狙って行きたい刀剣展示施設 / 京都・和歌山・滋賀・兵庫
第49回で紹介および名前を上げた刀剣展示施設の一覧です。
■京都
神社やお寺に奉納されている刀が数多くあります。
京都国立博物館
刀を保有されており、二年に一度は何かと刀剣がらみの展示があります。貸出展示も多く、出張展示も。重文太刀 銘波平行安/附黒漆太刀拵(号笹貫)、重文銘吉光(名物秋田藤四郎)、刀 銘吉行 坂本龍馬所用、刀〈金象嵌銘義弘本阿(花押)/本多美濃守所持〉(名物桑名江)ほか。
京のかたな展が大型刀展示の最後かもしれない展示で盛況でした。
こちらで京のかたな展の展示感想の話をしています。
清水三年坂美術館
刀装具展示が珍しい。明治の金工が揃っており、年に一回ほど展示機会があります。刀の登場は記憶にないです。
幕末維新ミュージアム 霊山(りょうぜん)歴史館
「龍馬を斬った刀」「近藤勇の所用刀」「土方歳三の所用刀」も展示。一部常設展示です。
京都府文化博物館
歴史物の展示の時に、刀を合わせて展示する機会がたまにあります。二年に一度ほど。放送では五虎退や骨喰藤四郎を見た話をしています。
法華宗大本山 本能寺
大賓殿宝物館で刀の常設展示があります。また、現代刀匠さんが訪れたり、現代刀を展示していることがあります。最近は、薬研藤四郎 再現刀が話題でした。
藤森神社
お馬さんで有名な歴史ある神社さん。こちらで、写しの展示やお持ちの刀の常設展示があります。一期一振の写しや鶴丸国永の写しも。
こちらの神社と連携して、建勲神社さん(宗三左文字を所蔵)に豊国神社さん(骨喰藤四郎を所蔵)に粟田神社さんと夏に何かとイベントはやっております。刀の歴史を辿る場所としても刀剣乱舞あたりから知られています。
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北野天満宮
宝物殿で刀の特別展が毎年のように行われています。昔と違って(刀剣乱舞前)、最近は保有される刀を常にお出ししている状況です。鬼切丸(別名:髭切)の展示が有名ですが、他にも数多くの奉納刀をお持ちです。
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大覚寺
薄緑(膝丸)の太刀が有名です。専用のページを立ち上げられるぐらい気合が入っており、公式グッズもたくさんあります。
■和歌山
和歌山県立博物館
コレクションより刀をお持ち。2,3年に一回ほど紀州東照宮の重要文化財の刀たちの展示機会があります。
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九度山・真田ミュージアム
二年に一回ほどのペースで刀の特別展があるようです。
■滋賀
彦根博物館
井伊家に関わる武具より、刀剣も保有されている様子。4年に1回ほどのペースで刀剣を全面に打ち出した展示機会が過去にあります。
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佐川美術館
放送では伝え漏れていましたが、静岡の佐野美術館と連携した刀展示が過去にありました。まとまって特別展の可能性はあると思います。
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■兵庫
黒川古文化研究所
実は国宝の刀剣を二振保有しており、そのどちらも名高い短刀。他にも多く保有しており、籠手切郷も保有。展示機会は1年に1回ペースであります。
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本興寺
重文 太刀 銘恒次(数珠丸)をお持ち。
毎年11/3の虫干会の時にだけ展示される機会があります。
香雪美術館
どうやら現在長期休暇とのこと。大阪の中之島に香雪美術館がありますが、こちらで展示機会があるかは不明。ですが、たくさんの刀をお持ちの施設ではありました。
湊川神社宝物殿
神戸駅近く。ライティングより保管を優先している展示状態でした。刀剣が少しだけ常設展示です。
松帆神社
菊一文字を保有。こちらも年に一度だけの展示。場所は淡路島です。
多田神社
こちらにも鬼切丸があります。普段は表に出ない宝物ですが、記念展示の機会が過去一度だけありました。そういった機会に恵まれることがあればまた展示されるかもしれません。
播州清水寺
放送では紹介しませんでしたが、お寺のご縁で東京国立博物館所蔵の刀を展示したこともありました。騒速(そはや)と呼ばれている坂上田村麻呂佩刀という説のご縁ですね。その時のないなのレポを残しておきます。
姫路市立美術館
こちらも放送で紹介しませんでしたが、美術館と刀剣の展示のコラボとしては斬新でした。明石国行が展示されたことがあります。2021年の展示。
おまけ
獅子王の写しこと獅子玉の制作と展示といった町由来を意識した展示も行われことがあるので、特別イベントとして開催される土地というのあります。今回は施設紹介ですのでおまけに。
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