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DNA?遺伝子?染色体?

遺伝子、DNA、染色体について説明します。
分かりやすい図があったので利用します。

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【出典】What's ゲノム編集? 名城大学 (meijo-u.ac.jp) 

https://www.meijo-u.ac.jp/sp/meijoresearch/feature/01.html


人間の身体は約60兆個の細胞からなると言われています。
細胞には核という主要な場所があり、そこに人間の設計図=遺伝情報がはいっています。

DNAとは2重らせん構造の【ひも状のもの】です。             2mくらいと言われています。
この2メートルのひも状のDNAの中の特定部位を遺伝子と呼んでいます。

細胞の核内にDNAが存在しているのですが、2メートルのひもとしてうじゃうじゃ存在していると、細胞分裂する際にうまくいきません。なので、分裂する際に、ひも状のものが、ぎゅっと束になります。それが染色体です。

つまり、DNAを毛糸に例えるなら、染色体が毛糸の束です。

イメージ出来てきましたでしょうか?

続けて【染色体疾患】について少しだけ説明します。

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【出典】Human Investor NIPT情報局

染色体は本来、46本あります。

1番染色体から22番染色体の常染色体が各1対ずつ、44本と
性別を決定する染色体が2本の46本です。

この中で21番染色体が2本ではなくて、3本存在するのが21トリソミーという状態でダウン症候群となります。
同様に
18番染色体が3本だと18トリソミーとなり、Edwards症候群と呼びます。
13番染色体が3本だと13トリソミーとなり、Patau症候群と呼ばれます。

なぜ、この3つの染色体(21番、18番、13番)がトリソミーとなる可能性が高いのかについてですが、こちらの3つの染色体は他の染色体と比べ遺伝子の数が少ないためとなります。つまり、遺伝子数が少ないのでトリソミーとなっても出生可能となるのです。他の染色体がトリソミーの場合は胎内で成長が停止し流産となります。

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