スコッチグレイン オデッサ(916DBR)の経年変化
こんにちは。
今回は手持ちの靴の写真を見せびらかしていきたいと思う。
前置き
テレワーク等が普及してきているとはいえ、大抵のサラリーマンの方はまだまだスーツに革靴で出勤しているのではないだろうか。
革靴とは仕事に行く時に身に着けるものであり、必要性がなければ履きたくないという人が大半だろう。
しかし、中には何を間違ったのか革靴を好きで履いている奇特な趣味を持つ人間も存在し、僕もその1人である。
興味がある商品があるからといって何でも買えるような収入ではないので、まずはインターネットで通販ページや購入者がアップしている写真を調べ、その後店舗で実物を見ることが多い。(いきなり試着してその場で購入できる財力が欲しいものである。)
これは同じ趣味を持っている人であればわかるのではないかと思うが、革靴は履くと必ず皺が入り見た目の変化が発生するため、通販ページよりも実際に使用された後の写真を重点的に見たいのである。
だが、意外とこれがなかなか満足する量を見つけることが難しい。
ファンの多い高級ブランドの靴であれば多くの写真が上がっていたりするのだが、中価格帯の商品は購入直後のレビュー的な投稿が多く、数年経過した姿を見る機会にはあまり恵まれていない。(高価な商品の方が承認欲求を満たせると思うので当然ではあるが。)
タイトルの靴は購入後4年半以上経過している。同じモデルの購入を考えている人の参考になればと思う。
購入時の話
購入年月:2018年3月
購入モデル:オデッサ 916DBR
価格:42,120円(2022年12月現在は46,260円)
個人的にメーカーに関する蘊蓄を語りだすブログや動画が苦手だ。「パラブーツの名前の由来はパラ港で~」みたいなことを言い出したらページを閉じる。
検索すれば出てくる情報は聞きたくないのだ。無駄だから。そういう訳でスコッチグレインについて知らなければ公式ページを検索して欲しい。
社会人になって数年が経ち、仕事用のまともな靴が1足欲しいと思い、直営店舗で試着して購入した。
サイズ選びについてはまた別の機会に書きたいが、店員に足を計測してもらったうえで試着し、納得して購入したにもかかわらず今思うと少し大きめのサイズを買ってしまったと感じており、前半分にインソールを入れて運用している。
サイズが合っていないことに気付くと売ってしまったりもするのだが、初めて購入した本格靴ということで愛着もあり今でも手元に残っている。
そんな訳で、若干大きめの状態で履いた結果なんだなと思いながら見てほしい。
外観紹介
オデッサの良い点・気になる点
良い点
価格に対する革質
ほぼこれに尽きる。年々靴の値上げが進んでおり、グッドイヤー製法である程度の革質を求めると5万円は超えてしまうことが多いはず。
オデッサは5万アンダーだが、数万円上の価格帯の靴と比べても悪くない革だと思う。10万円クラスのものと比べると流石に勝てないなと感じるのだが。作りが丁寧
これはオデッサだけではなくスコッチグレイン全般に言える点で、縫製だったりウェルトの造形などはとても綺麗に作られている。
他人にそんなに細かいところを見られることはないけれど、手入れの際にちょっと気になる・・・となることはないだろう。
気になる点
踵が緩い
よくスコッチグレインで言われる点である。僕の場合はそもそもサイズが大きいので緩くて当然だ、という話もあるのだが。
ただ、後ろから見たときの形は履き口に向けて狭まっていくわけでもなく、シューツリーを入れてもツリーと踵の革の間にはスペースができるため、あまり締まった作りではないのだろう。
別に脱げるほどカパカパという訳でないので、こんなもんだろうと思っているものの、タイトフィットジャンキーには物足りないかもしれない。
おわりに
いかがだっただろうか。個人的には4年以上履いてこの状態であればかなりいい方ではないかと思う。
最後にちょっと欠点も書いてしまったが、結局革靴は革の良し悪しで評価が決まるものだと思うので、4万円台であることを踏まえるととても優秀だ。
コスパ重視でビジネスシューズを探すときはぜひ候補にいれてみて欲しい。