職人的非職人という生き方
「この道一筋」という人が大好きで憧れるんですが、どうやら自分には合っていないらしい。
ここまでの人生、そんなことを思い知らされ続けてきたような気がします。
もっと開いてみようと思って過ごした半年間、たくさんのものをつくり色々な素材や工法を学んだこの期間は自分にとってとてもエキゾチックで安らかだった。
社会的には「この道一筋」で一流を極めることができた人が沢山の人に認められて、成功する。
でも自分のように色々なことに興味のエネルギーが向いてしまってどうしてもコントロールできないんだって人も少なからずいると思う。
でも、例えばプロダクトデザイナーは専門職でもあれば、逆に分野を跨いで知識と経験を持つことでそれらをつなぎ合わせる職能でもあると思う。
器用貧乏を極めれば器用富豪になれることもあるらしい。
だから、職人的でないことに職人になってみてもいいのかもしれない。
職人のように、非職人であること。
別の言い換えをすれば「プロ素人」であること。
もっと言い換えれば「一流の三流」であること。
行き当たりばったりを全面的に肯定してあげる。
素直な感覚が、自分にとって一番自然な道を教えてくれるから。
だから今年は「職人的非職人」であることを始めてみようと思います。
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