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【感想】TOUGH外伝 龍を継ぐ男 BATTLE.364 終結の時

いかん、サーシャで1か月も使ってしまった。


◆前回までのあらすじ

ホワイト・ナイト・バトル第三試合。幾多の致命傷を負いながらも立ち上がり、スイート・デビルによる幻覚で錯乱状態のサーシャ。猛攻の中、追い詰められた龍星は必殺の"顔面皮剝がし"を仕掛けられ絶体絶命。一方、鬼龍とヨシフの会話でサーシャが実はヨシフの息子であるという噂が……。


◆否定

ヨシフ「確かにサーシャの母親は数多あまたいる愛人の一人だった だが私はただの一度も体の中に麻薬を入れたことはない」
前回、鬼龍が語ったサーシャがお前の息子ではないかという噂に対して、明確に否定するヨシフ。確かにサーシャの母と愛人関係ではあったが、自分はスイート・デビルを使ったことはなく、血のつながりはないと言い張る。

ふうん、愛人関係だったことは事実だが、自分は麻薬をヤっていないからサーシャがスイート・デビル・ベイビーになるはずはない=息子ではない……ということか。
これ、サーシャ母がスイート・デビルやってたら関係ないと思うんですけど、どうなんスかね?
なんかメタ的には「息子展開で話引き延ばそう」→「やっぱ辞めたわ」感がしますわ。


◆反撃

鬼龍とヨシフがVIP席でサーシャの出自について話している中、龍星はサーシャ必殺の"顔面皮剝がし"を膝蹴りでひるませ、間一髪で危機を脱する。
龍星「(まだ終わらないのか あなたはどこまでタフネスなんですか?)」
熹一「クロやん 完全になにか変なもん体内に取り込んどるわ」

しかし、常軌を逸したサーシャの戦意は衰えず、再び龍星に襲い掛かる。雄叫びと共に悪魔の右ストレートが炸裂!? ……が、
龍星「(たとえそれが相手の人生を終わらせるような最悪の結果になろうとも…その覚悟がない者は闘う資格がない)」
龍星は一瞬消えたかのように紙一重でかわし、龍腿ドラゴン・フットによる飛び蹴りがサーシャの後頭部に直撃。激しく脳が上下に揺さぶられ、今度こそ完全に意識を失った。

二度の脳震盪、顎骨粉砕、肋骨骨折、ひざ靭帯断裂……
もうサーシャの身体はボロボロ。

顔面皮剝がしも両手足フリーだから心配ないなと思っていたけど、案の定難なく脱出してトドメでしたね。
確かにタフネスはすごかったけどバスターズやドラゴン・ラッシュの面々と比べたら遥かに格下だった気がする。サーシャとオーエン・スミスだったらオーエン・スミスの方が強いんとちゃう?

【バスターズ】
ジーキル、ビッグ・ピッグ、マーフィ、オーエン・スミス、キース
【ドラゴン・ラッシュ】
ビッグ・ハンド、王さん、ダーティ・ホワイト、ゴメス

あ…あかん、前章のキャラが強すぎる(一部を除いて)。


◆終結

今試合三度目のダウン、二度の脳震盪で完全に機能停止したサーシャ。今までR国側の選手に有利なジャッジをしていたレフリーもさすがにゴングを要求、スタジアムに試合終了の鐘がむなしく鳴り響く。
会場が静寂に包まれる中、意識を失い、まるで無垢な赤ん坊のように安らかに眠るサーシャに対して鬼龍は、
鬼龍「サーシャは望んで"スイート・デビル・ベイビー"になったわけじゃない…"悪魔"を作ったのは"人間"だ」
と語る。

なんかええ感じの事言ってるけど、鬼龍おじさんが言っていいことじゃないんだよなぁ。もうちょい自分の胸に手を当てて喋ってもらっていいっスか?

ガルシアは望んで"人間兵器"になったわけじゃない
"ガルシア"を作ったのは"鬼龍"と"米国"だ


◆謀略

試合終了後、ヨシフはサーシャの息子疑惑に…仮にもしも人間の出来損ない(サーシャ)が自分の息子だとしたら……、
ヨシフ「この世に生まれ出た瞬間に首をひねるわっ ポキっとな」
と、無慈悲にも吐き捨てた。

なぁ、やっぱりこの蛆虫〇そうぜ。
ヨシフおじさん、段々鬼龍ポイント貯まってきてない?これ確実に鬼龍おじさんにボッコボコにされる末路ですね。間違いない。

鬼龍「"悪魔"はやっぱりあんただな あんたの前だと俺がやさしい天使のように思える」
ヨシフ「笑わせるな」

エ ン ジ ェ ル 鬼 龍 爆 誕 (鉄拳8好評発売中)。
「笑わせるな」←ここだけ"は"ヨシフおじさんに完全同意。
実の子供も育児放棄、自身の遺伝子で作ったガルシアは物扱いで愛情一切なし、これでヨシフおじさんを非難は「お前が言うな案件」なんだよなぁ。

同族嫌悪かな?

そんな鬼龍の皮肉に対してヨシフは、
ヨシフ「"ガルシアの心臓"をネタにあの男に取り入ろうとしているのは誰だ」

鬼龍があの男に取り入るために突然変異の心臓を持った自身の息子である悪魔王子と龍星を殺そうとしていると、疑いをかけられていることを語った。

なぁ、やっぱりこの蝙蝠〇そうぜ。
……という冗談はそこまでで、ヨシフが言った鬼龍の企みは"あの男"へ近づくためのフェイクって説が濃厚ですね。
そう考えると、後ろ盾を求めてR国へ渡った悪魔王子はともかく、龍星が参戦する流れになった原因は米国だから、やっぱスマイル・ジョーと鬼龍おじさんが裏で結託しているんですかね?

◆本当の悪は誰方どちらか…!? ← どちらもありうる…そんだけだ。
次号、怒った熹一が…!? ← そんなに怒ってたか?熹一の試合がすぐに始まるなら第四~第七試合は一気に猿空間送り、サーシャでこれならルスラン瞬殺でしょ。WNBはもう特別枠の"X"に期待するしかない。


◆まとめ

362話の
◆涙の訳は…!? 次号、さらなるドラマが…!!
涙の訳とさらなるドラマどこへ!!

引き延ばし回を超えた引き延ばし回。これ先週で決着でもよかったでしょ。
龍星はウキウキで参加した大会がこんな虚しい勝利で終わって可哀そうなんだよね。サーシャも今は安らかに眠っているけど、恩赦はなくなったし、西側に選手に負けたことで前線送りか、最悪殺される可能性もあるから本当に救われない。
年明けからホワイト・ナイト・バトル編、暗すぎる。
現状、スタンプVSユーリと特別招待選手"X"の正体ぐらいしかワクワクする要素ないですね。キー坊の相手はモブ・オブ・モブのルスランだし。

くっ、サーシャ戦で貴重な2024年の龍継を4話も消費してしまった。


◆次号予告

次のプレボNo.8-9は2月5日月曜日です。
(ウアアア合併号ダーッ 助ケテクレーッ)


出典:猿渡哲也『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』第364話