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IT部門、大事なのはマネジメント能力[20240201]


情報システム部は、自社内から苦言を呈される可能性が高いのだが、何故だろうか?

情報システムの導入は、情報システム部の許可が必要で、申請書を持っていくが多くは却下される。
(または「暫く検討させていただきます」という「据え置き」になる)

申請部署に言うかどうかはともかく「人無い」「金無い」「時間無い」の3拍子揃っているからだ。

もう少し根源的な言い方をすると、需要と供給のバランスが取れていないのだ。

わかり易く言うと、需要は旺盛なのに比べて供給が間に合っていない。

そして、ユーザー部門からすれば供給力アップを経営に認めさせる能力の無い情シス部長やCIOに怒りの矛先が向く。

情シス部長やCIOを長年務めていると、パンチドランカーのようになり社内からの苦言が気にならなくなってくるようだ。

ユーザー部門からは、益々反感を買うのだが、こちらは既にパンチドランカーだから何も感じない。

こういうパンチドランカーさん達に、いろいろな提言をする弊社は何なのだろう。

私は、ちょくちょくこんなことを考える。

情報システム部に異動・配属される人員はそもそもプログラミングなどITの素養が無ければならないと考えているように見える。

もちろん、開発を担当いただく為には、素養が必要かもしれないし、それなりの教育も受ける必要がある。

しかし、「IT企画」とか「CIOオフィス」の仕事は、エンジニアとしての素養を必要としない。

むしろ経営のことが学べるはずである。

ITマネジメント領域での活躍を期待されるので、ITエンジニアとしての素養や知識は直ぐさま必要では無い。

つまり、社内の何処の部署・部門からでも人員は異動させられるのだ。

そして、その要員たちは、経営を理解するのに近道との言えるほどの業務と経験を積めるのである。

このことに気付かない限り「パンチドランカー」を脱することは出来ないかもしえれない。

社内の情シスで一番大事なことは、デリバリー能力では無い。

大事なのはマネジメント能力である。

そして「デジタルの民主化」の御旗の下、社内を縦横無尽に駆け回るという仕事が待っているのだ。

社員を巻き込んでの大変革をリードする役割は、早い会社だと既に第一弾が終り第二弾に差し掛かっている。

しかし、デリバリーに躍起になっていては、私が何を話しているのかさえわからないだろう。

企業変革は企業のIT/デジタルの担い手である情シス変革から始まると考えても良い。

目的や目標は会社によって独自の考え方があるかもしれないが、「ITマネジメントの強化」「デジタルの民主化(=市民開発)」辺りがキーワードとなろう。

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「当社のIT部門は、開発・運用しかしていない」

そうお考えの方は、是非、弊社にご相談をして欲しい。

「情シスが変われば会社が変わる」ことを証明します。

合同会社タッチコア 小西一有

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