じゃすりーぐ 第2期 第12節の振り返り



雑談

卓組が確定した段階でこんな内容のツイートを残しました。

何をされたら対局者がいやがるかなというところを意識するというのは麻雀に限らず、どの対戦ゲームにおいても有効な作戦だと思います。
各チームもおそらく気にしているところではあると思いますが、レギュラーシーズンを終えたときに下位4チームが脱落してしまうので、その順位になりにくいようにするためには自分がどの順位で妥協するか、他チームにどの順位を押し付けようかを考えていました。
あとはここまでの個人成績やチーム成績含めて、どういう気持ちで臨んでいそうかなというのも頭の隅に入れておきました。
ただ基本的にみんなトップを取りたいに決まっているのでここらへんは正直あまり意味のない情報かなとも思います。

東1局0本場

上家の先制リーチを受けて、形をやや維持しながら頑張ってみましたが親の追っかけリーチがきたので明確なオリ。
1pのところは完全安牌がなかったので親通る牌を選択。
北を泣く泣く切って次に何もなければ4pを切ろうかなというところで上家の2sにロンの声がかかり一息。

東1局1本場

西ポンから入りドラ2pの手順で少考したもののわかりやすくホンイツ路線。
9sも白も不要牌ではあるけど、より価値が低く将来危険になりそうな9sを先に切っておく。
三麻はターツ候補が決まった時に、機能しない数牌を一巡でも早く処理する作業をサボらないことが大切。
ただこれを過剰にやりすぎてしまうと自分の和了を捨ててしまうことにもつながるのでバランスが重要。
なおこの局も和了できずに対面の親の和了となった。
この一巡9s切り遅れてたら対面にチートイドラドラ放銃してたらしい。

東1局2本場

發バックあわよくばトイトイ進行。
19数牌トイツはもともと変化が少なく手牌が重くなりがちなので、打点が見込めるときは割り切って仕掛けていきたい。
親のリーチがきたが、オリきれる保証もなく何より自分が聴牌なのでしばらく押していく。
親は北抜き無しで自分がドラを3枚使っているので、勝負した時の放銃打点は低めと評価していいだろう。
瞬間枚数より危険度や後のトイトイ変化で8sを選択。
なぜか12000点減った。悲しい。

東1局3本場

オタ風の南からポンしてホンイツ。手順は完ぺきだ。
さすがにこれ和了れないとパパ泣いちゃうぞーって口ずさんでたら上家からリーチがきて一発で跳満をツモられました。とても悲しい。

東2局0本場

上家との和了勝負。
上家にすでに通った筋と切り順を加味した時にピンズ58p69pがかなり当たりそうだなと考えていたので、東や中が入ったり鳴けたときは広い打6pではなく打3pを視野に入れていた。
そこで上家から手出し1sとややスライドとは考えにくいような数牌のあとに3sが出てきたのでオリた(少なくとも自分の副露に回った)ものと断定して、完全な自己都合で広く打つことを決めた。
結果としては一人聴牌。

東3局0本場

途中ソウズイッツーにとるかの分岐があったが、ツモによって柔軟に変化させつつ待ちが良くなることを期待する進行をとった。
対面からリーチがきて自分はイーシャンテン。
イーシャンテン維持するだけなら9s、7s、發と色々考えられるが一枚切れの發程度であれば気にせず自己都合で打つほうが得だろう。
5pのポンテンや58s両面の形を逃すことのほうが罪であると發を選択。
8000点減った。本当に悲しい。

南1局0本場(検討点)

対局後のチーム検討でもこれ難しくないですかと話を振ってみた。
チャンタ、染め、ドラ引きなど色々考えられる。
実戦は打5pとして染めを見切りつつドラ9m引きでの打点上昇は逃さずに一番和了率が高くなりそうな手順を選択した。
満貫以上を和了して着順を1つ上げておきたいが、変に手順をゆがめて北2枚抜いているライバルの上家に後れを取りたくないというのが最大の理由。

