DXの立役者は誰だ!?[20240226]
今はデジタル化とかデジタルトランスフォーメーションの時代に入っていることに否と言う方はいないだろう。
まあ、国際デジタル競争力ランキング32位の日本が先進国だと思っているおめでたい方もいないと思うが。
32位が良いとか悪いとかではない。
株価がバブル期の最高値を抜いたが、その当時の勢いが今の日本にあるのか?と言いたいのだ。
昭和の最後から平成初期のバブル崩壊前は良くも悪しくも国際競争力ランキングは第1位だった。
その時の国内経済の雰囲気といえば、活気があったし社会全体が元気だった。
円安に陥って物価高・税金(及び社会保険費)高に苦しんでいる国民が喘いでいる姿では無かった。
さて、皆さんの中に社内情シスに物申したいという方はどのくらいいらっしゃるだろう?
また、社内情シスの仕事をしていて、会社トップや社員にモノ申したいという方はどのくらいいらっしゃるだろうか?
きちんとアンケートが取れれば、どちらもかなりの数になると思う。
平たく言うと「情報シスの仕事は一生懸命にやっても社内であまり認められることがない」仕事であり「情報システムと言えば、今や業務遂行の為のユーティリティと化しているのに、その自覚を持たない方々が開発・運用している」ようにしか見えない。
そういうストレスを抱えているのである。
未曾有のデジタル化・デジタルトランスフォーメーション時代を迎えているのに、その立役者になるはずの情シスとそれ以外の部門は協力関係に無いどころか文句を言い合っている仲なのだ。
文句の言い合いも聞こえるように言っていれば未だマシだが、お互い陰で言うようになったらお終いだ。
会社組織の根幹を成す情報システム(資源)のことなのに、お互いに諦めてしまって良いのだろうか?
弊社の一番の得意分野は「経営とITの融合」である。
「なんだそれ?」と思われるかもしれない。
しかし、世界(日本以外の国々)はデジタルと経営を融合させて競争力を身に着けている。
今週は、更に情シス部門の役割、経営とITの関係を根本的に見直す方策について話したい。
合同会社タッチコア 小西一有