自家感作性皮膚炎体験談(2)

(2)秋中ごろのあれこれ(たぶん一番つらかった時期)

9月の半ばから通院を始め、しばらくは良くなっているような、いないような中途半端な状況が続いていました。まだ汗ばむことの多い季節で、塗りなれない油の強い薬が気持ち悪くてとても嫌でした。

まだ薬の塗り方も良く分かっていなくて、薬を塗るとその刺激で痒かったりヒリヒリと痛かったり、正直ちょっと辛かったです。最初の頃はヘパリン類似物質(ヒルドイド)入りの薬が処方されていたのですが、あまりに塗った後の掻痒感や刺激感がひどかったので、医師に相談しましたら、ヘパリンなしのプロペト(ワセリンの純度の高いやつ)に変更になりました。ステロイドの方もヘパリンを抜いて変わりにワセリンで割ったものに変わりました。(ステロイドはサレックスのまま)

この頃は痒みが本当にひどくて、夜眠れない日が続きました。2~3時間睡眠が2週間以上続いたような記憶です。かゆみ止め内服として処方されていた抗ヒスタミン剤も全く効いている感じがなくて、フェキソフェナジン(アレグラ)にチェンジしてもらいました。

私は抗ヒスタミン剤ではあまり眠気が出ない方なのですが、フェキソフェナジンはかなり眠気が強くて、半端な時間帯に飲めず、処方(朝、夕食後1日2回)通りではなく、昼と夜中(就寝前)に変更して飲んでいました。

一日一回の抗ヒスタミン剤(ビラノア)もあって、そちらは最初に耳鼻科で処方されたときに特に何も説明がなくて、単に就寝前服用とだけ言われていたのですが、調べると空腹時に飲むことが重要な薬らしいと分かり、こちらも夕食前の空腹時間帯に飲むように変更しました(自己判断で、どちらも事後承諾)。

そうして工夫して、やっと少しずつかゆみ止めの効果が出てきました。それでもまだ、熟睡には至らず、なかなかきちんと眠れる夜が少ない状況が続きました。それでも4~5時間眠れると明らかに朝の皮膚の状態が良いのです。やっぱり睡眠は大事なのだと改めて実感。

受診始めてから3週間ほどたった頃、ステロイドの副作用が来ました。毛嚢炎です。ニキビのとてもひどいのみたいなやつ。中が膿んでぷっくりと腫れてとても痛い。これが腕と腿の一部と、ひざから下にたくさんできて、ちょっと何かが触れただけでとても痛い。またもや痛みで全く眠れなくなりました。

眠気が強いのに眠れないのは本当につらいです。何もできないし、体力も消耗する。精神的にもかなりきてしまって、毎晩のように痛み止めか精神安定剤(ソラナックス)を飲んでやっと眠る状態。痛み止めは(本当は悪いことですけど)過去に歯科治療でもらったロキソニンを飲みました。

メンクリの診療の時、眠れないことを相談したときに、ロキソニン飲めば眠れるんですけど、どう思いますか?と聞いたら、「うーん…」と考えてから、半分に割って飲んでみたらどうかな?とアドバイスいただいて、それ以後はそのようにしました。たぶんロキソニンは副作用が強い鎮痛剤なので、その辺を心配されていたのではないかと思います。(私は大抵の薬はとてもよく効く体質で副作用も結構出やすい)

そんなこんなで、10月の半ばに皮膚科受診したときに、窮状を訴えて、毛嚢炎対策に抗菌剤を処方してもらいました。そこらへんから徐々に良くなる兆しが出てきたのですが、だいぶ良くなってきたなという頃にちょっと事件がありました。

この時期に処方されていた薬。

1.保湿剤(プロペト)

2.ステロイド体用(サレックス+プロペト)

3.抗ヒスタミン剤2種(ビラノア、フェキソフェナジン)

(顔用のステロイドは少量使用なので、初回処方のをずっと使ってました)

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