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教え方それぞれ【算数と数学と国語と人間関係】
あくまでも
その時その人にあった教え方の一例
として紹介していきます。
誰でもがいつでも一発でわかる教え方ではありません。
1を見せてくれ。
国語は苦手で算数に自信があったのに、中学に上がったら得意のはずの数学でも躓いてる少年にこんなお願いをしてみました。
しばらく困っていた彼は苦肉の策として紙に「1」と書きました。
「それは1という字じゃん。
私が見たいのは1の実物だよ。」
「そんなのないよ。」
1の実物は存在しない。
その通りです。
「じゃあ1はないんだよね?
ないってことは0じゃん?
じゃあなんで1+1=2なの?」
彼は答えられませんでした。
算数はできていたのに。
計算は得意なのに。
お金を数えるのが好きなのに。
なぜでしょうか。
それは
算数は手段、数学は思考
ということを理解していないまま、算数から数学に移行してしまったからです。
算数で習うもの、それは計算の
やり方
や個数だけでなく距離や時間などの
数え方
です。
例えば足し算であれば、ある数に別のある数を足したら別のある数分増えるという
決まり
があります。
引き算であれば、ある数から別のある数を引いたら別のある数分減るという
決まり
があります。
計算は
決まりに従って解く。
それにより
数が増減する。
それを教わるのが算数です。
では数学とは?
リンゴをみかんを足す計算で
宇宙への距離が分かりますか。
わかりません。
でも
計算により宇宙への距離は分かります。
同じ計算でありながら、同じ数字を使っていながら、これだけスケールが変わるのはなぜなのか?
それは
宇宙に近づく1とリンゴやみかんの1は別のもの
だからです。
1は1というものがあるのではなく、便宜上付けてる
名前
です。
この話は以前にもしています。
https://note.com/tougekobo/n/nf9378883a4ee
そこを理解していれば、
みんな大嫌い方程式・連立方程式
のxとかyとかaとかも
数字として名前がつけられないもの
だと理解して考えることができます。
算数でやり方を覚えたので、
今度は考えてみよう
というのが数学なのです。
算数ができていたのに数学で躓くのは、算数を教わるときに、決まりに当てはめてクロスワードやテトリスのように
ゲームやクイズ感覚で
ただ計算していただけで
論理的思考力につながらなかった
からなのです。
でも学校の算数の時間では計算をするのが主です。
なるほど!そうか!
学校が悪い!社会が悪い!グレてやる!
って昭和生まれのダメ人間の私なんか
安易な反骨心
に飛びつきますが
違うわーーーー!!!!!!
ちゃんと学校は並行して
国語
という
論理的思考力
を身につける授業もしています。
ありがたいですね。
教科としてわかれていますが、小学校で習う基礎の学習は
密接に関係しあっているのです。
火が使えても包丁が使えなければ肉も野菜も丸ごと焼くしかない、火と包丁が使えても調味料を使えなければおいしくすることができないのとおなじです。
世の中で
それだけ
で成立するものはありません。
あなたがこの世にいることも、
家族や友だちや周りの人
が密接に関係しあってくれているからなのです。
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![峠工房ののんさん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/28446570/profile_62fb623793479d69723ae2a67a40578f.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)