週末に想うー「レベル」って何!?[20240414]
先週に、東京大学の入学式があったそうだ。
たまたま、そのニュース(!?)を見ていた。
数人の新入学生がインタビューに答えていた。
「こんなレベルの高い友人と付き合えるのが嬉しく……」
不思議なコメントだなと感じた。
友人をリスペクトした、のか、東京大学に入ればレベルの高い友人と付き合えるという趣旨なのか。
数ある取材素材の中から切り取られたものと思われるので、コメントした学生をとやかくいうつもりではない。
その前提で思ったのは「レベルの高い」の意味。
大学の入学式という場面においては、国内最高偏差値の大学に入れる偏差値がある。
そういう意味であろうと想像できる。
少なくとも、入学時点ではそれしか尺度はないだろうから。
何だかな。
わたしも、高等学校から大学に入るまでは結局のところ、偏差値という尺度しかなかったと思う。
その時点では、社会もその尺度でわたしを見ていたはずである。
社会に出て40年近くなると、尺度はひとつではなく多方面に渡り複雑になっていく。
尺度というより、角度というほうが妥当かもしれない。
様々な角度から、社会や事象を見る能力は、出来るだけ若いうちからトレーニングした方が良い。
しかし、いまだ日本はそうなっていないのだな…、とつくづく感じた。
思考が固まってしまわないように、勉強(トレーニング)を続けようと思う。
合同会社タッチコア 小西一有