美味しそうなパン屋の近くでえずいてる女がいたら私です。
絵はAdoの「うっせぇわ」を真似て夫が描いてくれました♡←絵が怖いのでハートつけてみました。
さて、今日は、あるにおいがめちゃくちゃ苦手というお話です。
会社の近くにあるパン屋が臭いんですよ。
何のにおいかわかんないんですけど、どうしようもなく臭い。
誇張表現でもなんでもなく、あのパン屋のにおいを嗅ぐと吐きそうになります。
普通、パン屋っていい匂いですよね?甘いパンの匂いも混ざって、むしろ幸せを感じる部類です。私も会社のそばのパン屋以外で臭いなんて思ったことありません。
会社のそばに最近できたあのパン屋も、たぶん他の人にとっては何ともないんだと思います。
あまりに臭くて、会社の同僚に「あのパン屋臭くないですか?!」と訴えたんですけど、同感してくれる人はいませんでした。
「そんな変なにおいした?」
「ごめん、わかんない」
「何も感じたことないよ」
「よく人並んでるよね〜」
私以外、誰も臭いと思ってないという孤独。
100億光年の孤独。
臭いでしょうよ!子供だったら鼻つまんでるレベルだよ?!
確かに、朝っぱらから人並んでたりするんですよ。帰りには行列できてることもありますし、きっと人気なんでしょう。
店の壁に貼られてるポスターもオシャレだし、写真のパンもおいしそうです。
でも!!!
でも私にとっては臭い!!!
めちゃくちゃ臭い!!!!!
ココナッツくらい臭い!!!!!!!←ココナッツとんでもなく嫌いです。
美味しそうなパン屋の前でえずいてる女がいたら、それはきっと私です。
咳してるかもしれませんが、風邪じゃないですよ。気持ち悪さから咽せてるだけです。
で、私は対策に乗り出しました。
対策①息をとめる(基本)
……無理!
息持たない。持たない上に、止めてた分余計に息を吸い込んで余計気持ち悪いという悲しみ。
却下。
対策②口で息をする(応用)
あ、これならいけるかも、息できるし!
と思ったら、口から息を吸う時にわずかながら鼻から息を吸ってしまうのかやはり臭い。
鼻つまめばいけるのかもしれないんですけど、さすがにそれはできないので却下。
対策③別ルートで会社にいく(違う角度から)
夫「そんな臭いならその店の前通らなければいいじゃん」
なるほど。
ということで別ルートで通勤。
もちろん臭くありません。朝から不快なにおいをかがなくていい。平和そのもの。
……でも、ほんとにこれでいいのか?
何でしょう。この、なんとなく戦いに負けた感。
私は何も悪くないのにわざわざ別ルートで通うなんて恥ずかしくないのか?
あんな最近できたパン屋のために慣れた通勤ルートを変更するのか?逃げるのか?
そうだよ、私の方がもともとここを通ってきてんだよ。あのパン屋の方が新参者じゃないか。
私は負けない。正々堂々と正面から戦う。
ということで却下!
対策④冬だけの暫定対応(発展)
結果的に、パン屋の前を通る際には、現在は鼻から下をマフラーに埋めて口で息をしつつ通ってます。口で必死に息をしてるマヌケな顔も見られなくて済むし、マフラーの中の空気は汚染が少ないのでなんとかやってます。
冬が終わった後については、また冬が終わってから考えてます!
それにしてもあのにおいのもとは何なんでしょう。
何なんでしょうと言われても困りますよね。
でも絶対嗅いでるはずの会社の同僚に聞いても、そもそもそのにおいに気づいてないので「何のにおいなのか」っていう議論ができないんですよ。
みんなが気にしてないにおいがこんなに気持ち悪いって、もしかして私めちゃくちゃ鼻がいいんですかね?
だから夜寝てる息子(保育園児)の口が臭いのでしょうか。
ところで、マフラーの中で口で息する作戦が連日うまくいっていると、パン屋がどんなにおいだったかすっかり忘れて、あれどんなにおいだったかな?と怖いもの見たさ(臭いもの嗅ぎたさ?)で軽く一瞬息を吸って、「そうそうこれこれ!このにおいよ!くっさー!!!!」っていうのをやってます。
……もはや、あのにおいを嗅ぎたいのか嗅ぎたくないのかわからない。
あれは本当に一体なんのにおいなんだ!!!
おしまい。