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「おいで」に過剰反応しすぎて生活に支障をきたしている


↑「おいで」好きが高じて書いた記事です。こちらを読むとよりこの記事の味がすると思います。(読まなくても全然大丈夫です)


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「おいで」が好きだ。

「おいで」のことを世界一愛しているのは私だ。



だからって生活に支障をきたすのはよくない。

でも事実きたしている。支障。倒置法。どうしよう。(韻を踏んでみたよ)
いやまぁどうにもできないんですが



・ショッピングモール


ショッピングモールを歩いていると、お母さんをかなり見かけます。
母親って本当にすごくて偉くて最強です。人っ子ひとり育て上げる覚悟を持てるというそれだけで、全員徳川家康ぐらい偉いです。

そしてお母さんという存在はおいでってよく言うんですよ。 ものの見方キモすぎだろ
何故なら「おいで」という言葉は目下の存在に親しみを込めて使うものだからです。小さな子どもがいる人や動物を飼っている人は、おいでチャンスが人より多いというわけですね。おいでチャンス?

買い物中、おもちゃコーナーを見つけ走りだす子ども。あまり離れるとはぐれてしまうので、お母さんが必死に呼び戻していました。

「○○(子どもの名前)、おいで」と……



そう。

最近の私は、このように街中で全然知らん人がおいでって言ってただけでも

「おいでだ!」と反応するようになってしまいました


怖~~~~~~~~い


さすがに萌えとかときめきとかは接種してないんですけど、「おいで」と耳がとらえた瞬間に「ああ、おいでだなあ」と感じるようになってしまったわけです。どういうわけだよ


・会社


うちの会社には、かなり偉い立ち位置のおじいちゃん社員がいらっしゃいます。
そのおじいちゃん社員が、話の流れで若手の男性社員を献血に誘おうとしていました。
おじいちゃん社員は献血会場を調べたあと、こう言ったのです。

「今度○○○(献血会場)で献血やってるみたいだから、おいでよ



私は思いました。

あ~~~~~~~偉い老人のおいでだなあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

おいでを発する側がもう自分より目上の人とほとんど接しない立場だから成人済みの男性相手でもナチュラルにおいでが出るんだよな~~~~


と………




・実家


私の実家ではスーパープリティーハートフルワンダーパーフェクトベストオブねこちゃんを二匹飼っています。


スーパープリティーハートフルワンダーパーフェクトベストオブねこちゃんズ


これがもう目に入れても食べちゃいたいくらいかわいいのですが、ねこちゃんというのは気まぐれな生き物。
ねこじゃらしを振っても、おやつを持っても、興味を引けるとは限りません。

対して我々人間と言うのはエゴイスティックな生き物。
かわいい家族と、もっと触れ合いたい。もっとこちらに来て欲しい。

実家の母は一縷の望みをかけ、最大限の甘い声を上げるのです。

「こっちおいで」


………

母親、猫にめちゃくちゃおいでって言います。いや当たり前なんですけどね。
こう何度も何度も聞いているといつしか日常に溶け込んで、「おいで」を意識することがなくなってほしいのになくならないんですよ。残念ながら。

何度もおいでを聞いても、絶対聞くたびに「おいでだ」とは思う。多かれ少なかれ意識が「おいで」という単語に行く。
そういう体になってしまったわけです。



「怖すぎ……」と思ったそこのあなた。

一回だけ弁明をさせてください。



何度も言いますが、通行人やおじいさん社員、実の母で「おいで」の萌えやときめきを摂取しているわけじゃないんです。

たとえば、街中で焼肉の香りがただよってきたとするじゃないですか。
「いいにお~い」と単純に思った後、「これは焼肉のにおいだな~」って反射的に思いますよね。


私の場合これが「おいでという単語を聞く」で発生するようになってしまっただけなんです。


街中で子連れのお母さんが「おいで」と言っているのを聞きます。
「おいでだ~」と単純に思った後、「これは母親が子どもという目下の存在に向かって発した親しみの『おいで』だな」って反射的に

思わんわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




まず普通の人は「おいでだ~」から思わんのよ


イィ~~~~~~~ン(泣)(泣)

すみません。弁明のしようがなかったみたいです。むしろみなさんの「怖すぎ……」に決定打を与えてしまっただけのような気がします。

ウン年前。「私はおいでというセリフが好きなんだな」と意識してしまったが最後。
私はブレーキの利かない暴走機関車になってしまったようです。

ファァァァァン……


うーん、説明が難しいのですがなんというか、感覚が根付いてしまったんですよね。ほとんど五感と同じですよこんなものは。


もうここまで来たら腹をくくって、これから私は六感でやっていくしかないのかもしれませんね。
視覚 聴覚 嗅覚 味覚 触覚 おいで覚  つってね





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