年に一度の堅苦しい集まり。
今日は峠工房の決算総会でした。
普段、
俺はうんこげろ星人!
体の80%がうんことげろ、残る20%は優しさでできている!
とか言ってる私が年に一度だけ堅苦しい話をする日。
前期の決算報告をする日
です。
毎年、峠工房は大赤字です。
どうしても長くやっていると、OA機器のリース代が膨らんだり、予定外に新車に変えなくてはならなくなったりしたこともあって自動車ローンが膨らんだりして、収入の増減と関係なくかかる経費、
管理費
が多くなるのが原因です。
それに加えて今年はコロナで新規利用者の獲得につながる行事がほぼできず、生活塾やカウンセリングの広報もままならず。
故に赤字となりました。
でも、放課後等デイサービスは利用者も増えたし、コロナで利用時間を増やす人もいたのでこちらは黒字となりました。
総合的に見ると黒字で期末を迎えることになりました。
が、
ぜんっぜん余裕があった気がしない!
その理由としては、役所の手違いで放課後等デイサービスの給付金の一部が三ヶ月遅れた分があること、生活塾を支える助成金の実施が遅れたこと。
いつもギリギリでやりくりしているのでそういうのがめちゃくちゃ響いてしまいます。
あとは
とにかく忙しかったこと。
コロナ禍で利用が増えた分、今いるスタッフがいっぱいいっぱいで新しく人を入れたところで育成もままならない。
止むを得ず現状維持して回していたらとんでもなく忙しくなってしまいました。
忙しくてボロボロなのにお金もない状態で騙し騙しやっていたら、期末に遅れたりしてた色んなお金が入ってきてなんだか黒字で終わった…そんな期でした。
しかし得るものも例年にはないものもありました。
放課後等デイサービスと生活塾の二刀流を維持していたおかげで、
臨時休校中に行き場のない子の居場所作りができた
長い休みにも子どもたちのモチベーションを維持できた
オンラインの可能性も見えてきた
などです。
まあ金がないのは
いつものことですから大したことじゃない
それよりも
どんな状況でも途絶えない支援体制を徹底すること
という目標が明確に見えたのは、
気持ちの上でも黒字です。
そして、何より一番の黒字は、高校に入り簿記を学び始めた子が総会の見学に来てくれたこと!
自分の学んでいるものがどういう状況で社会に関わるものなのかを見てみたい
そんな風に考えてくれる子がいてくれるのが
峠工房にとって一番の黒字です。
サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。