優良な情報を入手するには…どうする!?[20240313]
経営に資する情報を何処から入手するのか?
何処から入手すべきか真面目に考えたことがあるだろうか。
自社のコンピュータ内のデータベースを10億回ぶん回したら何かが見える!?
そんなこと言っていると太陽が赤色巨星になって地球が跡形も無く無くなっても回答は出まい。
新聞? 雑誌? まさかテレビ!?
私は外資系リサーチ企業(Gartner)に勤めていた頃、様々な経営者のところに自分でアポを取って取材に出掛けた。
南は沖縄から北は北海道まで。
お客さまに良質の情報をお届けするためだ。
今も、社会見学に行くし、日本国中の面白経営者から多くの話を聞く。
更に、多くの大学で講演もし、ワークショップのファシリも担当する。
普通なら口も聞いて貰えないほどの先生とも議論をさせて貰っている。
「それは小西さんが情報を売る側だからでしょ?」
その通り。
私は情報を売る立場だから良質の情報を死ぬ気で(ちょっと大袈裟かもしれないが)掴みに行くのだ。
本質とは何かを自分の眼と耳で探す。
こういう努力をしてお客さまに良質の情報をお届けしている。
高価でしょ? と言うだろうか。
馬鹿言っちゃいけない、全然安価だ。
貴社の社員に私と同じ動きをさせてみてほしい、こんなコストで済まない。
なので、情報は無料セミナーで得ていることにしているのではなかろうか。
変化の予兆を誰よりも早く掴み取り早くアクションすることが必要だ。
それがVUCAの時代に対応した企業施策である。
変化の予兆を捉えられる無料セミナーが存在すると思うだろうか。
残念ながら、そんなことを信じているなら大間違いだ。
根本的に日本人は情報というものに疎い(弱い)。
昔々大日本帝国陸軍・海軍には参謀という賢い将校がいたが、戦略参謀と情報参謀の2種類の役割があった。
戦略参謀の方が情報参謀に比べると圧倒的に偉かったらしい。
情報の有難味を全く感じていなかったようだ。
そして、戦略参謀の考えたことは神風だったり回天だったり、玉砕作戦だった訳だ。
今も昔も何も変わっていない。
軍隊がではなく、日本という国の基本的な行動規範がだ。
IMD国際競争力ランキングは第35位である。
史上最下位で、更に下げ基調であるようだ。
野中郁次郎先生らが書いた「失敗の本質」を読んで欲しい。
経営者は勿論、管理職(マネージャー)といわれるの皆さんも。
合同会社タッチコア 小西一有