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株価暴落にも強い!高配当銘柄で作る鉄壁の資産防衛術

「株価暴落」「世界経済の混乱」「インフレの加速」…

こんなニュースを目にするたび、投資家の皆さんは胸が締め付けられる思いになっていませんか?😱
かくいう私もその一人です😅

株式市場の荒波に翻弄され、資産が目減りするかもしれないという恐怖。
それは多くの投資家が経験するものです。

直近でも8月2日に2,216円の下落(日経平均下落幅3位)
続く8月5日には4,451円の下落(日経平均下落幅上位1位)
日経平均下落幅の過去最低を更新しました。
年初からの7ヵ月の上げを1ヶ月も経たずに飲み込みました…

日経平均のチャート(2024年)

このように、株式市場は上げるときもあれば、当然下げるときもあります。しかし、こんな荒波の相場の中でも、ひときわ輝きを放っている存在がいます。それが「高配当銘柄」です。

「でも、高配当銘柄って、成長性に欠けるんじゃないの?🤔」
そう思われるかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。

適切に選別された高配当銘柄は、安定した配当に加えて長期的な株価上昇も期待できるのです。つまり、「守り」と「攻め」を両立できる理想的な投資対象と言えるでしょう💪

さらに高配当銘柄投資は、近年注目を集めているFIRE(Financial Independence, Retire Early)戦略の強力な味方でもあります。

安定した配当収入は、早期退職後の生活を支える重要な収入源となります。実際、高配当銘柄を中心としたポートフォリオ構築により、40代での早期退職を実現した投資家も少なくありません。

「労働収入から投資収入へ」
「経済的自由の実現」
「人生の選択肢を広げる」

高配当銘柄投資は、単なる資産運用の手段を超えて、あなたの人生設計そのものを変える可能性を秘めているのです✨

このnote記事では、高配当投資に関する以下の情報をお伝えします。

  • 高配当銘柄の真の魅力

  • 銘柄選びの極意

  • FIRE戦略における高配当銘柄の活用法

  • 今すぐ始められる具体的な投資方法

これらを、データと実例を交えながら、わかりやすく説明していきます。

投資初心者の方はもちろん、すでに投資経験をお持ちの方、そしてFIREを目指す方にも、新たな気づきをご提供できると思います。

さあ、市場の荒波を乗り越え、安定と成長を両立させる高配当銘柄の世界、そして、その先にある経済的自由の未来へ。共に、新たな投資と人生の扉を開きましょう。


市場暴落の中で輝く高配当銘柄の魅力

2022年、世界の株式市場は大きな混乱に見舞われました。S&P500指数(SPX)が-19.6%も下落する中、S&P500高配当指数(SPYD)は-9.4%と下落率は半分以下です。さらに、SPYDの配当利回りは平均4%以上を維持しました。つまり、市場全体が大きく下落する中でも、高配当銘柄は投資家に安定したリターンをもたらし続けたのです。

2022年のS&P500(SPX)のチャート
2022年のS&P500高配当指数(SPX)のチャート

なぜ、このような差が生まれたのでしょうか。その理由は高配当銘柄の特徴でもある以下の3点にあります。

  1. 安定した事業基盤
    高配当企業は多くの場合、成熟した産業で安定した事業を営んでいます。

  2. 健全な財務体質
    高配当を維持できる企業は、通常、強固な財務基盤を持っています。

  3. 投資家からの信頼
    定期的な高配当は、投資家に安心感を与え、株価の急激な下落を抑制します。

このように、高配当銘柄は市場の荒波の中で、
投資家の資産を守る「守りの要塞」としての役割を果たしたのです。

しかし、高配当銘柄の魅力はこれだけではありません。
次の項目では、高配当銘柄の基本的な特徴について、さらに詳しく見ていきましょう。

高配当銘柄とは? 初心者でもわかる3分解説

概要

高配当銘柄とは、簡単に言えば「平均以上の配当を支払う企業の株式」のことです。では、具体的にどのような特徴を持っているのでしょうか。

  1. 高い配当利回り
    配当利回りとは、株価に対する年間配当金の割合を指します。
    例えば、株価が1000円で年間配当が50円の場合、配当利回りは5%となります。一般的に、市場平均の2倍程度の配当利回りを持つ銘柄を高配当銘柄と呼びます。(2024年8月現在、日経平均採用銘柄の配当利回りの平均は2.01%となっています。)

  2. 安定した事業基盤
    高配当銘柄の多くは、公共事業、金融、不動産、消費財など、安定した需要のある産業に属しています。これらの企業は、景気変動の影響を受けにくく、安定した収益を上げる傾向があります。

