勘で馬券を買ってみたら、ちょっとだけ当たった話
こんにちは、トウケイバです。
まずは何から始めようかと思ったんですが、競馬のことを理解しないと分析なんてできないなと思いまして。
競馬を理解するためには、まずやってみるべし。ということで、勘だけを頼りに馬券を買ってみました。
購入した馬券の内訳
馬券は、5月11日と12日に購入しました。
まず、1日目に購入したのが以下の8枚です。
京都10R 単勝 04
新潟10R 複勝 03
東京11R 枠連 3-5
東京10R 馬連 05-07
東京9R ワイド 06-09
京都8R 馬単 04→10
新潟12R 3連複 04-06-09
京都11R 3連単 07→03→05
続く2日目ですが、こちらも1日目と同様に8枚の馬券を購入しました。
新潟12R 単勝 09
新潟11R 複勝 10
新潟10R 枠連 1-7
京都11R 馬連 05-12
京都10R ワイド 01-09
京都9R 馬単 10→04
東京12R 3連複 02-09-13
東京11R 3連複 02-06-09
両日ともに馬券1枚につき100円の計800円で購入しています。
このnoteは、競馬で稼ぐことよりも統計学を学ぶことの方に重きを置いているので、掛け金は少なめになっています。
馬券の選定基準
冒頭でも述べたように、今回購入した馬券はすべて勘で選びました。
ただ適当に選びすぎるのも時間の無駄かなと思ったので、初心者らしくオッズを頼りに選びました。
それ以外の点では、レースや馬券の種類をできるだけバラバラになるように購入しました。
競馬を知らない人のために説明すると、オッズは馬の人気ランキングのようなものです。
オッズは低い馬ほど人気が高く、1着になる確率は高いのですが、その分当たったときの賞金は、オッズが高い馬に比べて少額になります。
1日目は、そのオッズが約10倍になっている馬券を中心に購入しました。
10倍を選んだのは、プラス収支の目標を一番手堅く達成できる倍率だと考えたからです。
馬券購入金額800円から考えて、1つでも馬券が当たれば、プラス収支に持っていけるぐらいが丁度いいのかなと思いました。
そして2日目は、1日目よりもオッズを引き上げて約20倍のものを中心に選びました。
引き上げた理由は後述の当選結果とも関係するので、またそのときに述べたいと思います。
当選結果
まずは1日目。
1日目は、なんと単勝の馬券が1枚当選しました!
そのほかの馬券は残念ながら外れてしまいましたが、結果的に収支を50円プラスにすることができました。
続いて2日目です。
前章で2日目はオッズを約20倍に引き上げたと言いましたが、その理由は単純に欲が出たからです。
1日目と違うオッズで変化をつけたかったという理由もありますが、単純に50円のプラスではジリ貧になるだけで意味がないような気がしたので、オッズを引き上げることにしました。
そして、以下がその結果です。
2日目は、残念ながら完敗でした。
やはり、高いオッズを勘だけで狙うのは少々厳しいようです。
というわけで、最終的な収支は-750円、回収率は-53.1%という結果に終わってしまいました。
やはり競馬を勘だけでやるというのは、あまり現実的ではないようです。
馬券を実際に買ってみて
実際に馬券を買ってみて、競馬は敷居が高い遊びだということを感じました。
競馬はルールや用語が沢山あります。
馬券の種類一つとっても、単勝やワイド、3連単など計8種類もあり、そこにフォーメーションやら流しなどの組み合わせが加わるため、結構複雑です。
これらの用語の意味や、それぞれの特性をしっかりと理解しないことには、今回のように勘でやる競馬と大差ない結果に終わってしまうかと思います。
また、競馬は他のギャンブルに比べ、変数の種類がとても多いです。
例えば、宝くじであれば考慮しなければならないのは数字だけです。数字の組み合わせを選ぶという行為は極めてシンプルなものです。そのため、宝くじは小学生でも挑戦しやすい敷居の低いギャンブルだといえます。
それに対して、競馬は考慮すべき点がとても多いです。
今回出てきた、レース会場や馬券の種類だけでなく、馬の血統やコンディションなども、レース結果を左右する可能性があります。
これら一つ一つの要素を統計学では変数といいますが、競馬はその変数が多く、かつ完璧に理解するには結構時間がかかります。
大人であっても、完璧に理解して競馬をしている人はなかなかいないのではないでしょうか。
ただ、裏を返せばそれが競馬の醍醐味ともいえます。
宝くじはいくら勉強しようが期待値は一定ですが、競馬であればそれを上げることが可能です。
以上まとめますと、競馬は変数が多く初心者にとっては敷居が高いが、その変数の多さこそが競馬の面白さであり、その面白さを伝えることがこのトウケイバの役割であると感じました。
今後の方針
最後に、今後の方針について考えていきたいと思います。
先程、競馬は変数がとても多いことを述べましたが、この変数への理解を深めることが今後の最重要課題であると感じています。
トウケイバの目標は収支をプラスにすることですが、そのためには今回のような当てずっぽうではなく、回収率がプラスになることを正確に予測しなければなりません。
競馬のように変数が多いものを予測するためには、多変量解析という手法が用いられます。
この手法は複数の変数から何らかの結果を予測するもので、その際に用いられる変数には、説明変数と目的変数の2つが存在します。
以下、この2つの用語の説明です。
説明変数は「何かの原因となっている変数」のことで、
目的変数は「その原因を受けて発生した結果となっている変数」のことです。
結果は原因によって決まる(従属している)という意味で、目的変数を「従属変数」、また原因は独立しているので、説明変数を「独立変数」ということもあります。
競馬でいうと、レース会場や馬の血統・コンディション等が説明変数(独立変数)で、レースの着順や回収率等が目的変数(従属変数)となります。
世の中のデータ分析屋と呼ばれる人たちは、これらの変数を用いて、結果を正確に予測することを生業としています。
そして、正確な予測モデルを作るためには、予測モデルのパーツとなる変数への理解を深めなければなりません。そうでなければ、今回の当てずっぽうの競馬をやるのとなんら変わりはありません。
というわけで次回からは、競馬の変数への理解を深めることを中心にすすめていきたいと思います。
それでは今日はこのへんで。
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