私の歴史「番外編」
記事を読んでいただきありがとうございます
私は注目されるのが苦手で、かなり内気な人見知り、でも親の教育があり、本心とは裏腹に人前では無意識に笑顔でいるようになりました
これまで、思ったことも口にできず、いかに人から嫌われないようにするか、という事ばかりを考えて人と接してきました
次第に、それが普通の状態になり、自分ではそれが本当の自分なんだと、違和感なく思うようになっていきました
でも、メンターから学び始めてから、本当の自分でいいんだ、と思えるようになっていきました
他人が気を悪くしないように、当たり障りのない行動をとるという行為が、どんどん自分を痛めつけていた、ということが分かりました
自分の外ばかりに気を取られ、自分の内側の声を無視し続けていたていたので、エネルギーが駄々洩れの状態でした
中学2年生の頃の話になりますが、人生で初めて女性と付き合うことになりました
私は、ちょうど彼女が欲しいなー、なんて思っていたころで、気の合う友達と恋愛の話もするようになっていた頃です
誰がかわいいとか、あの子はどうとか、そんな話で盛り上がっていました
でも私は女の子と対面すると、ものすごく緊張してしまって、普通の会話すらできないような状態でした
もちろん、仲の良い女性など1人もいませんでした
周りの男子は普通に話をしていたし、冗談も言い合っていたりして、私はそんなことができて羨ましいなーと、内心思っていました
今となっては、そんな状態でよく彼女が出来たなと感心します
たまたま運よく、自分のことを好きになってくれた女性がいて、その子の女友達を経由して、女友達が私に紹介してくれました
あまりにいきなりの事でよくわかりませんでしたが、私は「いいよ」と一言言って付き合うことになりました
女性とほとんど会話したこともなかったので、当然その子のこともよくわかっておらず、かなり失礼なことを言いますが、特に好みの女性というわけでもありませんでした
付き合っているというステータスが欲しかったのだと思います
生まれて初めての彼女との会話も、片言のような感じで、会話とは言えませんでした
同じクラスメイトだったのですが、学校にいる間もほとんど会話をした記憶がありません
下校するとき一緒に帰ったりもしたのですが、帰っている時間の99%は無言でした
それくらい女性と接することが苦手でした
休みの日は、たまに電車で市街地に行ってデートをするのですが、その時も緊張して全く会話が成り立ちません
友人からも、「何してるの?もっとちゃんとしろよ(笑)」みたいな感じで笑われる始末でした
ほとんど会話もままならないような状態で、そのまま高校1年生の夏くらいまで、その方とは2年ほどお付き合いました
ですのでほとんど記憶がなく、付き合っていたという感覚がほとんどありませんでした
彼女のことを好きだった気持ちも本当にあるのかもわからない、というのが本音です
ひどい男です
高校が別になり、土日はほとんど部活で忙しく、彼女ともほとんど会えずに疎遠になってしまっていました
当時の彼女ともまともに付き合えていない状況だったにも関わらず、私は付き合っている意味がないと思ってしまい、彼女に別れを告げました
いやいや、ちゃんと彼女を見てあげようよ、もっとお話ししてちゃんと恋愛をしようよ、と当時の私に言ってやりたいです
不純ですが、もっと違う人と付き合ってみたいとも思っていたのです
本当はもっと色々な恋愛をしてみたいという本音を、まともに付き合っているという感覚もなかったくせに、部活が忙しいことを理由に、強制的に分かれることを決断したのでした
自分が傷つかないように、本音を隠して嘘をつき、結果相手を傷つけたのでした
女性との会話もうまくできないし、自分の本音すら言えない、自分から告白できるような度胸もないし、告白したこともない私がよく決断できたなと思います
若かったので、とりあえず何とかなるだろう、ということだったのでしょう
周りに、彼女が途切れない友人がいたので、そういう人をみて羨ましいと思ったのだと思います
恋愛も友達関係も、自分の本音を隠した付き合いばかりの学生生活で、結果的に相手も自分も傷つけるような行動ばかりをしてきました
「隣の芝生は青い」という言葉がありますが、周りの友達が自分よりはるかに好き勝手に生きているように見えていました
他人を羨ましいと思うことが多く、自分の外側にばかり意識を向けて、他人の人生を生きていた、ということがよく分かりました
そのおかげで今は、正直に誠実に生きていこうと思えるようになったので、昔の経験も全て無駄ではなかったと、今は思うことができています
私の生い立ち番外編ということで、とりとめのないお話、失礼しました
ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました