【感想】TOUGH外伝 龍を継ぐ男 BATTLE.392 心の闘い
鬼龍が死んだ?
そんなバカなことがあるか(*`◯´*)
◆前回までのあらすじ
突然変異の心臓を持つ龍星と悪魔王子の死闘…互いに幻魔や直接打撃の打ち合いでは互角であったが、相打ちが続く中で龍星のほうが先にダメージに苦しみダウンしてしまう。対象的に"地獄の苦しみ"になれている悪魔王子は龍星と同等のダメージを受けているはずだが精神力で耐えていた。
一気に劣勢に陥る龍星。そして、試合の傍らでは静虎が悪魔王子に処刑された鬼龍の安否を調べるため現場へ駆けつけたが…そこで見た物は!?
◆死亡確認
呼吸停止
心臓停止
瞳孔散大
静虎「鬼龍が死んでるッ」
前回、鬼龍の安否確認のためにK大宮殿外へ運びされようとしていた死体袋をR国兵士から奪い取った静虎。"あの"鬼龍が死んでいるはずがないと一縷の希望を持って中身を確認したが…そこには紛うことなき 自身の兄・鬼龍の亡骸があった。すでに呼吸も心臓も停止、死後の全身の筋肉の弛緩によって瞳孔も開いており、その死は疑いようがなかった。
う
あ
あ
あ
あ
あ
(PC書き文字)
本物は絶対死んでないと思うけど
き…鬼龍が静虎に練り死亡確認されているっ!
※前話から引き続き禁断の死亡確認二度打ち
死体に直に触れて確認した上で活法に精通した静虎が諦めているあたり
・影武者
・灘神影流マジックよ
展開の可能性がだいぶ薄まってしまった……じゃあなんスか?
鬼龍おじさんがあの男の愛車を奪って逃亡した後おめおめと再び捕まってサンドバッグに詰められて悪魔王子に殴り殺されたマスケって言いたいんスか?
なんかここまで念入りだとガチで鬼龍おじさんが死んだ気がしてきたんだよね。
……は?
◆米国サイド
~ 在R国アメリカ大使館 ~
(ここのコマとリンク先の記事の大使館の写真、道路を走ってる車も全部同じなんスけど…いいんスかこれ)
スペンサー「鬼龍が死んだ?そんなバカなことがあるか」←たぶん読者全員が思ってること。
その頃、R国内のアメリカ大使館では米国特命捜査官・スタンプが本国の国務長官、今回の悪魔王子確保の任務を命じたスペンサーに対して鬼龍死亡の報を伝えていた。宿敵でもあるが同時に昵懇の中でもある鬼龍の死亡報告に対して、奴はそうやって何度も人を騙してきたと言い、信じようとしないスペンサーだが……。
スマイル・ジョーが猿空間から甦る!!
(ついでにスタンプも)
スマイル・ジョーが最後に登場したのが352話だからざっと357日ぶりっス。かなり久しぶりなんだ(ステファニーまだ元気しとん?)。
スタンプもユーリ戦後に骨折したから仕事サボれるだろとか龍星に軽口叩いていたけどちゃんと仕事してましたね…あれ?車椅子に乗ってないけど骨折は?
熹一:両肋骨骨折
悪魔王子:両頸動脈切断
スタンプ:右脚の脛骨完全骨折&キラーちゃんのジャック・ナイフエルボーによる右瞼の裂傷
結構重症っぽいけど…みんなもう完治してそうで草生える。全員、ジョジョ三部のメンツ並みに回復がはえーよ。
今やってる御前試合ってホワイト・ナイト・バトルが終わってからの時間経過が試合開催を伝えられて一週間後ってことぐらいしか分からないんだけど、もしかして悪魔王子VSキラージョウから御前試合通達までの間にかなり期間が空いてるタイプ?
スマジョ「鬼龍はこれまで何度もそうやって人を騙してきた(`o´)y-~~」←一言一句同意しかない台詞なんだよね、すごくない?
◆確たる証拠
スタンプはスペンサーに対して今映し出されているライブ映像は国防省(←前は"国防総省"表記だったんだが…)の協力者である静虎のメガネに仕込まれた超小型カメラからのリアルタイムな映像であり、鬼龍の死は確実だと断言する。それでもスペンサーは"あの"鬼龍が死んだ事実を受け止めきれない様子だが。
スマジョ「あ…あの鬼龍が…(動揺」
読 者「あ…あの鬼龍が…(動揺」
スマイルジョー…現状静虎と同じくらい鬼龍の死を信じられないって感じですね。コイツにとって鬼龍は大統領暗殺をバラされて危機に陥ったり色々と弱みを握られているから目の上のたん瘤的な存在なんだけど「美学を持て…鬼龍のように」って台詞やバスターズ戦の約束はちゃんと守って優希ちゃんの治療を取り付けてくれたり、向けている感情は憎しみ半分・尊敬半分な気がする……このオッサン達、妙にネットリした関係だな。
あと今回の小型カメラの件で静虎がR国に無事入国できたのもしっかりスタンプ(米国)と協力関係を結んでいたからだったことが判明。恐らく先週までのパヴェルとのいざこざ時に
小型カメラ越しのスタンプ「ミスター静虎…闘っている最中にメガネ外すのやめてくれる?」
↑あの闘いの裏側ではこうボヤいていたと考えられる。
◆失意の中
鬼龍の死亡を確認し、その亡骸の前で固まっていた静虎にR兵士が痺れを切らして銃口を向ける。カメラ越しに監視しているスタンプにも緊張が走るが、静虎は「もういいです…」と言って向けられて銃を押し上げ、失意の中その場を後にした。
お…静虎がガチへこみしとる…えっ?マジで死んだの!?
……って最初読んだときは思ったけどこのシーンちょっと引っかかるんだよね。仮に本当に死亡していた場合、静虎が鬼龍の遺体を放置して回収しないのは少し不自然じゃない?
身内思いの静虎ならR国兵士を蹴散らしてでも遺体を日本に持って帰ろうとするはずだし、スタンプの焦り顔も何か含みがあるような…いや、流石に考えすぎ…か?
~ 私の脳内 ~
A「鬼龍が死ぬわけないやん タフはこのオッサンいないと成り立たないんやで」
↓ 波濤返し
B「待てよ ここまで念入りだとマジで死んでる可能性があるんだぜ」
↓ 波濤波濤返し
A「待てよ ここまで念入りだと逆に生きてる可能性があるんだぜ 恐らくあの男の背後から現れて『悪魔は死なないんだぜ』のセルフ・オマージュをすると考えられるが…」
↓ 波濤波濤波濤返し
B「待てよ それだと静虎がマジモンの節穴になるんだぜ 影武者or本物の仮死状態だとしても肉親の死体が本物かどうか分からないのは普通にヤベーし 活法に精通している静虎が死亡確認をしくじるのは無理がある」
↓波濤波濤波濤波濤返し
A「"満天の星空から生まれた二つの流星は同じ運命を辿る"という設定を忘れたか!二人はリンクしているんだ 鬼龍が死んだら静虎も死なないといけないんだぜ」
↓ 波濤波濤波濤波濤波濤返し
B「その設定は荼毘に付したよ…そもそもVS覚吾VS春草の時並みに一々リンクしてたら静虎がアイアン木場戦前に車にひかれて死にかけてた時に鬼龍も死にかけていたことになるし(意外と「はうッ」ってなってたりして) 静虎に与えた塊蒐拳の苦しみが自身に返ってくることになるんだ(まっ まさか鬼龍が夜な夜な塊蒐拳の治療をしてくれたのって…)」
↓ 波濤波濤波濤波濤波濤波濤返し
A「それは…しゃあけど…じゃあもう静虎が鬼龍の一芝居に付き合ってくれているでなんとか…(スタンプとスペンサー長官を欺く意味が分からんが)」
◆悪魔の猛攻
~ K大宮殿 会場 ~
悪魔王子の肝臓打ちによる痛みでこの試合で初めてダウンしてしまい地べたを這いつくばる龍星。一方、悪魔王子も"弾すべり"カウンターによって相当なダメージを受けているはずだと疑問に思うあの男だが、地獄の底から這い上がり幾多の修羅場をくぐってきた悪魔王子は"苦痛への耐性"が龍星の遥か上をいくと…インカム越しに謎の男が説明する(←マジでこいつが鬼龍としか思えないんだが)。
熹一「龍星くるぞ」
悪魔王子はそのままダウンしている龍星に容赦なく蹴り上げようとする。ギリギリのところで起き上がり間一髪で躱すことには成功するが体勢が崩れてしまう。顔を上げると眼前には空へ跳躍した悪魔王子の姿が。隻眼で死角となっている左顔面に右ストレートが突き刺さる。
ここの悪魔王子の跳躍シーン、普通にかっこいいっスね。
そして左顔面殴られて顔がホグァーーってなってる龍星おもしろいっスね。
*`◯´*)=○)`。`)ゴッ
技術やフィジカルの闘いというよりメンタル勝負じみてきた御前試合だけど、さすがに生まれたときから人間兵器のクローンとして過酷な環境にいた悪魔王子と1~2年前?まで本山先生の下で修業はしていたけど普通の学生生活を送っていた龍星とじゃ修羅場の数と密度が違うと言われてもしゃーないんだ(長岡家の家庭環境はクソだったけど)。