手を進めていたところ対面からツモ切りリーチ。
それとなく過去の各チームの対局者の傾向というか打ち方をみていたので、僕の中では本人に何らかの迷いがあったのだろうと推測した。
そういう読みがあるものの自分の手牌価値を考えれば、基本的にオリたほうが良いので親のリーチに打ち込まないことを前提として、上家に放銃しづらい牌はどれになるかを慎重に選択していった。
上家が上手く回ったようで、結果は上家の3900点の和了。

南2局0本場(地味な選択)

考えるまでもなく聴牌する受け入れ枚数が一番多くなるのは4p。
理屈としてはヘッドをどこで作るかの選択になる。
候補は9s、8s、4p。
ピンズ67p引きからのペンカン7s待ちは聴牌とるかが怪しいものの、58s69s引きでヘッドを作り最終形を58pにするイメージで打4pを選択。
ソウズを選んでおけばスペシャル5p引きには対応できるので難しい。
今思うと9sのがちょっと良いような気もしている。
結果としては自分の満貫ツモ。

南3局0本場

トップ目から3巡目リーチがきてほぼ終了・・・
こうなった以上、上家の放銃に期待するよりは自己都合でただ死んだ魚の目をしながら押し続けるしかない。
聴牌効率をゆがめて安全度を考えるような打ち方はしてはいけない。
8pや8sをツモ切ったあたりですね。
聴牌したのでちょっとだけ目を輝かせてリーチ。
中と6p切りの選択は打点よりとりあえず和了抽選を受けられやすい安全度をみて中を選択。
最近よく麻雀は言葉だけで覚えるなって話が出るんですが、この場面一つとっても安全度で考えるなっていったり考えろっていったり言葉だけだと矛盾することが多いんですよね。
結果は対面が一発でつかんで自分の跳満和了。うれしい。

南3局1本場(牌の後先)

ターツがほぼ決まっているので8p2sを先処理。
東を鳴いたところで少考して打9sを選択。
対面の役を考えると南も一つの候補なので一見するとただ鳴かれるのが嫌で絞ったように感じる人もいると思う。
概ね間違ってはいないが、実際のところは南を鳴かれた後に69s待ちの放銃抽選を受けないために手順を逆にしたというのが真意。
6789sが形として機能しそうと感じた場合は先に南を打つかもしれない。

唯一のヘッドだった發をポン。
鳴かなくても147pの3種で聴牌だが發を鳴いておくと1~7pの7種で聴牌になるので、聴牌効率が大差。
単騎聴牌になることを不満であるという人もいるが、この二度受け気味の形は17pの2種類のみがそうなるだけで、他の5種は何を引いても良形(2種)待ちになるのではっきりいって鳴き得である。
結果としては対面との引き合いに勝って二度目の跳満和了。

南3局2本場

まずは自分のトップがまくられる条件を確認。
跳満直撃でさえ大丈夫だったのでしばらくは自己都合で打つようにする。
上家に白と東の副露が入り、条件と照らし合わせると二着条件かつソウズ染めが濃厚かなと判断。
發を引いた段階では完全にオリないもののイーシャンテンを維持する打3sと粘りの選択。
上家から手出しの4sがあったことと自分が和了りにくいと感じたことあって、自分の手牌から4sをぬいてオリました。
跳満直撃すら大丈夫なのになぜオリたのかについては、冒頭で話した何をされたら対局者がいやがるかなというところにつながっています。
決して素点が惜しかったわけではなく、チーム順位状況的に夢幻ブレイカーズよりわが家に良い着順をとらせたほうが自分のチームのレギュラーシーズン勝ち抜けにつながることがわかっていたからです。

今対局カードを赤枠で囲ってみた

シーズンが進むにつれてこういうシビアな押し引きがより重要になるのかなと思いながら完全安牌のオシャレな赤5pを打ってトップで終了。
後半は運がよかったけど自分なりによく戦えていたかなと思います!

さいごに

簡単に書くつもりが結局最初から最後まで麻雀オタクみたいな言葉を並べつくしてしました。
ここまで読んでくれてありがとうございました!

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