  3. 成熟期の企業が多い
    高配当を維持できる企業は、多くの場合、成長期を過ぎて安定期に入った「成熟企業」です。急激な成長は期待できないものの、安定した利益を株主に還元する余裕があります。

高配当銘柄と一般的な成長株の違い

高配当銘柄と一般的な成長株の違い

当然、全ての銘柄が上記に当てはまる訳ではありませんが、こういった傾向がみられます。

高配当銘柄投資の5つの強み

高配当銘柄投資には、以下の5つの強みがあります。

  1. 安定的な収入源
    高配当銘柄からの配当は、定期的で予測可能な収入源となります。毎月配当をもらえるように銘柄を組み合わせることで、給与のような安定した現金フローを得ることができます。

    例えば、以下の3つの投資信託を購入することで毎月配当をもらえます。
    ①SBI日本高配当株式ファンド(年4回決算型)
     予想配当利回り:4.5% 配当月:1月、4月、7月、10月
    ②SBI・V・米国高配当株式インデックスファンド(年4回決算型)
     予想配当利回り:3.2% 配当月:2月、5月、8月、11月
    SBI欧州高配当株式ファンド(年4回決算型)
     予想配当利回り:6.12% 配当月:3月、6月、9月、12月

    ①に260万円、②に375万円、③に196万円、
    合計840万円ほど元金があれば、毎月3万円の配当をもらうことができます。

  2. インフレヘッジ
    多くの高配当企業は、インフレに応じて価格を調整できる事業を展開しています。また、配当自体も時間とともに増加する傾向があり、インフレによる資産の目減りを相殺します。

  3. 複利効果の最大化
    配当を再投資することで、投資家は複利効果を最大限に活用できます。長期的には、この効果が大きな資産形成につながります。

  4. 株価変動の緩和
    高配当銘柄は一般的に株価の変動が小さく、ポートフォリオの安定性を高めます。これは、定期的な高配当が株価の下支えとなるためです。

  5. 長期的な資産形成
    安定した配当収入と緩やかな株価上昇の組み合わせは、長期的な資産形成に理想的です。特に、複利効果を考慮すると、その威力は絶大です。

このように、高配当銘柄投資は「守り」と「攻め」のバランスが取れた投資戦略と言えます。

次の項目では、現在の経済環境において、なぜ高配当銘柄が注目されているのかを詳しく見ていきましょう👀

世界経済の不確実性が高まる今、なぜ高配当銘柄なのか

現在の世界経済は、かつてないほどの不確実性に直面しています。その主な要因は以下の通りです。

  1. インフレ圧力
    2022年以降、世界的にインフレ率が上昇しています。日本でも、長年のデフレから脱却し、インフレ傾向が強まっています。このような環境下では、安定した配当収入は重要な意味を持ちます。高配当銘柄は、インフレによる資産の目減りを相殺する役割を果たします。

  2. 金利の変動
    各国の中央銀行がインフレ抑制のために金利を引き上げる中、債券投資の魅力が相対的に低下しています。一方、高配当銘柄は、債券に匹敵する安定した収入源となり得ます。

  3. 地政学リスク
    ウクライナ紛争や米中対立など、世界各地で地政学的リスクが高まっています。このような不確実性の高い環境下では、安定した事業基盤を持つ高配当企業の価値が際立ちます。

  4. 景気後退の懸念
    インフレ抑制策による景気後退のリスクが高まっています。景気後退期には、高配当銘柄は相対的に強い耐性を示す傾向があります。

このように、現在の経済環境は高配当銘柄にとって追い風となっています。投資家にとっては、ポートフォリオの中核に高配当銘柄を据えることで、不確実性の高い市場環境に対応できる可能性が高まります。

次の項目では、このような魅力的な高配当銘柄をどのように選べばよいのか、解説していきます。​​​​​​​​​​​​​​​​

失敗しない高配当銘柄の選び方

高配当銘柄を選ぶ際、単に配当利回りの高さだけを見るのは危険です。以下の5つの指標を総合的に判断することが重要です

  1. 配当利回り
    市場平均の1.5〜2倍程度が目安。ただし、極端に高い配当利回り(例:10%以上)は要注意です。財務や過去の配当実績を必ず確認しましょう

  2. 配当性向
    純利益に対する配当金の割合。一般的に30%〜60%が健全とされますが、一概には言えないので他の指標と合わせて見ていく必要があります。
    配当性向に関する説明はコチラ↓
    https://note.com/tou_zi11724/n/ndc68a0920aa7

