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4月に読んだ本

1.「장래희망은, 귀여운 할머니(将来の夢は可愛いおばあちゃん)」
著者:ハジョン


作者ハジョンはある日のコペンハーゲンからドイツベルリンに向かうバスの中で、デンマーク出身のジュリーに出会い仲良くなった後に家に遊びに行ったら「かわいいおばあちゃん」、ジュリーの母であるアネットに出会った。作者はそのアネットの「かわいらしさ」に一目で惚れてしまい、1年後アネットが暮らす家に数ヶ月間一緒に住みながら、彼女の生活を写真に納めることにした。

デンマークで暮らす1家族の家には彼女たちの歴史、そして生活哲学を基礎とした彼女たちのスタイルがあり、彼女たちの日々生活すルための営みを紡いでいる。
ちなみに、ある人に密着して写真を収めるというスタイルは作者が川島小鳥の未来ちゃんにインスピレーションを受けたそうだ。

2.「28歳、抵抗の自由研究」
著者:銀の森 

ZINE、「28歳、抵抗の自由研究」。
実は作者である銀の森さんは私の友人だ。
彼女の考え方や言葉、考えに触れ何度も救われている素敵な友人の1人で、今回ZINEを出すと聞いて読む日を心待ちにしていた。
彼女といつものように交わす会話、LINE、電話で交わしていた言葉が、このZINEを読みながら一つ一つ思い出しながら、けれども人と交わした会話ではなく彼女自身の言葉を自身と向き合いながら話しているように感じた。

当たり前かもしれないが、私の周りにいる友人、家族は私は私を通してしか認識することができない。私が自分の時間を全て生きて行く中で構築している世界があり、相手にもその時間が別にあり自分自身の時間を構築している世界があるということを時に忘れる時がる。
友人である彼女はよくコミュニケーションをとるし接している時間が比較的長いゆえにもっとその当たり前の事実を忘れがちになる。
そんな時にこのZINEはその当たり前の事実を私に思い出させてくれた。

3.「シャーリー」
著者:森薫

新刊では無いのだが、久しぶりに手が伸びて読んでしまった森薫の「シャーリー」(先日高山に旅行に行った際にカレー屋さんでこの本が置いてあり久しぶりにてにとった。
森薫さんといえば漫画の背景となる時代の文化、背景になるものを徹底的に調べることで有名で(というかその興味が先にあり漫画に続くパターン?)、その書き込みの細かさと確かな知識の基盤が漫画でありながらリアリティーがありかつ読む人のロマンも刺激してくれる作品を作ってくれる。
その中でも「シャーリー」は森薫さんのライフワークと位置付けられている作品で10年から15年に1冊しか出ないという貴重な一冊。だが私はこの本が1番好きでもある。初めて会ったのは大学入る前の池袋のBOOKOFF。だがもうその時から8年も経っているが今だ次巻は発売されていない。

4.「スカートと女性の歴史」
著者:キンバリー・クリスマン=キャンベル


スカートの流行の変化、スカートに対しての眼差しの時代の変化をまとめた一冊。昔、服に興味がある人は自分とは遠い世界の人のように感じていた。VOGUEやBAZZARのような海外雑誌を読みブランド品を買おうとしている人たちに対してまるで理解ができなかった。それはある意味自分が他人に対してどう見えるか
のみに気にしているような気がして少しばかにしていたのと同時に自身をそこまでの着飾るお金を使える、時間を使える人が持つ自身への自信が羨ましさが混ざっていたのだと思う。
服を買うことは自身に対しての投資であり、ただ他人に対してどう見られたいのかだけではなく自己表現の手段の1つという側面があるのを知ったのはだいぶ時間が経った後だった。
幼少期のある経験を通して服を着飾るということは嘲笑の対象になることと直結してしまっていた自分は今その時受けた視線に対して克服をしている時期でもある。この本はその助けになった1冊でもある。

5.「つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマー療法をやってみた」
著者:伊藤絵美


今年の1つの目標に自分の特性を知る、内面を知る努力をするというものがある。
その足がかりにしているのがこの本の作者の「セルフケアの道具箱」だ。
今回はその延長線上で手にした本だ。
この本を読んですぐ気付いたわけではないがこの本を読んだ後私が持つ心の不調の種類の中には「癇癪」という現象があるのでは無いかと思うようになった。その人が別に悪いわけでは無いのだが自分の非として認めたくはない、もしくは中々おもい通りに行かない時、また理屈では自分のことを責めているわけでは無いのに勝手に否定されたような感覚を抱きメンタルバランスが大きく崩れる時がある。子供だろっと思われるかもしれないが、無意識的に行っておりそれに対して現在まで対処できる方法を見つけられていない(なぜならそれが癇癪だと自覚もしていなかったから)
実際に内面に向き合う時間は思ったより難関を極めており、今年の目標は達成されるかちょっと雲行きは怪しいがそれでも自覚ができただけでも一つ進歩として捉えたい。



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