白昼夢の青写真 case0
終わってしまった
終わった後の喪失感が襲ってきてます。
まさか小さいころからの思い出を追体験するとは思ってなかった。ところどころにcase1-3の子たちがちらちらするのが、徐々に謎が解けていく感じがしてよかったね。セリフとか、ああ、あの時のセリフだ、この時の体験があのセリフなんだなとか。多分何回読み直しても面白いはず。
case0後半、世凪が今までの世凪と変わっていく経過をたどるのは結構くるものがあったかな。
完走の感想
今全部終わって思い返すと、物語の中の物語なのでcase1-3はあんなにきれいだったんだなと。最後どうして別れで終わるんだろうっていうのも疑問だったけど、そこもちゃんと理由があって。
あと遊馬は大事なキャラだった。遊馬は遊馬のなかの正義を最後まで貫きとおして終わった後もがんばっているわけでしょう。許せねぇなっておもったこともあったけれど、キーパーソン。
最後は海斗がちゃんと語り続けた結果が形として表れてよかったなぁって。現実にいるわけではないけど、出雲も一緒にみんなで暮らせる幸せな世界はお母さんの時に望んでいたのと同じようなものだと思うので。
っていうか出雲、役者。梓姫さんのアドリブとか出雲おまえ…って。アンドロイドスゲー。
あと当たり前っちゃ当たり前なんだけど、case1-3の見かたというかとらえ方がcase0を読んで大きく変わりました。ひとつ次元が下がったというかなんというか。
あくまでcase1-3は作品なんだよね。case0が現実。
そうとらえると、case1-3の個別の終わり方がどうっていう話は、case0まで視野を広げてみないとあんまり意味ないんじゃないかなって気がしちゃう。
終わり方の話
あ、全体のエンディングは文句なしのハッピーエンド派です。
ただ、幸せなエピローグがあるから、とかそういう話ではないと思う。
上でも書いた通りcase1-3はそもそも世凪の書いた物語なので、ハッピーエンドかバッドエンドとか、そういう話はあってないようなものな気がして。世凪が海斗との幸せをイメージできたから産まれたエピローグっていうのはそれはそうなんだけど、そもそもその話も仮想空間の中の世凪に聞く話じゃんね。
結局のところ、世界がどうとか、二人のおかれている状況がどうとかというよりは、二人がちゃんとお互いのことを理解して想いあって行動をしたという事実、ここがハッピーエンドといえるところかなと。
その結果世凪とまた会えて、それぞれの物語の幸せなシナリオができたんでんだよねと思っている。
雑記
通して、やってよかったです。きっかけはパッケージイラストのひとめぼれだったけれどちょろいタイプなのでまんまとハマってしまいました。物語の仕掛けを何も知らないで読み進めていくのはやっぱり幸せ。登場人物が多そうに見えてなんだかんだ実は少なかった(と自分は思っている)のでその分1キャラの気持ちを多く感じることができた気がします。
曲がいい。曲がまじで良い。絵もめちゃくちゃ好み。いうことないよね。
ちょっとマジで私は何を買えばよいのでしょうか。
ボーカルコレクション買えばいい?それともswitchのコレクターズエディション買う?(まだ売ってるのか?)
ありがとうございました!
p.s おまけエピソードめちゃくちゃ面白かったのでみんな見たほうが良いよ。
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