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シナリオ執筆作業以外できない藤花詩空のノベルゲーム『【イケメンオタク四天王】純空のオタク転校生』制作レポート1「シナリオ執筆作業以外できないのにゲーム制作をしようと思ったきっかけ」(2024年年8月26日)
どうも、藤花詩空と申します。WEBで創作活動をしているただのオタクです。
今回はそんな創作オタクが現在一番力を入れている創作ノベルゲームの制作レポート1回目です。初回なので作りたいと思ったきっかけの話をしようと思います。
藤花はタイトル通りシナリオ以外何にもやれない人ですが、どんなようにゲームを制作しているのか今後もお伝えしていけたらと思っております。
はじめに:制作中ノベルゲームタイトル&使用サイト
ノベルゲームのタイトルは『【イケメンオタク四天王】純空のオタク転校生』・ジャンルは学園アドベンチャー。イケメンオタク四天王と呼ばれる4キャラの攻略を目的とする無料プレイ可能・現在連載中の作品です。プレイはこちらから。
ゲームの作成・投稿ができるサイトPLiCyにて制作中です。サイト上で制作しているため未完成連載中の現在それ以外のツールは利用していませんが、特に不自由もしておりません。
個人創作『イケメンオタク四天王』公式X(Twitter)・公式ホームページ(フォレスト+)ではPV動画紹介・登場人物紹介もあります。
キャッチコピーは『あなたの選択が未来を決めるアドベンチャー』。細々と連載中で、最終的には選択肢によってルートが分岐するマルチエンディング作品になる予定で進めています。
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ゲーム制作に踏み切ったきっかけ
1:原型作品執筆のきっかけ
作品ができたのは2017年1月頃だそうで、ソースは藤花詩空@web小説宣伝X(Twitter)アカウント。自分の中では割と最近の気がしていたのに、随分前のことになるようですね。どうしてできたのかは実は今でも覚えており、藤花詩空@創作X(Twitter)アカウントで呟いた内容でもあります。
藤花は当時kakuzoo(旧ストリエ)というチャットノベル特化型小説投稿サイトでいくつかのチャットノベルを投稿していました。その中の1つに乙女ゲーム的な作品があり、キャラクターのお付き合い後のイベントストーリーでそれなりの糖度の物語を執筆していたのですが、まだ若かったその頃そういう系統の話を書くのが何だか照れ臭くて落ち着かなかったんですよね。お陰でいつもの執筆作業の倍位疲れてそのせいで「もっと軽い作品を書きたい。それこそギャグみたいなやつ!」と思い立ちました。
kakuzooになってからサイト自体が大きく変化したので今の売りは全然違いますが、当時ストリエだったkakuzooは投稿されたイラストを使用してのチャットノベルの作成ができるのが売りで、物語に使用するイラストを検索するのもメジャーな使い方でした。そこでサイトのイラストを検索しつつ良さげなイラストを探し、一目惚れしたのがもう投稿者様が削除したのかサイト上からはなくなっているのですが眼帯を身に着けた金髪の男の子で、厨二病設定のイラストでした。ゲームに出てくるキャラクターの原型になるイラストです。そのイラストから連想したのがオタクであるせいで厨二病になっている男の子で、厨二病になる位だから恐らくゲームオタクであるというキャラクター設定でした。続けてゲームオタク以外のオタクにはどんなオタクがあるか考えて、アニメオタク・小説オタク・漫画兼イラストオタクを思い付き、全員厨二病の男の子の友達であるという設定を考えました。これがゲームのメインキャラであるオタク四天王の原型です。これらのキャラクターを活用したコメディで思い付いたのが厨二病の男の子の友達が日常の発言からオタクに染まっている彼の将来を心配しており真人間になるために恋愛をして欲しいと思って様々な作戦を練るが、当の厨二病の男の子は非常に鈍感で異性から好意を寄せられているのは誰が見ても明らかなのに1ミリも気付かず、上手くいかないというストーリー。現在はkakzooからプリ小説に移行した『【イケメンオタク四天王】気付かない系ハーレム王の日常』です。これがゲームの原作作品になるとはこの時は夢にも思いませんでした。
2:ゲーム案登場のきっかけ
