ワンシーン、ワンフレーズが強烈に印象に残っている映画 part3
映画大好き、金現珍(キムヒョンジン)です。
シリーズとなりつつある、私のおすすめ映画詰め合わせpart3です。
一瞬が心に焼き付く映画たち
■超高速!参勤交代
洋画ばかり見ている私ですが、時々邦画も見ます。
当時、テレビCMを見て一瞬にして引き込まれたのが佐々木蔵之介さんが主演の「超高速参勤交代」。
少数精鋭でドタバタと走り回り、幕府からの無理難題に立ち向かう姿に心惹かれた。
特に「いいな!」と思ったのが、主人公の藩主を演じる佐々木さんが、
「走るぞーーーー!!!!」
と腹から声を出して叫ぶシーン。
佐々木さんがあんなに叫ぶのをあまり見たことがなかったので新鮮だったのと、これから起こることに立ち向かうための覚悟を感じさせる号令なのが印象的でした。
江戸時代の参勤交代を題材とした作品で、一体何があったのかというと、
「5日間で福井県(陸奥国)から東京(江戸)に来い」
という命令が下ったからである。
時は江戸。
自動車も電車も飛行機も無い時代、移動手段は徒歩か馬。
しかも参勤交代は大名の権力を示すという役割もあるため、きちんと大名行列を作っているかどうかを関所で確認されてしまう。
大人数で進むには、人手もお金も時間も無い。
無い無いづくしの中、それでも5日以内に到着しなければ、藩が取り潰されてしまうという。
民の運命を一身に背負った藩主が、気合を入れて叫ぶシーンはコミカルでありながら圧巻。
少数精鋭の家臣とともに、知恵を絞りながら全力疾走。
幾度となく訪れる窮地を、奇策で切り抜ける姿が爽快な映画。
■マイ・インターン
「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイと「ゴットファザー」などの大御所俳優、ロバート・デ・ニーロが並び立つ姿が印象的な映画。
プラダを着た悪魔の続編?と思っている人もいるようですが、全くの別もの。
アパレル会社の敏腕社長、ジュールズのもとに、シニア・インターンとしてやってきた70歳の老人、ベンが採用される。
勢いのある若者たちと経験豊富なベンとの交流が微笑ましく、年齢性別関係なく信頼し、尊敬し合いながら問題を乗り越えていく様にとても憧れます。
私が一番好きなのが、物語の冒頭。
シニア・インターン制度に応募するため、ベンがビデオレターを撮っているシーン。
ぎこちない手つきでカメラをセットし、カメラに向かって話すベンの締めくくりの言葉がおしゃれでかっこいい。
「音楽家は死ぬまで音楽家。私の中にはまだ音楽が鳴っている」
歳をとっているけれど、まだまだ現役だよ、と。こんなおしゃれな表現で伝えるのか!ととても衝撃を受けました。
このセリフを言い切ったベンの、穏やかながらも自信に満ちた笑顔にも引き込まれます。
仕事もプライベートも何事も楽しみながら、経験も歳も重ねていくことをワクワクさせてくれる、そんな映画。
今回はこのへんまで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?