初来日!太古のトランス音楽 MASTER MUSICIANS OF JOUJOUKA
※「ハニカムブログ 」2017年11月1日記事より転載
いよいよ、ジャジューカ村のおじさんたち、いや偉大なるマスター・ミュージシャンズ・オブ・ジャジューカが日本に降り立つ。
宗教と音楽の融合、トランスの原点。
人を内なる神性へとつながることへと、導く音楽。
「身体感覚とスピリチュアリティを肉体で感じていく」ことに興味がある人たちには、ぜひ体感してほしい。
1960〜70年代、アメリカの心理学者ティモシー・リアリーは、意識の解放と精神の自由を主張し、ニューエイジや、ヒッピー革命などのカウンターカルチャーを牽引した。
「サイケデリクス」とは本来ギリシャ語で「魂を顕現させる」という意味。
心の内側を見つめ、潜在意識領域に「意識的に」アクセスする。
「神とつながる」それまでの文化から、「自分の心の中にスピリチュアリティを生み出す」という時代へ。
そのための手法を(当時はまだ合法な薬剤だったLSDも含め)様々な角度から模索していたツワモノにもこう言わしめた音楽。
「それは4000歳のロックンロールだった(ティモシー・リアリー)」
ジャジューカを訪れたティモシー・リアリーのそんな言葉が帯に書かれた、「ジャジューカ モロッコの不思議な村とその魔術的音楽」が発売されました。
本書に登場するのは日本におけるジャジューカ啓蒙の第一人者、赤塚りえ子さん、赤塚プロの脇田亘さん。(シェフシャウエンでアヒージョに夢中の図)
音楽学理を修めた博士でもある渡邊未帆さん、文筆家の今村守之さん、伝説のロックミュージシャン山崎春美さん。(タンジェの伝説のカフェでまったり中)
音楽評論家で中東料理研究家でもあるサラーム海上さん。(ジャジューカ村の集会場で揉まれ中)
などなど、共に旅をさせていただいたジャジューカの達人たちが一冊のジャジューカ完全読本を作り上げました。
ジャジューカという音楽と村の歴史や伝説、文化的背景など濃厚な情報が満ちた一冊。
なんと、中にはジャジューカの町のイラスト・マップとメンバー紹介まで!(笑)
これは世界初じゃないですか!
こちらのインタビューを合わせてご覧いただきたい!
■【前編】ジャジューカ|伝説のマスター・ミュージシャンズ、初来日
■【後編】ジャジューカ|伝説のマスター・ミュージシャンズ、初来日
マスター・ミュージシャンズ・オブ・ジャジューカのマネージャーを務めるのは、歴史家で、パリ・セルジー・ボントワーズ大学の助教授でもあるフランク・リン。
「ジャジューカの音楽は、古代世界から鳴り響く真正の声であり、しかし世界では徐々に失われつつあります。」
「この文化の得意なる純粋性を世界に発信し続けなければいけません。世界にこの音楽(ジャジューカ)を紹介していくことは、この文化の独自性を保持し続け、この地域を守ることに繋がるのです。」
「最先端の街に太古の音楽が持ち込まれるということは非常に興味深いことです。東京のオーディエンスたちは、リフ山脈に現れたスーフィーの聖人、山羊、ダンス、病、狂気、幸福、愛に触れて、どのように振る舞い、何を見出すでしょうか?」(「ジャジューカ モロッコの不思議な村とその魔術的音楽」より抜粋)
私は、あるパーティーで今村さんや、りえ子さんと出会ったことからたどり着けたけれど、こうした来日公演や書籍の発売で、もっとたくさんの人にジャジューカに触れてほしいなぁと、心から願う。
ちなみに赤塚りえ子さんのお父上は赤塚不二夫先生。
ということで、ジャジューカの帰りに立ち寄ったシェフ・シャウエンで本家とともにシェー!をキメた(笑)
本家は手の伸びとキレ、バランスがすごかった!
■来日記念限定 CD(公演会場で販売)
「LIVE IN PARIS」
2016年9月14日パリのポンピドゥセンター「ビート・ジェネレーション展」での録音です。
■ジャジューカフェスティバル
場所:モロッコ ジャジューカ村
詳細:http://www.joujouka.org/jp/
■過去のジャジューカ紀行は下記からどうぞ。
究極の癒しの音楽を求めて〜ジャジューカ紀行①
究極の癒しの音楽を求めて〜ジャジューカ紀行②
究極の癒しの音楽を求めて〜ジャジューカ紀行③
究極の癒しの音楽を求めて〜ジャジューカ紀行④
■ 小松ゆり子 official web site
http://yurikokomatsu.com