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郷土資料の中でのんびり。

峠工房第二教室の二階には、たくさんの郷土資料があります。
元々第二教室の建物は

羽太郷土資料館

として開館しました。
その後地域の憩いの場や子ども達の学習に役立つ施設となったりしていました。
開設者の羽太さんが亡くなってからは地域の有志の方々がしばらく運営してましたが、その後閉館となりました。
そして5年前、峠工房がこの建物で放課後等ディサービスをやらないかとある人から持ちかけられました。
話を聞けば、いっときは老人介護施設として借りた人がいたようなのですが、夜逃げしてしまったそうです。
その時、

高齢者の方たちは置き去りにされたとか何とか

それで羽太さんも賃貸には警戒なさっていたようですが、同じ地域の方なので峠工房の活動もご存知であり、

峠さんなら

との信頼を得て借りれることとなりました。
放課後等ディサービスの話を持ってきた人は、

2階のガラクタは処分して2階で別の事業もしよう

と言ったのですが

とんでもない!!!!!!

こんな素晴らしい収蔵品、収集品、そして

羽太郷土資料館の存在感。

そのすべてが

ガラクタではなく宝物です。

峠工房のスタッフの

気の短さ

をご存知の方はもうオチは見えてるかもしれませんが、

その人とは縁を切りました。

なんか、永田町方面のお仕事関係の人だったみたいだけど

知ったことか!!!!!

というわけで、峠工房第二教室は2階に素晴らしい収蔵品、蒐集品を有したまま開業したわけです。
開業後、ちらほらとお散歩の方などが立ち寄ってくれたり、近所の歴史研究をなさる方がちょくちょくきてくれて子どもたちとなかよくなったりしてくれています。
しかし、だいたい言われるのが

ここ、いつきても閉まってるからやってないかと思ってた。

長い閉館期間を覆すのはなかなかに手強い。
そもそも資料館は一階を使っていて、2階はレンタルルームとなっていました。
夜逃げした老人介護施設になったときにリフォームして、収蔵品は2階に押し込められました。
だから、展示としては見やすさなどに欠けていると思います。
それでもきた方はみな

いいものを見せてもらった

懐かしいものを見た

とおっしゃってくださるので、なんとも申し訳ない
懐かしいとおっしゃる方が多いことでお気づきかと思いますが、立ち寄ってくれる方は

お散歩の高齢者の方が多い。

真夏や真冬はやはり往来の折に健康を害したりなさらないかと不安でもあります。

ちょっと休んでいけならまた違うかな

そんなふうに考えておりました。

うん、じゃあ

できる範囲でやってみよう!

ということで、テーブルと椅子を用意し、とりあえずはありもので、温かいものや冷たいものが飲めるような準備をしてみました。
お金は少しだけください。
押し込められてる収蔵品も、少しずつでも見やすいようにしていこうと思っています。
人手も全然ないので、まずは必ず開けてる午後14:30頃から18:00ごろまでの放課後等ディサービスの子達がいる時間で、皆様のお越しをお待ちしております。


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峠工房ののんさん
サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。