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業務手順を論理的に設計する-ビジネスアーキテクト[20240628]


今日は、東京は一日中雨。
東海地方では線状降水帯が発生したと報道があった。
当該地域の皆さま、ご無事でしょうか。

さて、今週は「業務改革の現場」の声を中心に話をしている。

今日は「ビジネスアーキテクト養成講座」に受講の皆さんに話した「ビジネスプロセスの論理的設計」以外のBAの大事な役割について紹介したい。

それは「業務手順を論理的に設計する」ことだ。

ビジネスプロセスを造り出したなら業務手順も造り出せるだろうと思うかもしれないが、そう単純ではない。

業務手順に合わせてシステムを設計しなければならないので、高パフォーマンス、高信頼性、高メンテナビリティ、を実現し業務実行できるように設計する必要がある。

「システムに業務を合わせるのか!」と反対されるかもしれないが、そうではない。

業務が実現すべき内容は、既知だし、それは必要十分に達成しなければならない。

更にシステム設計時のことを考慮に入れるのだと言うこと。

システム開発をした方は経験があると思うが、業務をフローチャートにして「プログラミング」してしまうとメンテナンス不能状態のプログラムが出来上がってしまう。

昔から、構造化とかオブジェクト指向とか色々と工夫があったが、そもそも業務がそのように設計されていないのにプログラミングだけ工夫しても効果は出ないで当たり前なのである。

業務自身もキチンとモデリングされて設計されなければならない。

それもBAの大事な仕事である。

従来の業務は、現場との打合せ(殆ど現場の言いなり?)で決まってきた。

更にプログラミング工程に落とすために、幾らかの工夫はしてきたが業務そのものを変更することは出来なかった。

しかし、現場と打合せをしなければ業務を(色々な意味で)最適化して構築できるのである。

そんな上手く行くものかという声が聞こえてきそうだが、論理的には可能である。

BAは、あくまで論理的に仕事をする役割だと考えても間違いは無い。

経営からの要求を徹底的に追求するならば「論理的であることが一番」だと理解いただきたい。

現場の事情とか、個人的な好き嫌いではなく、論理的であるのが最適なのだ。

合同会社タッチコア 小西一有


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