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コウノトリの郷公園で繰り広げられる「コウノトリ関係」

青い空と緑の田んぼ。その青と緑が織りなす見事な風景が広がるコウノトリの郷公園。
公園の広さは東京ドームの20杯分の約80万ヘクタール。
その公園の周りに拡がる田んぼではコウノトリの野生復帰を支えた「コウノトリ育む農法」による「コウノトリ育むお米」が育てられています。
そして、田んぼの中に立っている巣塔にはコウノトリの姿。
郷公園はまさに自然の循環が実現された空間です。

郷公園の奥から入口方面を眺めた風景。暑いけど気持ちよい眺め
非公開ゾーンを遠くから見る

夏空の広がる7月2日(日)に開催された「夏の特別ガイドウォーク」に参加してきました。
参加料は無料(公園には広い駐車場が完備されており、その駐車場も無料)。普段は非公開エリアまで見学できるという優れものツアーです。


ガイドウォークの後ろは県立大大学院校舎

コウノトリの郷公園のスターと言えるのは、やはりコウノトリです。
クルマでコウノトリの郷公園を訪れるとき、公園に着く前の田んぼになにやら大きな鳥の姿を見かけることがあります。コウノトリです。そこから徐々に気持ちが上がります。

「夏の特別ガイドウォーク」では、普段は見ることのできない非公開エリアへの入場ができます。その非公開エリアのゲージで飼育されているコウノトリたちの姿を見たり、「生きたドジョウ&冷凍アジ」という美味しいごちそうをいただいているコウノトリの姿を見たり、貴重な体験ができました。「これが無料とは…郷公園はなんと太っ腹なのか」と感じました。

非公開エリアのゲージ


生きたドジョウ


冷凍アジ

そんなコウノトリを見ていて、僕が気になったのは「コウノトリたちの人間関係」、いや「コウノトリ関係」(?)でした。
日常生活の中で見かける、スズメ、ハト、カラスなどの「鳥関係」はほぼ、というか全く気になりません。しかし、コウノトリは気になる。
それは夫婦で巣を作り夫婦で交替しながらひな鳥の餌を取ってきたり、と人間にとって感情移入しやすい行動をしている(さらにはスズメなどに比べてカラダや巣がデカイから行動が目立つ)から。目につくと珍しいのでインパクト大きいから。ということかもしれません。
6月はコウノトリの郷公園の正面巣塔にて今年生まれたひな鳥たちの巣立ちがありました。親の元から子供が離れていく……。なんともドラマチックです。
そして、さらにドラマチック(?)なことに母親が行方不明になっているそうです(7/2現在)。
現在、郷公園正面の巣塔には巣立ちをした子(オス)がいたり、ときには外来のメスがいたりしているようです。
母親はどこに行ったのか?戻ってくるのか?
そして、今の巣塔を巡ってのコウノトリ関係はどうなっているのか?これからどうなるのか? なんだかテレビドラマを見るようにリアルなコウノトリたちの暮らしぶりが妙に気になってきます。

「人間関係、いやコウノトリ関係をチェックするためにコウノトリの郷公園を訪れる」
というのもよいのでは…。そんなこと感じました。

暑い中、丁寧で熱心なご説明を頂いた、コウノトリの郷公園スタッフのみなさま、ありがとうございました。

ガイドウォーク終了時、僕たちを見送るように上空に現れたコウノトリ

秋の特別ガイドウォークは9月下旬に予定されているそうです。
詳しくは公式ホームページをご確認ください。


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