推し香水を作りました
こんな感じのレポもう世の中に溢れまくってる(し、私はそういう記事がだいっ好きなのでしこたま読み漁っている)けど、私の感動は唯一無二!つまり世界に一つだけの花なので、その花を咲かせることだけに一生懸命になろうと思います。
推し香水を作るに至った経緯
正直に言うと、別の用事のついでではありました。東京に行く用事がいくつかあり(全てオタク的な用事)その用事がすべて終わった後何する?ということで、せっかくだから推し香水を作ってくれるお店に行ってみたいと。
同行者の友人もめっちゃやりたい!と前向きだったので、二人で行ってきました。
お店の話
推し香水を作ると言っても、著作権上ハッキリとしたキャラクター名や画像は明記できません。お店側にもお伝えできません。
われらオタクはそのなけなしの語彙力を絞り出し、推しのイメージを店員さんに伝えなければならないのです。
…と言っても、香水ショップのかわいいおねいさんかっこいいおにいさんを目の前にしてアドリブで言葉を紡ごうとしようものなら「アッフ」などの鳴き声しか出なくなってしまう、私のような人間もたくさんいらっしゃるかと思います。
もしくは、このあふれ出る推しへの感情の何から伝えていいかわからない!という私のような人間もいますよね。
でも大丈夫、そんな人は事前に(もしくは来店時に)オーダーシートを記入するタイプのお店を選びましょう。さすがに口頭での補足説明は必要になりますが、ある程度情報をまとめて提示することができます。
そう、たとえばFINCA様…とか………(回し者ではありません)
私が今回お世話になったのは、泣く子も黙る有名店、FINCA様です。話題になったので、推し香水界隈(?)では有名なお店ですね。
こちらのお店は1から香りを調合するタイプではなく、既存の香水を2種類から選んでもらい、その組み合わせでイメージ香水を作るタイプのお店です。よく公式から出ているキャラクター香水のように1本になったものではなく、最終的に複数本の香水を選択、購入することになります。
これが個人的に…すっごく良かった…!!!!
香水作成の流れ
・予約を入れる
・オーダーシート記入
・担当の店員さんとマンツーマンでヒアリング
・担当の店員さんが組み合わせを提案
・提案された中から「これだ!」と思う組み合わせを選ぶ
・購入、退店
いくつか注意点があります。
・オーダーシート記入
オーダーシートは、事前に書くことも、来店してから書くこともできます。
事前に書く場合は公式サイトに記入用紙のテンプレートがあるので、印刷して記入しておき、それを持って来店します。
来店時に書く場合は、予約時間の10分前に来店し、オーダーシートを記入する必要があります。
私たちは事前にスマホで書くことをまとめておき、来店時に記入しました。店員さんに「びっしり書きますね~!」と言われ、勇者メロスは酷く赤面しました。しかし幸い隣のセリヌンティウスも負けじとびっしり書いていたので、涙を流し熱い抱擁を交わしたのでした。嘘です。二人して「へへへ…」とか言いながら提出しました。
・担当の店員さんとマンツーマンでヒアリング
ヒアリング~香水組み合わせ選択まで合わせて30分間という制限があるので、オタクのあふれ出る感情を全て出力していると店員さんが大変かなと思う。ほどほどにしましょう。
油断すると推しの話なんて100時間はできるからな。
推しの話
「香水の写真を上げるのは良いが、公式のグッズと間違われないために、既存のキャラクターとわかる名前や画像を同時にアップしてはいけない」
ということで作品名や推しの名前は言えないのですが、可能な範囲で推しの話をしましょう。
私が今回選んだのは、とある乙女ゲームのキャラクターです。
これがストーリーを根掘り葉掘り詳しく語らないとこのキャラクターの本質の良さが伝わりにくいったらないという厄介なキャラなのですが、そんなことしていると30分を超えてしまう(そもそもオーダーシートに収まらない)。
彼のイメージをエピソード抜きでまとめるのは難しかったですがオタク、頑張りました。すべては彼の「概念」を鼻から取り込むためです。言い方キショ…
以下実際オーダーシートに書いた内容です。(カットした部分も結構あります)
つ…伝わる!?これで伝わるの!?私の「推し」…!!いや絶対伝わらない、もう駄目だ…
違うんです…もっとこの人の愛は凄いんです…凄まじいんです…ヨヨヨ…
やっぱりエピソードが書けない+私のカス文章力では彼の「真髄」は伝わりづらいなと文章見返して思いましたが、FINCAのお姉さんはプロフェッショナルで天才で神だったのでな~んにも問題ありませんでした。ヤッタネ!