  3. 負債比率
    総資産に対する負債の割合。業種にもよりますが、50%以下が望ましいでしょう。

  4. フリーキャッシュフロー
    事業から生み出される現金の余剰。配当金総額を上回るフリーキャッシュフローがあることが理想的です。

  5. 配当成長率
    過去5年間の年平均配当成長率。インフレ率を上回る成長が望ましいです。

チェックリスト:

□ 配当利回りは市場平均の1.5〜2倍か
□ 配当性向は60%以下か
□ 負債比率は50%以下か
□ フリーキャッシュフローは配当金総額を上回っているか
□ 配当成長率はインフレ率を上回っているか

注意すべき点:

- 極端に高い配当利回り
- 急激な配当カット(減配)の履歴
- 業績悪化の兆候
- 競争環境の激化

これらの指標を注意深く分析することで、持続可能な高配当を期待できる優良銘柄を選定することができます。また、各指標を見る際には、1年分の点で見るのではなく、過去からの推移を見てあげるとより精度が上がるのでオススメです。

次は、高配当銘柄投資を続けた先に見えるFIRE戦略を見てみましょう。

FIRE戦略における高配当銘柄の重要性:早期退職の夢を実現する

FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、経済的自立を達成し早期退職を目指す生活戦略です。高配当銘柄投資は、「守り」と「攻め」のバランスがとれた戦略なので、FIREを目指す際の収入源の一つとして重要な役割を果たします。

ここで、FIREを達成するためのシミュレーションを一例として挙げておきます。

FIRE達成のシミュレーション例

30歳で月10万円の投資を始め、55歳でFIRE達成を目指す場合
条件は以下の通りとします。

  • 想定年間利回り:4%

  • 配当成長率:年7%(全業種平均9.4%)

  • 株価上昇率:年5%(S&P500の年率リターン平均7%)

シミュレーション結果(参照:https://omae3.com/tool/bunpaisim/BunpaiKeisan.html)

25年後の年間分配金(税引き後):約520万円
月の分配金(税引き後):約43万円

いかがでしょう?
過去の平均より低い配当成長率、株価上昇率を設定しているので、過去の実績より控えめに算出していますが、
それでも25年間で月43万円の不労所得を得ることができる想定になります。

毎月の積立額をもっと増やしたら?もし増配率がもっと高かったら?
シミュレーションしてみることでワクワクしますね🤭

このように、高配当銘柄投資はFIRE戦略の重要な柱となり得ます。
もちろん、高配当銘柄だけでFIREを目指しても良いのですが、リスク管理や多様化の観点から、他の資産クラスとのバランスを取りながら取り組むことも重要です。

株式購入にあたって抑えておきたいこと

では、実際に銘柄を買うにあたり、気をつけるべきことは何でしょう?
ここでは、高配当銘柄に限らず当てはまる考えるべき点をお伝えします

1. 投資金額の決定
必ず、余裕資金の範囲内で始めましょう。値動きに一喜一憂してしまう方も多いので、初めは気持ちが揺さぶられないくらいの小額から始めるのがおすすめです。

2. 銘柄の選択
「失敗しない高配当銘柄の選び方」を参考に銘柄を選んでみましょう💡
初心者には、高配当ETF(上場投資信託)から始めるのもよい選択肢です。

次に、高配当銘柄を行う上で欠かせないの長期投資について確認しましょう

3. 定期的な投資をコツコツ続ける
毎月一定額を投資することで、平均取得単価を抑えることができます(ドルコスト平均法)
安い時に多く買い、高い時は少なく買う。という戦略ですね
もらった配当金もコツコツ再投資することで、複利効果を最大化することができます。

4. ポートフォリオの定期的な見直し
四半年に1回程度、保有銘柄の業績や配当の持続可能性をチェックしましょう👀
上記チェックリストを活用するのも良いでしょう🙆‍♂️

5. 分散投資の実践
投資する際は複数の銘柄や業種に分散することでリスクを軽減することができます。『一つのカゴに卵を入れるな』といった喩えで言い表されますね。この原則は株式投資に限らず、資産運用の観点でも大切になります

6. 長期的な視点の維持
短期的な株価変動に一喜一憂せず、長期的な成長を見据えましょう。大丈夫です。外的要因で一時的に株価が下がっても配当は減りません。ただし、業績悪化による株価下落に関してはその都度判断してあげる必要があります

以上の手順とアドバイスを参考に、あなたも高配当銘柄投資を始めてみてはいかがでしょうか。
投資は長期的な視点で行うことが重要です。焦らず、着実に資産形成を進めていきましょう。

この記事を通じて、高配当銘柄投資の魅力と実践方法について理解を深めていただけたと思います。経済的自由への第一歩として、ぜひ高配当銘柄投資を検討してみてください😊

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