藤花は大抵X(Twitter)に居るオタクでしたので、創作に関するタグを流してくれるbot系を良くフォローしていて、語るネタにもしていました。そういう時に生きたのがオタク四天王の個性的なキャラクター設定で、どんな創作タグにも彼等は対応できてしまいました。お陰で創作タグで彼等を語るのが非常に楽しく、キャラクター自体が大切な存在となりました。気付いたらX(Twitter)の創作タグでオタク四天王のことを語るのは趣味の1つと言えるレベルにまでなっていました。
そんな時にやったX(Twitter)の創作タグが『#創作っ子のストーリーがゲーム化したら』です。
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これがゲーム案の登場でした。しかしシナリオ執筆しかできない人がゲームを作れる筈がありませんので、最初は本当にただ言ってみただけでした。ただ本当にいつかゲームにできたら楽しいとはずっと頭の片隅で思っていて「流石にゲームにするのは無理だけどストーリーだけでも書いてみよう」となったのが2017年の12月頃のようで、丁度1年後位ですね。本編よりは遅れて書いた記憶はあるのですが、流石に日付までは覚えておりませんのでソースはまた藤花詩空@web宣伝X(Twitter)アカウントからです。これが現在のゲームの原型となる作品です。
最初は本編の外伝としてストリエだったkakuzooのチャットノベルで書いていたのですがストリエは幾度かサイト閉鎖の危機があり、近い形で移行できるプリ小説のチャットノベルを見つけてからはこちらで書くようにしました。これをきっかけに外伝は名前変換可能な夢小説になりました。
プリ小説でチャットノベルにするにも絵が描けないのでキャラアイコンをどうするんだという問題はありましたがキャラクターアイコンをフリーで作らせてくれるPicrewがタイミング良くサービスを開始しており、ストリエで認知し使用している作者の方も居たのでそこから知って活用しました。
3:ゲーム化のきっかけ
夢小説化させてみたもののやっぱりゲームにしたいという気持ちを頭の片隅に残したまま、月日が経過しました。しかし当時Picrewにあったのはアイコンメーカーがほとんどで稀に立ち絵メーカーもありましたが素材が少なく、立ち絵が描けないのが現実である以上できる筈がないこともわかっていました。そんな時現在もゲームの立ち絵作成に利用させて頂いているアイコン・立ち絵メーカーCARATと運命の出会いを果たします。
CARAT自体を知るきっかけとなったのは2023年の3月頃で、任天堂のMiiが使用できるゲーム『Miitopia(ミートピア)』界隈の方のX(Twitter)呟きでゲームに登場するMiiをCARATでアイコン化しており、たまたまそのタイミングで同じく『Miitopia(ミートピア)』をプレイしていた自分もやりたいと思って好奇心でサイトに飛びました。そのサイト内にあったのが無料で立ち絵を作成でき、使用するのも可能としているメーカーです。元々はVライバー用の立ち絵としての使用想定のようでしたが、ゲームにしたい気持ちが大きくなっていた藤花は「これで立ち絵を作ればゲーム化できるのではないか」と考えました。
しかし立ち絵が何とかなったところでゲーム制作のための知識など1つもありません。ただタイミング良くネットが普及しきったスマホ時代。ゲームを簡単に作成できる方法もあるのではないかと必死で調べました。そうして出会ったのが現在ゲームの連載をしているPLiCyです。ゲームを制作するにはツールが必要であるのは調べてわかっていましたが、使用しているパソコンが家族共用パソコンであるためにできる限りツールを入れずに簡単にゲームを制作したいというワガママを叶えられてしまうのがこのPLiCyで、見事検索にヒットしてくれたのです。
主人公の名前変換ができるように設定できないのは少し引っ掛かりましたが、サイトを見つけてゲーム制作に踏み切るまではそれこそ秒でした。「元となるシナリオの準備もあるし、試しにやってみてやれそうだからこのまま作ってしまえ!」とそれこそ突き動かされるように作業に入りました。ゲームを完成したら大きなことを成し遂げたという自信になるし、ゲーム制作は何よりもやりたいと思い続けたことでしたから。「できるなら叶えるしかない。やるなら今しかないんだ」と思ったのです。
こうしてシナリオ執筆しかできない藤花のゲーム制作作業が始まりました。様々なサイトやその作者様にできないことを補って貰っているからこそ覚悟も決まったし、やれています。
その後のゲーム制作の変化
1:BGMと時間差分背景の追加
様々な方から情報を得、多くのサイトに助けられながら2023年の4月に藤花は連載としてゲーム制作を始めました。
