週末に想うー居場所は自分で作るもの[20240824]
最近閉店してしまった、行きつけの和食居酒屋の話。
料理人とフロア担当の3人の店員がいた。
3人とも、2号店(築地)には移らず退職すると言っていた。
1人はもう結構な高齢で、再就職はせずにしばらくゆっくりすると。
2人は、飲食店に再就職先をそれぞれ決めていた。
それぞれから行先の店を聞いて「きっと行くよ」と話をした。
すると、彼らは異口同音にこう話した。
「しばらくしてから来てください」
話を聞くに、新しい店舗に慣れることはもちろんだが、簡単に言うとスタッフと馴染んだ頃に来てほしいということらしい。
希望に沿ったサービスをしたり、少しの立ち話ができるようになるからと言う。
なるほど、いわゆる「番を張る」には少し時間が必要だということか。
まあ飲食店に限らずだが、新しい環境でポジショニングをするには確かに時間は必要だ。
働きやすい環境を作るのは、自然に任せてという訳にもいかない。
ふと、企業に初めて着任した時のことを思いだした。
幾つかの企業を経験したが、それぞれそれなりに緊張したし苦労もしたものだ。
周りからはそうは見えなかったかもしれないが。
合同会社タッチコア 小西一有