飛ばねぇ豚はただの豚だ…
映画『紅の豚』に出てくる主人公の豚ポルコ・ロッソの有名な台詞。
これはよく「飛べねぇ(飛べない)豚はただの豚だ」と勘違いされてみんなに覚えられていますよね。
〇「飛ばねぇ」
✕「飛べねぇ」
たった一文字の違いだが、もうこれは全然違います。
恐らく勘違いしている人は「飛べない鳥、ペンギン」のようなフレーズから
「飛べねぇ豚」と覚えてしまっていると思いますが
「飛べねぇ」と言っている人ははっきり言ってこの映画を全く理解していません。この映画を観た事になっていない!文字通りただ見ただけ!
「飛べる」か「飛べない」か、つまり「出来る」か「出来ない」かではなく
自分の意思で「飛ぶ」か「飛ばない」かというところが重要であり
ポルコは「どうだ俺はただ豚じゃなくて飛べるんだぞ!」って言いたい訳じゃなくて「俺が飛ばなくなったらただの豚と変わらなくなっちゃうじゃないか」って事が言いたいんです。
命を懸けてでも、飛行艇に乗り飛び続ける事が生きがいであり、ポルコにとっての生き様なんです。
ホント…かっこいいですよね!