「幽霊より人間の方が怖い」というのが間違っている理由

心霊動画や人怖系を見たりしていると、よく「人間の方が何倍も怖い」みたいな事を言っている人たちを見かけることがある

本当にそうだろうか?

僕は幽霊の方が絶対に怖いと考えてる

と言うのも、この「人間の方が怖い」理論の根底にあるのは「幽霊を存在しないものと考えている」ことだ

そりゃあ、実際にいないものと実際にいるものを比べたら人間の方が怖いに決まっている(ここでは幽霊が存在するかどうかは一旦置いておく)

だって幽霊をいないものと前提しているんだもの

そこで「人間の方が怖い」とか言うのはフェアじゃない

考えてもみて欲しい

目の前に伽耶子や貞子、テケテケや口裂け女が現れたとしよう
もしくは夢に出てくるような自分が怖いと思う心霊ものが

そいつらが目の前に現れたとして、かつ人怖系の人間が隣にいたとしよう

あなたならどっちに縋るだろうか

なんなら、もし隣にいたのがシリアルキラーやら狂った奴だとすれば期待してまうのではないだろうか、「この幽霊をどうにかしてくれるのではないか」と

まあ上にあげたような奴らはこちらの息の根を止めようとしてくる系幽霊だから少々飛躍しているかもしれないが、どちらにせよここで幽霊側に助けを求める人たちはほぼいないはずだ

それなのに人は「人間の方が怖い」と言う

確かに、人間の悪意は時に底知れないものがあるし、この上なく怖いこともわかる

が、それはあくまで「幽霊が存在しない世界線」での話だ

「幽霊より人間の方が怖い」ではなく、
正しくは「幽霊がいないと仮定した時のみ、人間の方が怖い」だろう


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?