ヒアリング
※筆者は香水の知識がミリもありませんので全てぼやっとした主観です あとうろ覚えです
※ここから下に行けば行くほどオタクの気が狂っていきます
さて、心の友(ルビ:セリヌンティウス)とはここで一旦別れ、それぞれの担当の店員さんと30分ヒアリングをします。ちなみに友人の担当は男性の方でした。
店員さんは私のな~んも伝わってこない文章からキーワードを的確にピックアップし質問をしてきてくれるのでめちゃくちゃありがたい。質問に答えているだけで、そういうことが言いたかったんです!となります。楽しい。推しのことなので比較的スムーズに会話ができるし、私以外の人間が推しのことを考え、概念を出力してくれているんです、目の前で。
楽しい。こんなに楽しいことがあるかよ、オイ…
ヒアリングが進むと、香りを組み合わせて吹きかけた紙(ムエット紙と言うらしいです)をいくつか渡してくれます。私は最初3パターンのムエット紙を渡されました。
まずは小手調べに1つ目。嗅ぎまsえっもうこれじゃね??????????????
これなんじゃね???????????
爽やかできりりとした清涼感が強かった気がします。でもどこか複雑で優しい香り。そう、推しです。嗅いだ瞬間「アッ…♡」みたいな声を出してしまったので退店後土に埋まるしかなくなりました。喘ぐな。
どういう組み合わせだったか忘れてしまったのが悔やまれるのですが(メモっとけばよかった)、とてつもなくいい香りで、すごく推しっぽいと思いました。鼻から吸った空気が推しの概念の空気です。は????
おっといけません。店員さんが選んでくれたムエット紙は手元にあとふたつあるので、これも嗅いでいきます。まぁ一つ目が強すぎたのでほぼこれで確定でしょうが…
2つ目を嗅ぎまsえっもうこれじゃね??????????????
これなんじゃね???????????
こちらも爽やかな印象ですが、1つ目よりさらに優しく甘い印象を受けました。「1つ目のものより、彼の愛情深さを強く出してみました」と店員さんが言っていた気がします。涙出ちゃうかと思いました。
なんということでしょう、1つ目の香りを上回って推しです。いや、上回ってないかもしれない、えっ…?わ、わかんなくなってきた……わかんないッピ…
2連続で高精度の推し概念を鼻から取り込んだオタクはもうプチパニックです。ついでに鼻もパニックになってきたので、コーヒー豆(バグった鼻をリセットするために卓上に置いてあります)を嗅ぎます。あ~いいにおい
さて、3つ目の香りはと言うと、「頭の良さ、飄々とした雰囲気」のみでまとめた香りらしくて、「主人公への愛情深さ」が主軸の彼とは少し印象が違うかなと思いました。
あっぶねー…三連続でやばい香り来られたら「人間」を保っていられるかわからなかった……私自身が概念になってしまうところだった…(?)
ある程度ムエット紙を嗅いでいると、店員さんに「店内ではどうしても正確な香りがわかりづらいので、外に出て嗅いでみてください!」と促されます。たしかに店内はいい香りが充満しているので、なるほど…!と納得。お言葉に甘えました。
他人が考えてくれた推しの概念ムエット紙を3枚携えて外に出るのは、不思議な背徳感がありますね(多分私だけです)
外に出ると、同じく複数枚の推し概念を持った盟友、セリヌンティウスの姿が。彼女もまた一心不乱に手元の概念を吸っており、私たちは視線を合わせ、こころのみで共感し、深く頷きあいました。嘘です。実際にはきゃあきゃあ言い合ってました。
外に出た私はそれでも1つ目と2つ目で迷いまくり、狂ったように嗅ぎ比べた結果、たった1ミリの差で2つ目に決めました。
同じく覚悟を決めた顔のセリヌンティウスと共に店内に戻ると、店員さんが
「ちなみにこれはどうですか?私なりに考えて、作ってみたんですけど…」と4つ目の選択肢を出してきます。
さすがプロフェッショナル店員お姉さんです。私が外に出て嗅いでいる間にまた別の組み合わせを考えてくれていました。
どうやら今度は3種類の香水を組み合わせたムエット紙のようです(最初の3つまでは2種類)
嗅ぎました。
「これだ…」とちっさい声が出ました(店員さんに笑われました)
こ、これだ~~~~~~~~!?!?!?!?!?!!!?!?この香りは19歳男性身長173cmだ~~~~~~!?!!?!?!?!?!?何よりも主人公の幸せを考えて身を引けるズル男の香りする
嘘でしょ、これなんですけど…「これである」ということしか言えてませんがこれなんです。これでした。これだよ、これなんだよ~~教えて~くれた~~~~♪♪
まずふわっと爽やかに広がる透明で余裕のある香りがして、彼の余裕な雰囲気と知性を感じます。少しだけスパイスの複雑な香りがして飄々とした神出鬼没さを思わせ、それを包み込みつつじわじわ後からやってくるのは、甘やかでかわいらしいフローラル……それらが融合した時の、繊細で複雑で、どこか懐かしい、この香り…!!!(香水知識ゼロなので選んだ香水の説明文見て書いてます)
なんだかんだ細かく言いましたが私の鼻が「これ推しだわ」って言ってたんでそれだけです。嗅覚がそう感じたからそうなのです。
見て!!!じゃないわ間違えた嗅いで!!!!これ推しパルファム~~~~~~!!!!!
