチュー」にしようかと思ったのですがこれもフラスタでやることではないな、と没に
あと単純に背景に情報がありすぎるとうるさい
完成図を見ると分かりますが皿部分のみ採用、邪魔にならない程度に彩色して背景にしています。
皿だと思われていなかったかもしれない
文字部分は高級感のあるデザインがいいかな、と思ってこんな感じに
ちょっと招待状もイメージしてます お名前部分
ラフなどはないですがもう1案として館のシルエットというものがありました。CDジャケットの背景みたいな感じのやつ
これも名前を載せる背景としては情報が多すぎるなと思い没
4.そして完成へ
パネル入稿~発送連絡以降はもう搬入連絡が来るまでやることもなかったので毎日ソワソワしながら過ごしていましたが、肝心のお花はご存じの通り
初めてなのもありパネルのサイズ感が手探りだったのですが、お花屋さんの技術力もありいい感じに収まったのではないかなと思っています。
イラストパネルについては打ち合わせ段階で設置可能な寸法の上限を聞いていたのでギリギリで作っています。(今回は縦50cm)
これに関してはパネル印刷の際にも調整していただいてるのでプロにお任せの部分がだいぶある……感謝……。
記名パネルは手元の冊子など組み合わせた上でサイズを決定(A3)
5.最後に
そんなわけでパネル製作の記録でした。
あとで見返した時に自分があーそうだったそうだったって思い返すためのものではありますが、今回の企画の思い出の1つにでもなったらいいなとも思います。