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週末に想うー思いは有料には敵わない[20240629]
企業向け講座や大学院での講義で、時折、参考書籍を紹介することがある。
大学教授のように自著を紹介するものではない。
講座・講義のカリキュラムに資するものである。
テクニカルな講座だと、辞書並みに分厚い書籍が何冊も参考図書として紹介されるが、そんなものではない。
可能なら電子書籍があるものを、とも思っている。(最近は電子書籍なら0円というメンバーシップサービスもある)
特に著名人の著書に拘ってということもない。
要するに、読みやすくわかり易い、また適当な価格で入手できるものを参考図書として紹介するように尽力している。
くどくどと説明したが、要するに勉強になるので是非読んでほしいから紹介している。
先般、社会人を対象にした講座で聞いてみた。
「前回紹介した書籍を、読んだ人はいますか?」
誰も答えない。
仕方がないので、割と積極的に発言するタイプの受講者を指名して聞いてみた。
「読みたいと思ったのですが、紙書籍も電子書籍も有料だったので、読んでいません」
……………問題、そこ!?
色々な意味で、残念に思えてならない。
合同会社タッチコア 小西一有