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祝・初寝坊【業務日誌 2019/05/09】

あ…ありのまま今日起こった事を話すぜ!

「おれは朝から西和賀ネットの改修についてミーティングをするつもりが、目を覚ましたら11時30分を回っていた」

な… 何を言っているのか わからねーと思うが 

おれも 何をされたのか わからなかった…

頭がどうにかなりそうだった… 二度寝だとか三度寝だとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

というわけで、ふすまの向こうで話し声がすると思ったら、ふすまを開けたのは俺がこの町に来るきっかけになった小堀(森)陽平。本来なら午前中、農業振興課が所有するウェブサイト「西和賀ネット」の改修について、彼といろいろ話すつもりだったのだが、なんか知らんがすっげえ寝坊である。

ほうぼうで「唐仁原がいない・来ない」と騒ぎになっていたようで、役場に「すいません、寝てました」と連絡すると、電話がかかってきて「何かあったのかと思って、今、そっち(俺の家)まで向かってる。もう湯田(役場から約10キロ。うちと役場の中間くらい)だ!」と。いやあ、すいませんね。

午後イチで役場で打ち合わせだったので登庁。課長に「生きてたか」と体をペタペタ触られ、「幽霊じゃねえよな」と言われる。いやあ、すいませんね。

で、ふるさと振興課課長と、「移住体験ツアー構想」について打ち合わせ。今後、どんどん協力していきましょうということで、情報共有と情報交換。俺は移住体験ツアーで積極的に空き家を活用していきたいのだが、ふるさと振興課でやっている空き家回りに同行させてもらえることになった。

各方面にメール。秘密の隠密活動にまつわるメールも。ここに書いてる時点で全然隠密じゃないじゃないか!

退庁後、小堀家へ。お詫びのチョコパイを持参し、いろいろ話す。

そういえば、今日寝坊したことにより、町内在住の写真家、小田島学氏が亡くなった場合、墓前に一風堂のラーメンとにんにく、辛子高菜をお供えし、墓石に背脂をぶっかければいいことがわかった。

何を言っているのか、わからねーと思うが。

唐仁原 俊博 a.k.a. 西和賀町のやべーやつ / とうじんばら としひろ
岩手県西和賀町 地域おこし協力隊 / 演出家 / エンハンサー / エンチャンター

大学生・怠惰な生活・演劇の三足のわらじで、京都大学を10年かけて中退した、元フリーランスライター。ほんとは大してやばくないけど、最長3年の任期をフル活用するためにも、やべーやつを名乗ることにした。
ほんとに大してやばくない。

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