今年もダンスの可能性に賭ける。
昨年から精力的に
ダンス教室
に取り組んでいます。
なぜなら
結果が出るから。
https://note.com/tougekobo/n/n91ef2d7654cf
ダンスを取り入れた療育だと、
楽しみながら集中する力をつけたり、
教わる力をつけたり、
みんなで成し遂げる喜びを体験したり
が、多いと思います。
それも大事。
本当、大事。
だから、もう既に色んなところで実践していて、ノウハウやスキルが整ったところがたくさんあると思います。
でも、峠工房のダンス教室は
字が汚い子がきれいに字が書けるようになる
箸が持てない子が持てるようになる
というような
生活に必要な動きを正す
のが目的です。
日々子供たちを見ていて、
なぜ字の最後が左に流れてしまうんだろう?
なぜ字がマス目からはみ出すんだろう?
と思い、一人一人をよくみていくうちに
字がマス目からはみ出すのは
手首がまわせてないから。
字が左に流れるのは肘を後ろに引けないから。
つまり
体がどう動くかを知らないから
ということに気がつきました。
でもなんでそれが今まで見過ごされていたのか。
手首を回せないなら腕ごと回す。
肘を後ろに引けないなら横に突き出して上に上げる。
やってみるとわかりますが、これでも
字は書けます。
でも
細かい機微が出せないので、時はマス目からはみ出し、左に流れ…となるのです。
じゃあそこだけ練習したらどうか?
結果はそれだけならできるようになりましたが、他の動きとの繋がりが分かりませんでした。
これはいったいどうしたものか…。
そんな折、たまたま私がYouTubeで目にしたダンスユニットの動画。
全く違う箇所を同時に動かすことで繋がっているように見せたり、あげた腕を下ろした後に次の指先の動きにつながっていたり。
こう言うのいいかもなぁと思い、アラフィフでリズム感なくて動くのが嫌いな私がダンス教室の実施に乗り出しました。
回を重ねていくうちに必要なところが見え始め、昨年最後の依頼内容はこんな感じでした。
ボディイメージが弱く、動かせるところを動かすイメージが持てない(ひねるや回すができなかったり)、力加減ができない(壁ドンして遊んでてガラスを割ったり、電気をつけててスイッチを壊したり)などの課題があります。
力を入れたり緩めたりする動き、腰や手首を捻る動きなどを取り入れたフリをやってもらえるとありがたいのですがいかがでしょうか。
…とてもダンス教室の指導の依頼とは思えないのですが快く先生は引き受けてくださいました。
私もとんでもない無茶振りしちゃったよなぁ…と思っていましたし、園長も心配だったのか普段よりウロウロしていましたが、蓋を開けてみれば
さすがプロ!
の一言につきました。
今年もまた先生にもご協力いただき、
箸が持てるようになる、字が上手くなる…かもしれないダンス教室
は、開催します。
寒いから、春になったら!
サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。