HAPPY…!!!!!!JAM!!!!JAM!!!!YEAH・・・・・・
LET’S GO!!!!!!!!!!!!!♪テッテッテッテーレーレレ…
失礼しました。ハッピージャムジャムが出てしまいました。最高。踊ろうよ。
このあともプロフェッショナル、改め天才、改め神から色々とご提案を受けましたが、最終的にこの4つ目に決めました。
実際の写真と、選んでもらった香水の名前、香水の説明文(一部抜粋)を紹介します。
冒頭でFINCA様の香水選択スタイルに対して「これが個人的にすごく良かった」と言っていたのを覚えているでしょうか。覚えていたらすごい。というかこんな気狂いな文章ここまで読んでる人いるのか?
そう、香水を選んで組み合わせるということは、選ぶ香水自体にもイメージ、名前がついているということ。
つまりここでも概念を吸えるわけです!!!!お祭りか!?!!?ワッショイワッショイワッショイワッショイ!!!!!!
店員さんは神なので、モチーフに「星空」と書いたら本当にラベルが星空の香水(ミルム)を選んでくれました。こういうこともできるわけです。
もし最初のオーダーシートで私の推しの正体に勘づいた人がいたらわかると思うんですけど、この3つ、すごない?
私、このゲームの世界観すら伝えてないんですよ。すごいでしょ?
私はヒロインを一人のキャラとして見てカプ萌するタイプの乙女ゲーマーなので、モネリアにとてもニッコリしています。こんなんヒロインの概念だもん…
ちなみにヒロインについてもなんも説明してないし、なんなら店員さんは私のこと夢女子だと思ってました。「お姉さんの彼」って言われた。
購入
購入する時、袋に選んだ推し香水のムエット紙(店員さんのメッセージつき)(ここにも「お姉さんの彼♡」って書かれてた)をそのまま入れてくれるので、退店した私たち二人は定期的にその紙を嗅いでいました。1分に1回くらい。怪しすぎる
某男性アイドルソシャゲのキャラで依頼したセリヌンティウスも大満足だったようで、「ア~~~○○くん…○○くんなんだよなァ…」とか言いながらしこたま嗅いでいました。完全にキマッてました。ズッ友すぎます。
私も○○くんは知っていたので嗅がせてもらいましたが、「ア~~~○○くん…○○くんなんだよなァ…」って思いました。
総括
め~~~~っちゃめっちゃめっちゃ楽しかったです・・・・
私は話すのがへったくそなのでどうなることかと思いましたが、推しについてなら話しやすいし、店員さんの手腕もあったので杞憂に終わりました。
でも話すのが好きなオタクならもっと楽しいと思う!
推し概念香水を寝具に振りかけて寝るのすごく最高なのでやってみてほしい。夢女子さんなら一緒に眠っている気分になれるかもしれないし、カプ萌のオタクなら概念香水が香るベッドのそばに立って「ふ~~~~~~ん…」(訳知り顔)の遊びができます。
そんな香りに包まれて就寝したら、推し関連の幸せな夢が見れる気がしませんか?私は見れませんでした。
同行者の友人へ。勝手にセリヌンティウスにしてすみませんでした。
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