逆に龍星はこの1~2年間?が濃すぎる気がするぜ。
(静虎との出会い、暗黒武闘会、血の謝肉祭、闇落ち、心臓移植、四大幻獣戦、バスターズ戦、ドラゴン・ラッシュ、ホワイト・ナイト・バトル)
それといい加減、悪魔王子が度々擦ってる地獄のような過去(哀しき過去)パートをやってほしいんだけど今後描写する予定はあるのかなぁ。
◆二度目のダウン…
左顔面へのジャンピング・ストレートで怯んだところにキラージョウを屠った悪魔王子の追撃の"心臓打ち"が炸裂。
ズン…
心臓に大きな衝撃が走り、龍星はドロドロと視界が溶けていきながら本日2度目のダウン。悪魔王子の勝利にご満悦な様子のヨシフ(←こいつ何でこんなに悪魔王子の肩持つのん?)と「これで終わりか…」と呟くあの男。
突然変異の心臓に衝撃を与える!?いかん!(K2書き文字)
この展開は悪魔王子VSリカルドの「はうッ」の時と同じやん。毎度のことながら衝撃与えたら復活・覚醒するって昔の家電かいな。
まっ 悪魔王子がそれを狙ってるってパターンもありえるけどね。このままだと歯ごたえがないし。
かつての拳獣リカルド「"ガルシアの心臓"で覚醒してよッ」←お前はいまどこで油売っているんやろなぁ…いやラーメン喰ってるだけか。
◆覚醒
ドックン
ドックン
ドックン
(PC書き文字)
だがしかし、"心臓打ち"で一度止まったかのように思えた龍星の心臓が突如、悪魔王子と同じように再び鼓動を始める。体の中にいるなにかに突き動かされる立ち上がる龍星……次回、反撃開始!?
この龍星を突き動かすなにかはガルシア28号だと思われるが、ダーティ・ホワイト戦みたいにスタンド召喚するんですかね。
ふうん、龍星&ガルシア28号VSガルシア11号という構図になるわけか。
ガルシアVSガルシア←こう書くと普通に熱いね。
◆精神修行の効果はこれから… ← 編集が周師匠との修行について覚えてくれていたことが今週一番の驚きポイントかもしれん。
次号、龍星の反撃!! ← 2週間後はながいて…。
◆まとめ
お…おいおい鬼龍おじさんはどうした?
「悪魔は死なないんだぜ」展開もなくガチで死んだのか?
だとしたらまずいよ…感想書いてる場合じゃないよ…
(*;◯;*)りゅ…龍を継ぐ男の連載が終了になっちゃうよ…
……まぁ ここまで徹底的に死んだことを念押しされるということは普通に生きてる展開なんだけど、同時にお約束に対する逆張り&先生がもう鬼龍で話を引っ張らないという覚悟の元、ガチで死んだという可能性が500億分の1%くらいは存在すると考えられる(←いや、ねーだろ。どうみてもあの男に解説してる謎の男が鬼龍だろ!)。
本当に鬼龍おじさんが死んでたとしたら
護衛「逃げたぞ 鬼龍が閣下の愛車を奪って逃走だあ」のシーンが生前の最後の元気な姿になるんだよ…こ…こんなことが許されていいのか?←いいわけないだろ……。
今後の展開としては一先ず盤外の静虎関係が片付いたし、次話は丸々龍星VS悪魔王子だろうから戦闘描写に期待が高まる。合併号明けだしな(ヌッ
◆次号予告
次のプレボNo.45は10月21日月曜日です。
合併号…糞。
◆余談
R国編が最終章だなんて…こ…こんなの納得できない。
恐らくこの闘いが終わったら中東編が始まると考えられるが…。
~ I国編 ~
熹一「いやーついに来たのォ I国」
龍星「あっ熹一さん気を付けてください そっちはP自治区ですよ」
熹一「はぁ?なんやそれ?」
龍星「……熹一さん ちゃんと歴史の授業受けてました?この国を出国するときにP自治区に行ったことがバレると出国審査時に別室に送られることもあるので気を付けてくださいね あとでP自治区内のA地区にも行きますけど出国時にはスマホの写真とかはクラウドに上げるか消しといてくださいよ」
熹一「なんか窮屈な国やな あっワシあれ見てみたいわ 壁に描かれた花投げてる人や」
龍星「だからそれもP自治区内ですって…取り敢えずスタンプさんと合流するために首都Tに行きますよ」
熹一「ちょっと待てや さすがにワシも少しは下調べしたんやが…ググったらI国の首都はJって書いてたで!お前 目的地間違えてへんか?」
龍星「熹一さん…それ以上はいけない(ヤホー検索だとどっちも出てくるんだけどなぁ…)」
……うん、普通におヤベー内容になるね。
(ちょっと俺の思想が出てきたわ、危ない危ない)
殺法すなわち活法なり
規制すわなち自由なり
ハ──ッ 灘神影流 “表現の自由”!!
出典:猿渡哲也『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』第392話