俺はとても怒っているゾ。なぜなら希望しかないからだ。
その笑顔、もはや暴力!
西和賀町地域おこし協力隊のとうじんです。
さて。今も笑顔だと思った?
残念、激おこでしたー。
西和賀町に住んでみて改めて感じたのは「仕事がない」とか「貧しい」とか、全部ウソやんけ、ということ。
外から来た人(観光客にしろ、引っ越してきた人にしろ)が「いいね!」って言ってるのをこれまでいっぱい聞いてるはずなのに、その「いいね!」をちゃんと引き受けてこなかったから、人も金も取りこぼし続けている。
これこそ岡目八目の極みなのだろうが、言わせていただきたい。
「バッカじゃねーの」。
北上市と横手市に挟まれて、盛岡まで1時間半、仙台まで2時間。距離だけ見れば大して田舎じゃないはずの西和賀がピンチに陥っているのは、何のことはない、自業自得である。
取りこぼし続けていた外からの声に、今正面切って向き合っているのは、「ユキノチカラ」プロジェクトに商品を出している皆さんではないかと想像する。
今まで作ってきたモノに「町の外からこれだけの反響があるんだ」と「ユキノチカラ」プロジェクトの関係者は驚いたはずだ。
同時に、「じゃあもっといろいろやれることがあるんじゃないか」と考えているはずだ。
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「ブランド」というのは、高級品のことを指すのではない。消費者に認識してもらいやすくするための記号化が「ブランド化」だ。
西和賀で作られてきたモノの価値を、わかりやすくパッケージングしたのが「ユキノチカラ」であり、それが町の外に売れているということは、西和賀で作られているモノには価値があるということなのだ。
ピンと来ない人はこの本を買ってください。
「ブランド」をどう捉え、それをどう実践に落とし込むかが、3時間で読めます。俺が山口義宏氏にインタビューして、原稿にして、さらに山口氏にガガガッ!と手を入れていただいて、今の西和賀に最も必要な本に仕上がっています。
安心してほしい。アフィリエイトじゃない。純粋な紹介だ。原稿は買い切りなので、売れたところで俺には印税も入らない。純粋な紹介すぎて自分が怖い。
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少なくとも俺は、温泉があるからここに引っ越してきたわけではない。日本なんてどこだって、温泉は掘れば出てくる。俺の実家(鹿児島市)だって、ママチャリで行ける距離に、銭湯価格の温泉がゴロゴロある。
ここなんて朝4時から深夜2時までやってる。実家からママチャリで10分かからない。
マジで問いたい。
この町が勝負すべきは温泉なのか?
違うでしょ。
俺のなかではとっくに答えが出ている。
この町で温泉は、メインに据えるものじゃなくて、添えるものだ。
「×××で、しかも温泉もあるよ」程度で十分だ。(だから調子の悪い施設は、この際、とっとと閉めてしまうべきだと俺は考える。)
じゃあメインは何なのよって、「どうせ何やったって、この町は人が減ってって終わりだ」なんて、いい年して拗ねてる大人には、もったいないので教えてやんない。
今後は姿勢を徹底的に問うていく。「考えてくれ」「やってくれ」と言われたら、金銭を要求していこうと決めた。総務省から金をもらっているが、この金額で俺に、西和賀町のやべーやつに、丸投げできるわけがなかろうが。無論、「一緒にやっていこう」なら、よほどのことがない限り要求しない。
ポジティブな話題が多すぎて、逆にムカついてくるっていう、そういう精神状態なう。
西和賀町が面白い町になる予感しかしない。
本当に。
唐仁原 俊博 a.k.a. 西和賀町のやべーやつ / とうじんばら としひろ
岩手県西和賀町 地域おこし協力隊 / 演出家 / エンハンサー / エンチャンター
大学生・怠惰な生活・演劇の三足のわらじで、京都大学を10年かけて中退した、元フリーランスライター。ほんとは大してやばくないけど、最長3年の任期をフル活用するためにも、やべーやつを名乗ることにした。
ほんとに大してやばくない。
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