ゲーム制作開始当初はメインの活動場所が一次創作小説投稿サイトでほとんど自作は読まれていなかったですし、ゲーム自体が完結もしていない上にサイト備え付けの背景に立ち絵とテキストを入れるのみの寂しいものでした。そのため当初は10人やってくれれば良い方だと思っていましたが、しかし小説とゲームはやはり畑が違うようで……何と10人突破はそれこそ1日程でできてしまいました。あの衝撃は一生忘れられないと思います。
その後も少しずつプレイしてくれる方が増えて、寂しいままのゲームではいけないと凝り始めたのが2023年の7月頃です。
最初はノベルゲームに良くあるキャラクターBGMについて考え始めました。幸いにしてタイミング良く本職の同僚に音楽に詳しい方が入ってきていましたので、相談させて頂きながら何とかフリーで配布して下さっているBGM素材からキャラクターに合いそうなものを選定しました。フリーでBGMがあるということも実際にゲームの作成をしたり人に教えて頂けなければ知らないままだったと思います。本当に良い時代になったと思います。この時代だからこそただの素人にゲーム制作ができています。
同時期に凝り始めたのが背景で、こちらもフリーで配布して下さっている背景素材で時間差分のあるものを活用するようになり、よりリアリティのあるゲームにできたと思っております。
ゲームの制作作業自体は全て1人でやっておりますが、インターネット上で素材の配布をして下さる方が居なければゲームにはなりませんでした。当然相手とお話したことはございませんが、本当に感謝しております。
活用させて頂いているフリー素材についてはゲーム完成後にゲーム自体のエンディングクレジットで出させて頂く他、別記事で語れたらと思っております。
2:立ち絵オフモードの追加
元々ゲームは主人公の立ち絵ありきで制作していたのですがBGM・背景追加によるゲームリニューアル後、今まで通りゲームの組み込み作業をしていた時「主人公の立ち絵ナシの方が表現がより際立つタイミングがある」ということに気付きました。またある程度ゲームのプレイをして頂いていたため「立ち絵ナシでやりたい方も居るのではないか」という疑問に辿り着きました。そうして立ち絵オフモード制作に踏み切ったのが2023年の8月頃です。
モードを2つ用意するということはどちらも同じ表現ではいられないため、作業が2倍になり時間も掛かりますが、表現がより豊かになったと思える場面もありますので今後も続けていきたいことです。
この考えに至ったのもプレイして下さる方が居たからこそで、やって下さる方が居るから様々な挑戦ができると感じております。
3:立ち絵の修正
立ち絵についてはゲーム制作開始当初からCARATにお世話になりながらやらせて頂いておりますが、このCARATで2024年3月頃に活用させて頂いていた立ち絵メーカーのサイトUIの改変がありました。それに伴って今まで通りの立ち絵作成が困難になったのをきっかけに改めて立ち絵に目を向けるようになりました。
その頃はゲームのシナリオ作業メインでリアリティを出すために現実世界の月日と合わせて執筆しより早く公開しようと気が急いていて、サイトの確認をする回数が圧倒的に減っていました。しかし立ち絵修正をせざるを得ない状況になってかつて制作した章の確認をした結果違和感しかないことに気が付きました。
立ち絵が切れていたり、同じキャラクターでも立ち絵のサイズ感が変化していることがあったのです。
普段は台詞に隠れて見えないので立ち絵が切れているのはそこまで問題に思っておりませんでしたが幾度となくコメントでご指摘頂いており、「シナリオを急いで書いてゲーム公開章を増やそうとするよりも丁寧に制作していくことの方が大切である」と学ばせて頂きました。
それからは立ち絵のサイズがほぼズレることのないように数字で調整し、サイトのサイズにしっかり合わせるように全て作り直す方向にしています。
またキャラクターの身長差を出しより個性を際立たせるようにして現在も修正作業は途中ですが、ちゃんとゲームらしくなってきたと感じております。プレイして下さる方がご指摘下さったからこその気付きでしたので、本当に感謝しております。
おわりに
様々な方から情報を得てサイト様にも助けられながらゲーム制作を連載として始めて1年弱の現在、大変有難いことに1500回以上のプレイを突破しています。
これからも作品の良いところは生かして悪いところは直して行きながら丁寧に完成まで進めて行きたいと思っております。
制作作業は1個人でやっているのもあって大変ゆっくりにはなってしまいますが、温かく見守って頂けたら幸いです。
ゲームの制作作業について裏話的に語る記事は作業の進捗状況をお伝えする意味も込めて今後も定期的に書いていきたいと考えておりますので、ご興味があれば見て頂ければと思います。