心と身体をクリアにする、風邪のマインドフルネス的効用

※「ハニカムブログ 」2016年11月10日記事より転載

今日、セルフケア用に選んだ精油。
ユーカリラディアタ、ラベンダー、フランキンセンス。

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香りも、効能も、身体、心、エネルギーのどの点においても透明度が増す感じがするブレンドで、風邪をひいた後の今の自分には非常にぴったりときます。

オイルで優しく身体を撫でていくと、守られる準備ができたのを感じて心地良い。


心、身体、魂がクリアになる精油


実はここ数日風邪で沈没。

しかも「自然療法とアロマセラピーの基礎」というクラスで、生徒さんと風邪対策について話し合った直後のこと(汗)
その時に出た対処法を全て実践し、おかげさまで回復しました。

ちなみに、風邪ひき始めた人も多いと思うので、参考までに実践した内容を下記に記します。


・全てをあきらめる勇気を持ち、ひたすら寝る

・鳥の胸肉、ショウガ、ニンニク、長ネギ、などのスープ、白米のおかゆ、など消化に良いもののみ食べる

・カモミール、セージ、ネトル、そしてギリシャ土産の風邪対策ハーブ「マウンテンティー」をブレンドしたハーブティーをこまめに摂取

・とにかく身体を温める。首にはエリマキ、腹部に腹巻、足先に靴下。そしてハーブティーで胃を暖める

えー、当たり前じゃん!目新しいことは特にない...という感じですかね...。


クラスにはその道のプロである保健室の先生やセラピストというプロフェッショナルが参加してくれていて、ディスカッションしたのだけど、健康の回復に必要なのは結局こういうシンプルで当たり前のことがほとんどなんです。
そして、これらを実践してすぐに回復!というわけでもなかったりする。


くしゃみが頻発し、風邪の忍び寄りを感じる。

喉が痛くなり、鼻水が出て、頭がフラフラとし、熱が出たことを感じる。

ひとしきり汗をかいたり、倦怠感を感じたりもする。(その間は、ひたすら暖かくして寝る)

鼻水の影響で味を感じなくなる。

鼻水の色が変わり、咳が出て痰が排出されるようになる。(ここで無理するとこじれるから注意!)

一眠りするごとにそれらの質が変化し、快方に向かってくる気配を味わう。


風邪薬を否定するわけではないのだけど、過去の経験からいって、薬を飲んでも飲まなくてもこの経過や良くなるまでの日数が変わる気がしないのです。(強制的に眠りにつかされる感じはする。)

だから、こうやって刻々と変わりゆく体内を観察しながら、静かに過ごす。

これは一つのマインドフルネス瞑想と言っていいかもしれない。

そして、静かに過ごした後の身体は、なんとも言えないクリア感に満ちている。


身体のふわふわとした軽快さ。

肌は透明感が増している(鼻はかみすぎてガビガビだけど)。

味覚や嗅覚が戻ってきたときのありがたさや、それらの感覚が鋭敏になる感じ。

様々な事象が一歩引いて俯瞰で見れるような感覚。


自分の身体が「変容した」「新しく生まれ変わった」とき特有の感じがする。


野口整体の野口晴哉先生は「風邪の効用」という本を上梓されており、風邪は身体が弾力を取り戻すための本能的な知恵であり、治癒するのではなく上手に「経過」させることに意味があると伝えています。

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もちろん、風邪をひいて仕事に影響が出ることは避けたいから一気に抗生物質でなんとかしたり、点滴を打ってでも乗り越えなければならない場面も、私自身何度もありましたが。


身体の機能としては、本来そういうことなんだろうな、と思うわけです。

風邪の季節のご参考にまで。

■ 小松ゆり子 official web site
http://yurikokomatsu.com

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