転載記事『韓国の統一グループ企業の鮮苑建設が資金難で、会社更生手続きに入る!!』
●はじめに
韓国清平聖地の「天苑宮」建設工事を取り仕切っていた「鮮苑建設」が会社更生手続き(実質倒産になるであろう)に入ったという韓国からの記事。
事件の構図は単純明快だ。
韓国教会本部は、日本信徒から韓国家庭連合(天の父母様聖苑)への信徒献金が途絶えた問題での韓鶴子総裁のメンツを潰す工事中断は断じて許さず、資金の裏付けのない無理な「天苑宮」工事を強行したのである。
結局、教会側は、身内の「鮮苑建設」に支払い資金の確保が期限までにできず、取り潰しもやむなしと判断し、法的会社整理を行ったのである。
会社更生手続きにせよ、倒産手続きにせよ、被害者は、資金回収ができない下請け企業であることに変わりはない。
この事件で、統一企業グループの信用は地に落ちるであろう。もはや回復できまい。
以下に記事を転載する。
韓国の統一グループ企業の鮮苑建設が資金難で、会社更生手続きに入る‼️
2024/03/02
宗敎와眞理「資金難에 흔들리는 統一敎」
2024年3月1日、統一教系列会社(株)鮮苑建設がソウル更生裁判所に更生手続きを申請した。これに2024年2月26日、裁判所は更生手続に関連した「包括的禁止命令」を公告した。
「包括的禁止命令」とは、債務者が更生手続きを申請することになると、債権団が正式に更生手続きを開始するまで、競売など当事者の資産をすべて凍結することをいう。 裁判所の許可なしに仮差押えや債権の回収が禁止され、会社も独自に資産処分もできない。
2022年基準の鮮苑建設の施工能力は122位、売上高は3,387億ウォンで、従業員は225人だ。売上高の大部分は統一教会「天正宮」工事実績で年平均売上高は1,000億ウォン台だ。このうち約半分は統一教工事で獲得されたものだ。
金融監督院電子公示システムによると、2022年末基準の工事未収金が724億ウォンに達する。また、短期貸与金86億ウォン、その他未収金32億ウォンで、鮮苑建設はこのうち66億ウォンほどを回収不可能な貸倒金(かしだおれきん)として処理した。
統一教の資金不足が明らかになったのは、鮮苑建設で工事中の加平郡雪岳面新川里山45-27番地の6つの地下2階地上23階420世帯が中止され、鮮苑建設が天苑宮工事代金をもらえず、「ディエルボン」工事代金を下請け業者に支給できなかったことが発端となったと知られた。
天苑宮の発注社は、孝情グローバル統一財団として工事資金を作るため、2023年10月27日に孝情グローバル統一財団所有の江南区道山大路)235平和ビルを担保に500億ウォンを借り、資金調達のために2,000億ウォンで売却しようとしたが、売却できなかったという。現在、資金調達の為、建物を売りに出したのである。現場でも鮮苑建設の危機を感知する事件が続いた。
先月2月30日、天正宮の前では、加平雪岳アパートの新築現場労働者が賃金滞納を解決しろとデモを行った。 該当現場は計画上今年2024年11月竣工予定だった所だ。(天苑宮側は工事金額はすべて支給したと言っている)
▲工事中断された加平ディエルボン、施工社鮮苑建設株式会社
鮮苑建設更生手続きの申請によりその母体である統一グループの危機が本格化するのではないかという話が出ている。鮮苑建設は、教団発注事業の売上が半分に近い比重を占めるほどグループ依存度が高い会社だ。
実際、統一グループは昨年2023年末から内外で資金危機説が浮上した。昨年2023年は束草パインリゾートの売却を推進したが失敗し、それを担保にし融資を受けることになった。最近では、華陽地区事業部も売却して共同事業者に変わったという。
鮮苑建設は統一教団発注事業の売上が半分に近いほどグループ依存度の高い建設会社だが、売上拡大のために近年物流センター施工にも乗り出したことが確認された。これにより、物流センター開発市場の建設会社リスクに対する危機感が高まっている。
物流新聞記事によると、鮮苑建設が施工している物流センターは、梁山と平沢で、梁山は開発が完了し、1月31日に使用承認され、平沢はまだ建設中であることが確認された。 しかし、梁山の場合、一部下請け業者に費用が支給されず、電気さえ途切れた状況で買収が難しい状況だと見られるという。 関係者によると、梁山の場合、使用承認はあったが下請け業者に代金を支給できず、又、買収の引き継ぎもされていない状況であり、平沢の場合は工事中だが工事が中断されたり無かったことにする状況という。一方では、母体グループである統一グループの資金危機により、鮮苑建設が更生手続を申請した原因とみているが、業界では鮮苑建設が売上拡大のために物流センター、オフィス、アパートなどに市場を拡大したことも、今回の更生手続き申請の重要な原因として分析している。鮮苑建設が新規市場進出時期が原材料価格の急上昇時期と噛み合い、工事費が高まったのが原因の一つという説明だ。
▲ このような渦中に統一教高位幹部らのカジノ賭博事件が浮上した。
去る2008年から2013年まで米国国税庁に申告されたカジノ記録が公開されたのだ。統一教幹部たちのカジノギャンブル関連者リストは韓鶴子、梁昌植、鄭元周、金起勲で 実際に国税庁に申告された名簿には、金孝律と劉正玉も含まれているという。
その金額が4000万ドルを超えるということであり、そのうちには現職にある鄭元周(秘書室長)、梁昌植(UPF議長)、金起勲(米国天心苑長)などが関わっており、衝撃を与えている。平和運動をするUPF議長と米国天心苑長が関わり、秘書室長に警護室長まで関わったというのは一般信徒たちには大きな衝撃だ。
▲ 工事中断されて三カ月目、加平ディエルボン
貧しい信徒たちは人生を捧げ献金しているが、幹部たちはカジノ賭博して豪遊してきた。韓国内はもちろん、日本からの献金が減ると、不動産を売却して運営しているが、それにもかかわらず現場労働者には賃金もきちんと支払えない現実だ。資金圧迫を受けているが、幹部たちは善人のふりしながら要職に座るなど不正は相変わらずだ。
以上転載記事(おわり)
●おわりに
昨年、5月のGWだったと思う。
「天苑宮」の完成祝賀行事をおこなったのは、うわべだけで、外壁工事をなんとか間に合わせ、やっと仮設シートを取り払ったものの、式典用に公開するホールの内装工事までをやっと間に合わせた状況で、ほかは、コンクリートむき出しの未完成状態だったという。
祝賀会でも、韓鶴子総裁は、終始おかんむりで、幹部に対する鬱憤はおさまることをしらず、その後、日本幹部の粛清人事がおこなわれたのは、周知のことである。
ヨハネの黙示録18章1節~3節にはこうある。
18:1この後、わたしは、もうひとりの御使が、大いなる権威を持って、天から降りて来るのを見た。地は彼の栄光によって明るくされた。 18:2彼は力強い声で叫んで言った、「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。 18:3すべての国民は、彼女の姦淫に対する激しい怒りのぶどう酒を飲み、地の王たちは彼女と姦淫を行い、地上の商人たちは、彼女の極度のぜいたくによって富を得たからである」。
いまや、ヨハネの黙示録の預言は、ここに成就したのではないだろうか。